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最高経営層は、千葉大学における環境・エネルギーマネジメントシステムの適切性・妥当性・有効性 を確実にするため、少なくとも年1回見直しを行う。

(1) 見直しの時期

① 定期の見直し

毎年1回定期の見直しを行う。

② 臨時の見直し

最高経営層が必要と判断したときに臨時の見直しを行う。

(2) 見直しの対象

見直しの対象は、次のとおりとする。

① 環境・エネルギー方針

② エネルギーパフォーマンス及びエネルギーパフォーマンス指標

③ 環境目的・目標

④ 環境・エネルギーマネジメントシステムの①、②、③以外の要素(資源の配分を含む)

(3) 見直しのための情報

見直しのために次の情報を用いる。

① 環境・エネルギーマネジメントシステムの内部監査結果

② 目的及び目標の達成状況

③ 法規制及びその他の要求事項の順守評価結果

④ 組織の環境パフォーマンス評価結果

⑤ 組織のエネルギーパフォーマンス及び関連するエネルギーパフォーマンス指標の評価結果

⑥ 次期に向けて計画されたエネルギーパフォーマンス

⑦ 教育研修の実施状況

⑧ 是正措置及び予防措置の状況(要改善点の達成状況)

⑨ 学内外の関連する利害関係者からの要望

⑩ 周囲の状況の変化(法規制の制定・改訂、その他の要求事項の変更、新技術の開発等)

⑪ 前回までの最高経営層の見直しの結果に対するフォローアップ状況

⑫ 改善のための提案 (4) 見直しの手順

① 環境管理責任者は、環境ISO事務局に指示して、前項(3)に関する情報を収集し、最高経営層に 提供する。

② 最高経営層は、①の情報に基づき、継続的改善への約束に照らして見直しを行う。

③ 最高経営層は、前項(2)に関する要素の変更の必要性を判断し、その結果を「最高経営層による見 直し記録」に記述する。

④ 最高経営層は、「最高経営層による見直し記録」を環境管理責任者に提出する。

⑤ 環境管理責任者は「最高経営層による見直し記録」に基づき、変更の手続を開始する。

⑥ 環境管理責任者は、環境ISO企画委員会に見直し結果を報告するとともに、環境ISO事務局に対 して学内への伝達・周知を指示する。

⑦ 環境ISO事務局は、キャンパス責任者や部局環境責任者などを通じて、学内に周知する。

(5) 帳票様式

・最高経営層による見直し記録 CHU460-1

A大学 B大学 C大学 D大学 E大学 F大学 G大学 H大学

千葉

大学 I大学 J大学

東京

大学 L大学 M大学 N大学 O大学

創立年 1870 1862 1870 1949 1949 1949 1949 1872 1911 1876 1907 1877 1871 1897 1931 1911 建物延べ面積

(㎡) 426,300 471836

(※1) 498,046 212,988 381,797 631785

(※2) 455,202 905,000 483,282 770,946 997,674 1,659,345 790,830 1,250,778 979,331 995,705 構成員(人) 14,922 14,999 17,443 11,091 16,358 22,966 18,998 21,048 19,211 22,039 24,098 38,508 18,918 34,386 29,546 26,585 エネルギー

消費量 (万GJ)

68.8 77.3 83.0 54.1 66.7 97.7 85.1 147.0 77.3 303.0 230.7 363.0 140.9 252.3 228.8 186.0 エネルギー

原単位 (MJ/㎡)

1,613.9 1,638.3 1,666.5 2,539.0 1,746.4 1,547.1 1,869.5 1,624.3 1,599.5 3,930.8 2305.3 2,187.6 1,781.0 2,254.0 2,336.3 1,868.0 千葉大学の比 100.9 102.4 104.2 158.7 109.2 96.7 116.9 101.6 100.0 245.8 144.1 136.8 111.4 140.9 146.1 116.8

2013/

2007 - 2003~

2007 前年度比 前年度比 前年度比 2015/

2004

2008~

2015 前年度比 2030/

2005

2008~

2012

2030/

2006

2014/

2005 前年度比 前年度比 前年度比 エネルギ

ー原単位 - CO2

排出量

エネルギ ー原単位

エネルギ ー原単位

エネルギ ー原単位

CO2 排出量

CO2 排出量

エネルギ ー原単位

CO2 排出量

CO2 排出量

CO2 排出量

CO2 排出量

エネルギ ー原単位

電力 使用量

CO2 排出量 8%以上

削減 - 6%削減 1%以上

削減 1%削減 1%削減 原単位で 15%削減

毎年2%

の削減 1%削減 35%減 毎年

2%減 50%減 20%減 2%減 1%減 1%減

※1:延べ面積は544274㎡であるが、使用していない建物や寮の延べ面積を差し引いた面積

※2:延べ面積は655716㎡であるが、使用していない建物や寮の延べ面積を差し引いた面積

○国立大学による部門別エネルギー原単位(MJ/㎡)の平均 文科系 理・農学

工学系 医学系 付属病院 研究所

(文)

研究所

(理・農 学)

研究所

(工)

