ICCAは、1998年、OECD(経済協力開発機構)が進めてきた 高生産量化学物質安全性点検プログラムに産業界の立場で協力、
推進することを決議しました。そして、2004年までに約1,000物質(日、
米、欧2地域で1,000t以上の生産物質)の評価を終えることを目 標に取り組んでいます。
旭化成グループは、このICCA HPV イニシャティブに1999年よ り参加しています。対象となる約1,000物質のうち、旭化成グルー プが製造しているのは30物質で、そのうち10物質についてコスポ ンサーとしてイニシャティブへの参加表明を行い、既に4物質につ いてはOECDでの評価が完了しています。残り6物質についても 関係先と連絡をとりながら鋭意進めています。
(1) ICCA HPV イニシャティブ
(高生産量化学物質安全性点検プログラム)
ICCAでは、化学物質のヒトの健康や環境への影響に関する未 解明な問題への対応や安全性評価技術の開発などに関し、長 期自主研究を進めています。日本化学工業協会では、このうち、「内 分泌かく乱」「神経毒性」「化学発がん」「化学物質過敏症」の 4分野での研究を推進していています。
旭化成グループは、この活動に「内分泌かく乱」の企画管理パ ネル委員として参画し、研究白書作成、応募テーマ審査、採択テ ーマに関するフォロー等の活動を行っています。
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製品安全活動
製品安全管理に関する旭化成グループ全体のシステムの構築および運用については、 RC担当役員のもと、 環境安全・品質 保証総括室が行っています。 また、 個別製品の製品安全については、 各事業会社がグループガイドラインである「製品安全対 策ガイドライン」に従って、 事業毎の製品安全リスクを考慮した管理を行っています。
2003年度には、全事業において、事業会社または事業部単位でのISO9001の登録移行を完了しました。 これを機会に、
ISO9001の仕組みに「製品安全対策ガイドライン」の内容を加え、 ISO9001を運用することで確実に製品安全が管理できるよ うに進めています。
製品安全対策のフロー
化学製品の安全性確保の流れ 機器製品の安全性確保の流れ
計画立案
製品の企画 用途、仕向地の明確化
法規・規格・基準の調査
製品の設計(試作機器の製作)
対象範囲の特定
危険事象の洗い出し
リスクの推定
リスクの評価
リスクの除去・低減 リスクの評価
用途、仕向地の明確化 法規・規格・基準の調査 危険有害性の調査
暴露状況の把握 不足データの取得
対外文書作成 製造・物流等の要件
法規・規格・基準への対応 製品の安全性
確保のため実 施する内容お よびスケジュ ールの作成
市場評価前検討
製品開発段階
製品上市前検討
安全性/リスク評価 リスクの除去・低減
使用法、廃棄法の把握
製品取扱者が負担する リスク内容、対策の明確化
対外文書の作成
製造・物流等の要件の確認・修正
使用法、廃棄法の把握
対外文書の見直し 製造・物流等の要件の実施
安全性/リスク評価 リスクの除去・低減
製品取扱者が負担する リスク内容、対策の明確化
対外文書の作成
製造・物流等の要件の明確化
製品上市後検討 製品供給段階
市 場 評 価 審 査
製 品 上 市 審 査
製品開発を するか
リスクが 管理可能か
安全か 終了
Yes No
No
No Yes
Yes
リスクアセスメント
・製造、物流等の要件
・取扱者への伝達事 項の明確化
製品安全対策
旭化成グループは、製品安全を確保するため、 「製造物責任」 「化学製品安全」 「機器製品安全」について、事例研究を 含めて定期的に教育を実施しています。また、各事業会社では、製品安全に関する2003年度の目標および計画を策定し、
その計画に従って製品安全活動を実施しました。事業会社内の各組織の活動状況については、事業会社が内部監査で
確認し、事業会社社長のレビューを受けました。また、RC担当役員の監査結果、委託先管理、仕入れ品の管理、関係会社
の管理等について、特に管理の強化を要請しました。
ICCAは、1998年、OECD(経済協力開発機構)が進めてきた 高生産量化学物質安全性点検プログラムに産業界の立場で協力、
推進することを決議しました。そして、2004年までに約1,000物質(日、
米、欧2地域で1,000t以上の生産物質)の評価を終えることを目 標に取り組んでいます。
旭化成グループは、このICCA HPV イニシャティブに1999年よ り参加しています。対象となる約1,000物質のうち、旭化成グルー プが製造しているのは30物質で、そのうち10物質についてコスポ ンサーとしてイニシャティブへの参加表明を行い、既に4物質につ いてはOECDでの評価が完了しています。残り6物質についても 関係先と連絡をとりながら鋭意進めています。
(1) ICCA HPV イニシャティブ
(高生産量化学物質安全性点検プログラム)
ICCAでは、化学物質のヒトの健康や環境への影響に関する未 解明な問題への対応や安全性評価技術の開発などに関し、長 期自主研究を進めています。日本化学工業協会では、このうち、「内 分泌かく乱」「神経毒性」「化学発がん」「化学物質過敏症」の 4分野での研究を推進していています。
旭化成グループは、この活動に「内分泌かく乱」の企画管理パ ネル委員として参画し、研究白書作成、応募テーマ審査、採択テ ーマに関するフォロー等の活動を行っています。
(2) ICCA−LRI
(Long-range Research Initiative:長期自主研究)
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化学物質管理 製品安全活動
国内外化学物質管理法の制定・改正への対応
日本では改正化審法(化学物質審査規制法)が、中国では新規 化学物質環境管理規則が施行され、欧州(EU)では「今後の化学 品政策の戦略(REACHシステム)」に基づく化学物質の大幅な規 制強化が検討されています。旭化成グループでは、これらの化学物 質規制に適切に対応するため、情報収集を行い、対応を検討しました。
また、新規化学物質の申請・届出は、「化学製品の法規制対応
に関する基準(国内版、米国版、EU版、韓国版)」に従って行ってき ましたが、今回、基準の一部である「国内新規化学物質申請チェッ クリスト(化審法、安衛法)」を詳細な内容に改訂し、さらなる管理強
化を行い、あわせて改正化審法への対応も終了しました。
現在、海外法規制についても同様なチェックリストの制定・改訂を 計画中です。
化学物質の安全性情報の発信・管理
旭化成グループは、取り扱っている化学物質(原材料、中間体、
製品、処理剤など)すべてを化学物質管理リストに登録し、活用して います。このリストには、化学物質毎に、国内外の主要法令該当状 況、主要な危険有害性情報及び労働環境での許容濃度などがま とめられており、日々の製品安全、労働安全衛生、環境保全活動に
役立てています。
また、化学物質(または化学製品)の安全性情報をMSDS(製品 安全データシート)、イエローカード、技術資料、パンフレットなどを通 じて顧客、輸送業者、その他の関係者に対し提供しています。
MSDSは、労働安全衛生法、PRTR法(化学物質管理促進法)
および毒物劇物取締法の3法で提供が義務づけられましたが、旭 化成グループでは法該当化学物質だけでなく、すべての化学物質(ま たは化学製品)につ
いてMSDSを作成し、
関係者への配付を進 めています。
化学物質安全性に関する国際的な調査・研究活動への参画
旭化成グループは、 日本化学工業協会を通じてICCA(国際化学工業協会協議会)が推進する化学物質安全活動に積極 的に参画しています。
MSDS