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日校教育授業での成績評価方法

ドキュメント内 大学における自校教育の導入実施 と (ページ 82-85)

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7. 日校教育授業での成績評価方法

成績評価の方法 ( 回答 1 95 授業) をみ ると、 「 出席状況 ( 1 44 授業 : 7 4%) 」、「レポー ト ( 1 43 授業 : 73%) 」を採用 している授業が多い。授業回 ごとに担 当教員が異なる場合が多 い 自校教育授業では、各教員が学生の理解度や反応 を把握できるよ う「 毎授業時の感想文、

作文、コメン トカー ド」も 7 0 授業 ( 3 6%)で活用 されている。 これ らの成績評価方法の採 用比率は、いずれ も 「 試験 ( 69 授業 : 35%) 」の採用比率 よ り高い。

むすぴとして

自校教育授業について、各大学の位置づけや実施形態は多様である。む しろ、その こと が 自校教育授業の特色や可能性 となっている。その一方で、授業運営や 「 質保証」の課題 も上がってきた。今後、自校教育授業については、授業評価結果や教育成果の検証 も含 め、

授業改善の視点に立ちなが ら、授業内容や方法の考察 を進 め七い くことも必要であろ う.

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日本教育学会第69回大会 (広 島大学) 発表抄録

自校教育授業における 「 到達 目標 」 と 「 学士 力育成

一実施大学の シラバス記載 とア ンケー ト調査結果か ら一

大川 ‑戟 ( 岩手大学)

は じめに

初年次教育や全学共通教育 として 「自校教育」 を導入す る大学が増 えてい る。大学教育 の 「 質保証」が求 め られ てい る今 日、 これ ら自校教育授業 において も具体的な到達 目標 の 設定が重要課題 となってい る。2008 年度 に全 国の 752 大学 に回答依頼 した 自校教育実施状 況調査 ア ンケー トで も、授業実施上の課題 として 「 到達 目標 の設 定」 を回答 した大学が多 かった。

大学 にお ける 自校教育授業にあって、「 授業実施 日的」や 「 育成 しよ うとす る学士力」を どう設 定 し、「 到達 目標 」 として何 を求めてい るのか。本発表では、これ らの現況 をア, ンケ

‑ ト調査結果及び授業 シラバ スか ら検証報告 し、あわせ て 自校教育痩業 にお ける 「 質ゐ保 証」について も言及 したい。

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. 日校教育授業の類型

2008 年実施 のア ンケー トでは、実施 目的や授業 内容 を もとに 自校教育授業 をい くつか類 型化 し、各大学の授業が このいずれ に該 当す るか をたずねた。 その結果 、1 96授業 回答 中 で最 も多かった類型 は 「自校理解教育類型 ( 61 授 業 31%) 」であ り、 これ に 「 初年次教育 類型 ( 29 授業 : 1 5%) 」、 「 大学史 (自校史)教育類型 ( 1 7授業 :9%) 」が続 いた。

これ ら自校教育授業 の主要類型 にお ける 「 授業実施 日的」及び 「 到達 目標」につ いて検 証 してみ よ う。

2.類型 ごとに見た授業実施 目的 と到達 目標 ( 1 ) 自校理解教育類型

自校 の理念 、教育 ・研 究 目的、沿革 、現況 な ど、大学 にお ける諸様相 の総合 的な理解 を 導 こ うとす るのが 自校理解教育類型 である。

この類型 の授業実施 目的 として、ア ンケー ト ( 回答 60授業)で回答率 80% を超 えた項 目は 「自学の理念 ・使命 ・目的の周知 ( 51 授 業 : 85%) 」 と 「自校史 ・沿革の理解 ( 48 授 莱 : 80%) 」の 2 つである。 これ らに次いで 「 大学‑ の帰属意識 の酒養 ( 29 授業 : 48%) 」、

「 愛校心の滴養 ( 27 授業 : 45%) 」、「自学の現況 の理解 ( 26 授業 : 43%) 」な どの回答 も多 かった。この授業類型 では、学生が 自学の理解 を深 めなが ら 「 大学で学ぶ意味」を見出 し、

それが大学生活‑の適応や学習 の動機付 けにつなが り、や がて大学 の一員 としての 自覚 も 形成 されてい くとい う効果 も期待 していた。

育成 しよ うとす る 「 学士力」 について、ア ンケー トでは 「 社会情勢や 自然文化の理解 」 の項 目を回答 した比率が 50% を超 えたが、それ以外 の項 目は 30%以下の回答比率だった。