付属図 書館

本部・福利

厚生施設 宿泊施設 付属学校 情報

センター 歯学系 薬学系 研究所

(その他)

H21~H23 平均値の最低値 を採用

711 1,532 1,373 1,753 3,739 620 2,406 2,156 983 1,062 682 402 4,423 2,098 2,380 2,413 数値目標

※国立大学法人エネルギー使用量調査のまとめ(H25年3月)より抜粋

○他大学(旧官立大学であって、現在総合大学であるもの)における比較表<環境報告書2013より>2012年度のデータ

総合メディア 普遍教育 国際教育 フロンティア ベンチャービジネス アイソトープ 産学知財 総合安全 動物 図書館 真菌医学バイオメディカル 環境健康 基盤センター センター センター メディカル ラボラトリー 実験施設 機構 衛生機構 実験施設 亥鼻分館 研究センター 研究センター フィールド

H21年度 929 596 535 443 1,469 1,208 630 990 3,116 4,874 454 657 1,056 2,623 1,053 860 841 1,430 5,526 2,174 620 865 2,104 4,831 3,408 1,515 1,002 H22年度 939 678 625 456 1,597 1,288 527 986 2,720 4,531 445 723 1,019 2,844 1,257 1,016 928 1,493 4,983 2,287 703 1,043 2,362 5,667 3,749 1,611 1,098 H23年度 688 556 501 390 1,315 1,136 548 732 2,192 2,122 381 630 753 2,403 953 844 778 1,239 4,867 1,650 623 857 2,194 5,615 3,571 1,384 1,837 H24年度 632 546 539 396 1,470 1,149 564 770 2,274 2,261 411 668 942 2,663 995 653 733 1,205 5,123 2,154 628 804 2,321 5,551 3,645 1,422 2,265

対22年度比 67.3% 80.6% 86.2% 86.8% 92.1% 89.2% 107.0% 78.1% 83.6% 49.9% 92.4% 92.3% 92.4% 93.6% 79.2% 64.3% 78.9% 80.7% 102.8% 94.2% 89.4% 77.1% 98.2% 98.0% 97.2% 88.3% 206.4%

薬学部 工学部 図書館 環境

リモセン 分析センター 医学部

事務局 文・法経

学部 教育学部 附属学校 理学部 看護学部 附属病院 園芸学部

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

H21年度 H22年度 H23年度 H24年度

文系:711(MJ/

研究所(文):620(MJ/

理・農学系:1532(MJ/

工学系:1373(MJ/

医学系:1753(MJ/

付属病院:3739(MJ/㎡)

研究所(理・農学系):2406(MJ/

付属図書館:983(MJ/

本部・福利厚生施設:1062(MJ/

情報センター:4423(MJ/

研究所(工学系):2156(MJ/

歯学系:2098(MJ/㎡)

薬学系:2380 平均

エネルギー配慮対象設計の基準 CHU448-1

ver.1 2013 年 9 月 5 日

□エネルギー配慮対象設計の基準

千葉大学において、エネルギーパフォーマンスの改善の機会及び運用管理を考慮すべき 施設、設備、システム及びプロセスの新設、改造及び改修の設計は、千葉大学におけるエ ネルギーサービス、製品、設備及びエネルギーの設計のうち、下記に該当するものとする。

(1) 建物の新設又は改修

(2) プロセスの新設又は改修(自ら設計して行うものであって、エネルギー消費量 が 1.5KW もしくは 1 日 8 時間以上稼働することが見込まれるものに限る)

□エネルギー配慮対象設計の基本方針

エネルギー配慮対象設計にあたっては、千葉大学環境・エネルギー方針に従い、温室効 果ガス等の排出削減及び省エネルギ-、省資源、メンテナンスフリー、長寿命等費用対効 果を踏まえた環境負荷低減を目指す環境づくりの提案を求める。

前項(1)の設計については、下記(1)~(5)の項目をできる限り満たすことにより、省 エネ法で定められているPAL、CEC/AC、CEC/Vの「学校・事務所」に対して、

20%削減した値を達成することを目標とする。

※図中の数値は20%削減した数値を入れてある。

注)PAL 年間熱負荷係数。建築物の外壁、窓等を通じての熱の損失の防止に関する指標。

CECAC 年間空調消費エネルギー量(MJ/)/年間仮想空調負荷(MJ/)

CEC/V 年間換気消費エネルギー量(MJ/年)/年間仮想換気消費エネルギー量(MJ/年)

(1)快適かつ安全な執務環境 ~使用勝手に応じた、快適な執務環境の実現~

・室の使用頻度に応じた空調のON/OFF制御が可能なシステム

・きめ細やかな空調制御単位

・トイレや階段の照明への人感センサ制御などの省エネルギーシステム採用

(2)環境負荷の低減 ~気候風土に適応した自然環境共生型の環境建築の実現~

・庇、ルーバー、バルコニー、開口部の壁面緑化などによるペリメーター部の日射遮 蔽

・高断熱性、日射遮蔽性の高い Low-E ガラス及び複層ガラスの使用

・屋上緑化(ヒートアイランド防止や屋根面の温度上昇防止)

