50未 満
看護師やヘルパーは 24 時間
わ な
介護、看護が来る 4 〜 5 時間以 外は一人で過ごし、一人で死ん で行くのを良しとする社会。
365 日付き添うわけではないの で、訪問時以外は誰かが世話
をしなければならない。
身体の状態に変化があった際の判断や手配は家族が行うため 結果として家族の精神肉体的疲労が大幅に軽減されることはない 結果として家族の精神肉体的疲労が大幅に軽減されることはない。
参考文献:大塚宣夫「人生の最期は自分で決める
60
代から考える最後のかたち」ダイヤモンド社2013
年3
月終の棲み家の3条件
終の棲み家の3条件
快適な 生活の場
終の棲み家の3条件
生活の場
行き届いた 必要な時には 必要な時には
いつでも出動
介護 してくれる医療 してくれる医療 いつでも出動
現行で想定されている終の棲み家を上記の
3
条件からみてみると病院 医療中心で介護が不十分であると考えられ、生活の場と しての空間や潤いが貧弱である
現行で想定されている終の棲み家を上記の
3
条件からみてみると・・・・貧 特別養護
老人ホーム
医療提供体制が手薄。このため、重症になった際に病院 や診療所に移されることがある。
有料 老人ホーム
入居時の費用などが高い割に、重症化した際の医療や介 護などの対応に不安が残る。
自分の最期に関心をもち 自らの最晩年をシミ レ シ ンするなどして
参考文献:大塚宣夫「人生の最期は自分で決める
60
代から考える最後のかたち」ダイヤモンド社2013
年3
月自分の最期に関心をもち、自らの最晩年をシミュレーションするなどして、
すまいを含めた生活環境を主体的に整えることが重要ではないか。
平成24年度地域包括ケア研究会
地域包括ケアシステムの「 5 つの構成要素」
地域包括ケ シ テ 構成要素」
○ 地域包括ケアシステムを構成する要素として、これまで「介護」「医療」「予 防」「生活支援サービス」「住まい」という5つの構成要素を掲げてきた。こ れをより詳しく表現するならば 「介護・リハビリテーション」「医療・看護」
れをより詳しく表現するならば、「介護・リハビリテ ション」「医療・看護」
「保健・予防」「福祉・生活支援」「住まいと住まい方」となる。
〜中略〜
○ 従来は並列関係で5要素が理解されてきたが このように捉え直すことに
○ 従来は並列関係で5要素が理解されてきたが、このように捉え直すことに より、地域包括ケアシステムにおいては、「介護」「医療」「予防」という専 門的なサービスの前提として「住まい」と「生活支援・福祉サービス」の整 備があることが理解できる。
日本がこれから地域包括ケアシス テムを構築していくためには、医 テ を構築して くためには、医 療・介護・看護・福祉の各種サービ スの充実も重要であるが、
社会の変化に応じて、自らの人生 の最期をどのようにつくっていくか ということを国民一人一人が考え、
意識していくことも重要ではないか。
平成
24
年度老人保健健康増進等事業「<地域包括ケア研究会>地域包括ケ40
アシステム構築における今後の検討のための論点」,
P2
スマートコミュニティという考え方
スマートコミュニティとは
住民同士がお互いに快適に生活する空間
資源の節約
環境に優しく
情報通信技術 (ICT) の活用
賢い時間の使い方をして
人と人とのつながり方を環境と ミ ケ シ ンの側面から見直す考え方
環境に優しく 賢い時間の使い方をして人生を豊かに
人と人とのつながり方を環境とコミュニケーションの側面から見直す考え方 コンパクトシティと表裏一体 表裏
コンパクトシティとは、都市的土地利用の郊外への拡大を抑制すると同時に中心市 街地の活性化が図られた、生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な 都市 もしくはそれを目指した都市政策のこと
41
参考資料:細野助博「まちづくりのスマート革命̶主張する“まち”だけが生き残る」時事通信出版局 ,201
都市、もしくはそれを目指した都市政策のこと。
4. まとめ
• 日本の地域包括ケアシステムの本格的な展開は 2005 年の制度 改革により行われ、介護サービスと医療サービス提供の両側面か ら行われた
ら行われた。
• 医療サービスは地域医療連携(連携パス)、介護サービスは、多 職種連携によって、その推進が図られている。
包括 際的 「統合 促
• 地域包括ケアシステムは、国際的には「統合ケア」として、その促 進が図られているが、 Community-based な展開と同時進行を標榜 する政策はまれであり、国際的に注目されている。
• 地域包括ケアシステムの導入の背景には、社会保障費用の増大 やマンパワーの不足などがあり、介護保険制度では 3 つの観点
(給付・認定・ケアマネジメントの適正化、質の向上、予防の促進)
から改革が進められてきたが 十分な成果をあげておらず 国民 から改革が進められてきたが、十分な成果をあげておらず、国民 の意識を変えるほどの抜本的な改革を行わざるを得ない状況に ある。
地域包括ケ シ テム 導入 成否は 地域圏 新たな枠組み
• 地域包括ケアシステムの導入の成否は、地域圏の新たな枠組み つくり、地域固有の状況に応じた専門職の支援ネットワーク等、そ の方法論は多様であり、現在、その標準化が諸外国を含め、求め られている
られている。
42
ドキュメント内
「2025年に向けた新しい地域づくり -地域包括ケアシステムの構築を目指して-」
(ページ 38-43)