シラバスに記載 された . 「 到達 目標」 を見 るな らば 『自学の歴史 を固有名詞や年代 もふ く め他者 に 口頭 または文章で説 明で きる』 な ど 「自学沿革 の説 明能力」 を設 定す る場合が多

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く、また 『大学 とはいかなる ところかを理解す る』、『大学で何 を学ぶのかを認識す る』 な ど 「自らの学びの位置 を知 る」 ことを到達 目標 とす る記載 も目立 った0

( 2 ) 初年次教育類型

この授業類型は、「 初年次導入教育」を授業計画全体で展開 してい くことを主眼 とし、そ の一環 として 自校教育 内容が織 り込 まれてい る。それ ゆえに、授業実施 目的についてはア ンケー ト結果 ( 回答 2 9 授業)で も 「 初年次導入教育の一環 ( 21 授業 : 7 2%) 」、 「自学の理 念 ・使命 ・目的の周知 ( 2 0 授業 : 6 9%) 」、「 学習方法の習得 ( 1 9 授業 : 6 6 %) 」な どの回答 率が高かった。 また 「 学生の 自己探求 を求 める機会 の提供 ( 1 7 授業 : 5 9%) 」、 「自学の現 況の理解 ( 1 6 授業 : 5 5%) 」、「 大学 における学習意欲 の促進 ( 1 6 授業 : 5 5 %) 」、「 教養 ・基 礎教育の一環 ( 1 6 授業 : 5 5%) 」 な どの回答率が 5 0% を超 えた。

育成 しよ うとす る 「 学士力」については、アンケー トで提示 した 「 学士力項 目」のすべ てに対 し、各項 目均等に 5 0% 前後 の比率で選択回答 された。

シラバスか ら自校教育内容 に関連 した 「 到達 目標」を確認す るな らば、『大学で何 を学ぶ ことが出来 るのかを理解 できる』、『大学で学ぶ ことの意義付 け、人生 にお ける位置付 け等 について考 えることがで きる』、『留学 ・就職 ・進学 ・ボ ランテ ィア活動 な どの知識 を身 に つけ、大学での過 ご し方や将来のあ り方 を 自ら設計 できる』、『様 々な学問分野 に関心を持 ち、自己の将来像 を描 きなが ら学習で きる』な ど、「 大学 にお ける学習指針 の形成」や 「 学 習意欲の形成」 に関わ る 目標 が設定 されてい る。

( 3 ) 大学史 (自校史)教育類型

自学 の沿革や歴史的変遷 を主題 とす るのが この弓 受業類型 である。授業の実施 目的につ い て、アンケー ト結果 ( 回答 1 7授業)で も 「自校史 ・沿革 の理解」の回答率が最 も高い ( 1 6 授業 : 9 4%) 。 また、 「 大学へ の帰属意識 の酒養

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1授業 : 6 5%) 」、 「自学の理念 ・使命 ・

目的の周知 ( 9 授業 5 3 %) 」、「 愛校心の酒養

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授業 : 47%) 」、「自学の現況の理解 ( 7 授業 : 41 %) 」な どの回答率 も高 くなっている。

育成 しよ うとす る 「 学士力」として、ア ンケー トでは 「 社会情勢や 自然、文化への理解 」 の回答率が最 も高 く ( 5 9%) 、 これ以外の項 目はすべて 2 0 % 未満 の回答率だったO

シラバスに提示 され た 「 到達 目標」には 『大学の歴史 ・沿革 について概略を説 明できる』

といった記載 がなに よ り多い。この他 に『大学について広い基礎知識 を得 ることができる』、

『各 自の将来像 を念頭 にお きなが ら、常に 自己の学生生活 を対象化 して考 え られ る』 な ど 大学理解や学生生活設計 に関す る到達 目標 があ り、『地域や大学 に対す る誇 り・愛着が酒養

され ることによ り、地域 に根 ざ した大学生 としての 自覚 ある行動 を身 につ けることができ る』 といった大学構成員 としてのアイデ ンテ ィテ ィ形成 を到達 目標 とす る授業 もあったO

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ま とめ と今後の課題

自校教育授業 において も 「 到達 目標」の設 定は進 んでい る。しか し、「自校教育の質保証」

を今後 さらに推進す るには、授業 にお ける到達 目標 と教育内容 の整合性確認 、到達 目標 に 応 じた指導法の工夫、学習成果検証や成績評価方法 の開発 、カ リキュラム全体の中での 自 校教育の位置づけの確認 な ど、 これ, ら諸事項 を相互 に連 関 させ なが ら、あ らためて授業 の 構築や検証 に配慮 してい くことも重要であろ う。

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