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時系列のビジュアライゼーション

ドキュメント内 Policy Making (ページ 70-77)

6.3 ビジュアライゼーションの実装

6.3.6 時系列のビジュアライゼーション

27 a)階層によりエッジ端の高度を変化させるビジュアライゼーション手法,b)時系列で存在 する取引クラスタ,c)重み付けの変化と描画するエッジの色の対応

28 ビジュアライゼーションの全体像

図34に提案手法を用いて可視化した2013年の取引クラスタを表示させたアプリケー ションを示す.アプリケーション左上のタイムスライダをスライドさせることで,取引ク ラスタの時系列での変化する様子を表示することが可能である.ビジュアライゼーショ ンから取引クラスタ内には青色,赤色,緑色のエッジが混在していることが読み取れる.

複数色のエッジの混在は取引クラスタにおけるエッジの重み付けの変化や張り代わりを 示しており,企業の取引関係は全国規模で年々変化していることがわかる.

29 提案手法による2011年と2012年のビジュアライゼーション

図29,30,31に2011年から2016年におけるtier1の時系列でのエッジの色の変化を 示す.2011年と2013年は青色のエッジが多く,2012年では赤色のエッジが多く存在す る様子が読み取れることから,各年ごとに描画された取引クラスタのエッジの集合体の 色に傾向があることが読み取れる.これは2011年に発生した発生した東日本大震災の影 響により,自動車産業の取引は2012年に一時的に減少したが,2013年には取引クラスタ におけるつながりが再構築されていると推測される.

30 提案手法による2013年と2014年のビジュアライゼーション

31 提案手法による2015年と2016年のビジュアライゼーション

32 宮城県の変化

図35に2012年から2014年における宮城県周辺での取引クラスタの変化を示す.2012

年はtier1,tier2ともに緑色のエッジが多く描画されていることから,新たな取引が創出

されていることがわかる.2013年にはtier1は青色のエッジが描画され,tier2は前年と 比較し緑色のエッジがさらに増加している.したがって2012年と比較すると取引クラス タにおける宮城県の1次取引は増加し,2次取引は新規取引が増加していることがわか る.そして2014年にはtier1は変化が無いが,tier2は青色や緑色のエッジが混在してい る.2012年,2013年と比較し2014年における取引クラスタは宮城県周辺での取引が拡 大しているしていることが推測される.このように新たな地域での取引が生じる場合,ま ず1次取引と2次取引が同時に生成され,時間が経過すると1次取引数が増加し,その後 2次取引数が増加していくことがわかる.

このように前の時点とのエッジ数の変化に応じてエッジの色を変化させて描画する手 法は,大規模な取引クラスタ内のエッジ数の変化を把握するのに効果的な手法といえる.

また提案する可視化手法を用いることで取引クラスタにおける新規取引が創出される時 の時系列での取引数変化のメカニズムを見出すことができた.

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