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時系列データの扱い

ドキュメント内 MS-Wordによる (ページ 77-82)

この章では、時系列データの扱いについて、説明します。Multi_Files モジュールや Loop モジ ュールを利用します。

5.1 Multi Files モジュール

このモジュールは、連番ファイルで時系列データが構成されている場合に便利なモジュールです。

ファイル名のリストを作成し、それを順番に読み込みモジュールに渡すことができます。

図 97 Multi_Filesモジュール

Multi_Filesモジュールは、上図のように、読み込みモジュールと接続して利用します。

※ 通常、このリーダーの入力ポートは表示されていません。

以降の操作でポートを出して、接続します。

また、図右は、ファイル名のリストを準備した後の表示例です。このように連番ファイルのリス トを作成し、そのリストの上から順番に、ファイル名を下に送ることができます。リーダー・モジ ュールがそのファイル名を順番に受け取りながら、以降の処理を行います。

このモジュールを利用するには、先に述べたように、リーダー・モジュールのファイル名の入力 ポートを表示させる必要があります。以下の図は、Read_Fieldモジュールによる例です。

まず、Read_Fieldモジュールの上でマウス右ボタンで表示されるメニューから、パラメータ表示 を選びます。

図 98 Read_Fieldモジュールのパラメータ表示

さらに、その中の filename の上でマウス右メニューから入力ポート追加を選びます。

図 99 filenameの入力ポート追加

次に、作成されたポートの上で、マウス右メニューから、ポートを出すを選びます。

図 100 filenameの入力ポートの表示

以上の作業で、ポートができます。

Read_Field モジュールをダブルクリックして、もしくは、マウス右メニューからクローズし、

元に戻します。

図 101 モジュールのクローズ

ポートができますので、Multi_Filesモジュールの出力と接続します。

Multi_Files モジュールは、あるフォルダにある複数のファイルのリストを作成するモジュール

です。まず、最初に Select ボタンをクリックします。

図 102 Multi_Files モジュールの Select

デフォルトでは、AVS/Expressのサンプルファイルのフォルダが開きます。

ここにある File Type で拡張子を指定してください(Read_Field モジュールの場合は、fld の

ままです)。また、図に示すように、データファイルは連番である必要はありません。そのフォル ダにある指定した拡張子のファイルがすべて表示されますので、abc 順に並んでいれば、それでも 結構です。File Selection にリストされたファイルをマウス左で選択し、OK ボタンをクリックし ます。

図 103 ファイルリストの選択

最初の「図 97 Multi_Filesモジュール」に示すように、Multi_Filesモジュールのパラメータ ーにファイル名がリストされます。このリストの中でファイル名をクリックすると、そのファイル 名が選ばれ、下流のリーダー・モジュールに送られます。

また、パラメーターの下部には、start step と end step 、また、increment を使って、自動再 生の設定を行います。再生ボタンを押すと、ファイル名を自動的に送ることができます。

5.2 Loop モジュール

Loop モ ジ ュ ー ル は 、 ル ー プ 処 理 を 行 い 、 そ の カ ウ ン ト 値 を 生 成 す る モ ジ ュ ー ル で す 。

Read_netCDF モジュールや Read_WRF モジュールのように1ファイル内に全ステップのデー

タがあり、モジュールのパラメーターでその時間ステップを指定する場合に、そのステップ値を生 成できます。

図 104 Loop モジュール

Loop モジュールは、上図のように、読み込みモジュールと接続して利用します。

※ 通常、このリーダーの入力ポートは表示されていません。

以降の操作でポートを出して、接続します。

また、右図は、Loop モジュールのパラメーターです。

Start/End Value と Increment を指定します。Run で実行すると、そのカウント値が生成され

ます。その値を、リーダー・モジュールの Time ステップに渡して、時間ステップのデータを連続 処理します。

まず、リーダー・モジュールからポートを出力します。

該当モジュールの上で、マウス右メニューからパラメーター表示を選びます。

図 105 Rd_netCDF_Fld モジュールのパラメーター表示

timeStepの左側のポートの上でマウス右メニューを開き、ポートを出すを選びます。

図 106 timeStepのポートの表示

Loop モジュールの count とこの timeStep を接続します。

そのデータの時間ステップにあわせて、Loop モジュールのパラメーターを設定し、Run で実行 します。

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