文系施設・一般校舎(学校×0.8) 理系施設・実験施設(事務所×0.8)

PAL 240 256

CEC/AC 1.2 1.2

CEC/V 0.8 0.64

(3)エネルギー・資源の有効利用

~省エネルギーに配慮した設備システム・機器の採用~

・熱源機器の安定稼働と小負荷対応を考慮した台数分割による高効率熱源システム

・水搬送エネルギーの低減が可能な変流量(VWV)システム

・外気を有効に利用する外気冷房システム

・CO2 濃度による最適外気導入量制御システム

・建物排熱の利用による外気負荷の低減が可能な全熱交換器システム

・空気搬送エネルギーの低減が可能な変流量(VAV)システム

・24時間使用対応、年間冷房対応、臨時使用対応に即した、個別パッケージ形空調 システム

・高効率機器の採用(高効率熱源機器、高効率空調機器、高効率モータ、高効率照明 器具、高効率変圧器など)

(4)効率的な維持管理 ~省エネルギーに配慮した維持管理の実現~

・熱源機器などの適正な配置

フリーザーの設置間隔は、メーカー推奨間隔の確保し、熱交換後の廃熱の再循環に よる効率低下を防ぐ。

エアコンの設置の際は機室内機から室外機までの距離ができるだけ短く設計し、効 率低下を防ぐ。

・エネルギー管理用として負荷種別毎の電力量計設置

(5)新エネルギーの活用 ~地域特性に合わせた創エネルギー計画~

・太陽光、熱利用

屋上や屋根などに設置可能なスペースがある場合、太陽電池や太陽集熱器を設置し て、発電した電力や熱を活用する。

・地中熱利用(参考項目)

地中に埋設した換気用チューブ等に空気を循環させて熱交換する。

・燃料電池(参考項目)

LP ガス等から水素を取出し、空気中の酸素と化学反応させ、水ができる過程で発生 する電気を利用する。

※参考項目:対費用効果を検討した上で、可能であれば利用を推進する項目。

前項(2)の設計については、以下の項目を含め、省エネルギー型の機器となっている かどうかを確認するものとする。

(1)機器の立ち上げ時間が適正かどうか

(2)適正なサイズかどうか

(3)力率改善するために進相コンデンサー又は直列リアクトルを設置しているかどうか

ver.1 2013/09/05 対象となる設計

部局・ユニット 記録者名

設計実施期間 記録作成日

エネルギー配慮対象設計の実施内容

□ きめ細やかな空調制御単位

□ 中間期における自然換気

備考

□ トイレや階段の照明への人感センサ制御など  の省エネルギーシステム採用

□ 庇、ルーバー、バルコニー、開口部の壁面緑  化などによるペリメーター部の日射遮蔽

□ 24時間使用対応、年間冷房対応、臨時使用  対応に即した、個別パッケージ形空調システム  の導入

□ 建物排熱の利用による外気負荷の低減が可能  な全熱交換器システム

□ エネルギー管理用として負荷種別毎の電力量  計設置

□ 熱源機器などの適正な配置

フリーザーの設置間隔は、メーカー推奨間隔の  確保し、熱交換後の廃熱の再循環による効率  低下を防ぐ。

エアコンの設置の際は機室内機から室外機まで  の距離ができるだけ短く設計し、効率低下を防  ぐ。

□ 地中熱利用(参考項目)

地中に埋設した換気用チューブ等に空気を循  環させて熱交換する。

□ 太陽光、熱利用

屋上や屋根などに設置可能なスペースがある  場合、太陽電池や太陽集熱器を設置して、発電  した電力や熱を活用する。

(2) 消費電力量1.5kW以上の機器もしくは一日8時間以上(夜間土日も含む)稼働することが見込まれ る機器の調達(配慮の内容を具体的に記入して下さい)

□ 夏期夜間のナイトパージが可能な計画

(吹抜けなどを利用して自然換気を行う)

□ 熱源機器の安定稼働と小負荷対応を考慮した  台数分割による高効率熱源システムの導入

□ 水搬送エネルギーの低減が可能な変流量  (VWV)システムの導入

□ 外気を有効に利用する外気冷房システムの  導入

□ 高断熱性、日射遮蔽性の高いLow-Eガラス及  び複層ガラスの使用

□ 屋上緑化(ヒートアイランド防止や屋根面の  温度上昇防止)

□ 空気搬送エネルギーの低減が可能な変流量  (VAV)システムの導入

□ 高効率機器の採用(高効率熱源機器、高効率  空調機器、高効率モータ、高効率照明器具、高  効率変圧器など)

□ CO2濃度による最適外気導入量制御システム  の導入

エネルギー配慮対象設計検討記録様式 CHU448-2

□ 室の使用頻度に応じた空調のON/OFF制  御が可能なシステム

(1)年間役務契約上で約80%を占める建物設備総合管理業務の調達(実施した内容にチェックを行って下 さい)

□ 燃料電池(参考項目)

LPガス等から水素を取出し、空気中の酸素と  化学反応させ、水ができる過程で発生する電気  を利用する。

□ アトリウム、トップライトなど室内への自然  光導入

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