部
到 達 目 標 対 応 す る 卒 業 認
定・学位授与の方 針(学科)の番号 A 日本文学について分析するために必要となる基礎的知識を獲得する。 (4)
B 日本語について分析するために必要となる基礎的知識を獲得する。 (4)
C 自らの考えを分かりやすく表現し、他者に伝える力を身につける。 (5)
D 的確な問いをたてて問題解決を図る能力を培う。 (2)(4)
E さまざまな時代の文章を的確に理解するための基礎的な読解力を養う。 (4)
F 日本語を用いて論理を構成し文章で他者を説得できる能力を身につける。 (5)
G 日本語と日本文学に対する知識を応用し、社会で生かすことのできる力を養う。 (1)(3)
H 情報を的確に取捨選択し、有効に活用する能力を養う。 (6)
I 研究リテラシーを体得し、日本語と日本文学に関する高度な分析能力を身につける。 (5)
J 日本語を通じて社会とのつながりを保持し、地域の連携を深めることのできる能力を身
につける。 (1)(4)
日本語日本文学科 専門教育科目表 〔2018 年度(平成 30 年度)の入学生に適用〕
授業科目名 単位数 配当年次 到達目標
A B C D E F G H I J
必修科目
日本文学概論Ⅰ 2 1 ○ ○ ○
日本文学概論Ⅱ 2 1 ○ ○ ○
日本語学概論Ⅰ 2 1 ○ ○ ○
日本語学概論Ⅱ 2 1 ○ ○ ○
基礎演習Ⅰ 2 1 ○ ○ ○ ○ ○
基礎演習Ⅱ 2 1 ○ ○ ○ ○ ○
演習Ⅰ a 2 2 ○ ○ ○ ○ ○
演習Ⅰ b 2 2 ○ ○ ○ ○ ○
演習Ⅱ a 2 3 ○ ○ ○ ○
演習Ⅱ b 2 3 ○ ○ ○ ○
研究演習 2 4 ○ ○ ○ ○
卒業研究 8 4 ○ ○ ○ ○
以上 30 単位必修
基礎科目
日本語表現法Ⅰ 2 1 ○ ○
日本語表現法Ⅱ 2 1 ○ ○
日本文学史Ⅰ a 2 1 ○ ○ ○
日本文学史Ⅰ b 2 1 ○ ○ ○
日本文学史Ⅱ a 2 1 ○ ○
日本文学史Ⅱ b 2 1 ○ ○
漢文学Ⅰ a 2 1 ○ ○
漢文学Ⅰ b 2 1 ○ ○
漢文学Ⅱ a 2 2 ○ ○
漢文学Ⅱ b 2 2 ○ ○
日本語史Ⅰ 2 2 ○ ○
日本語史Ⅱ 2 2 ○ ○
日本語文法論Ⅰ 2 2 ○ ○
日本語文法論Ⅱ 2 2 ○ ○
Ⓐ以上のうち 16 単位以上選択必修
日本 上代文学講読Ⅰ 2 1 ○ ○
部 授業科目名 単位数 配当年次 到達目標A B C D E F G H I Jコース科目 日本文学コース科目 古典文学科目
上代文学研究 2 3 ○ ○ ○
中古文学研究 2 3 ○ ○ ○
中世文学研究 2 3 ○ ○ ○
近世文学研究 2 3 ○ ○
Ⓑ以上のうち 8 単位以上選択必修
近現代文学科目
近代文学講読Ⅰ 2 1 ○ ○
近代文学講読Ⅱ 2 1 ○ ○
近代文学講読Ⅲ 2 2 ○ ○
近代文学講読Ⅳ 2 2 ○ ○
現代文学講読Ⅰ 2 1 ○ ○
現代文学講読Ⅱ 2 1 ○ ○
現代文学講読Ⅲ 2 2 ○ ○
現代文学講読Ⅳ 2 2 ○ ○
近代文学研究 2 3 ○ ○
現代文学研究 2 3 ○ ○
Ⓒ以上のうち 6 単位以上選択必修
文学共通科目
古典と現代Ⅰ 2 2 ○ ○
古典と現代Ⅱ 2 2 ○ ○
文学と表現Ⅰ 2 2 ○ ○
文学と表現Ⅱ 2 2 ○ ○
文学と風土Ⅰ 2 2 ○ ○
文学と風土Ⅱ 2 2 ○ ○
日本文学特殊講義Ⅰ 2 3 ○ ○
日本文学特殊講義Ⅱ 2 3 ○ ○
比較文学特殊講義 2 2 ○ ○
Ⓕ日本文学コース選択者は以上より 32 単位以上選択必修
日本語コース科目 日本語学科目
日本語音声学Ⅰ 2 2 ○ ○
日本語音声学Ⅱ 2 2 ○ ○
日本語語彙論Ⅰ 2 2 ○ ○
日本語語彙論Ⅱ 2 2 ○ ○
社会言語学Ⅰ 2 2 ○ ○ ○
社会言語学Ⅱ 2 2 ○ ○ ○
現代日本語研究Ⅰ 2 2 ○ ○
現代日本語研究Ⅱ 2 2 ○ ○
日本語学特殊講義Ⅰ 2 2 ○ ○
日本語学特殊講義Ⅱ 2 2 ○ ○
マスコミ言語研究Ⅰ 2 2 ○ ○ ○
マスコミ言語研究Ⅱ 2 2 ○ ○ ○
言語学概論Ⅰ 2 1 ○ ○
言語学概論Ⅱ 2 1 ○ ○
対照言語学Ⅰ 2 2 ○ ○
対照言語学Ⅱ 2 2 ○ ○
Ⓓ以上のうち 8 単位以上選択必修
日本語教育科目
日本語教育概論Ⅰ 2 1 ○ ○
日本語教育概論Ⅱ 2 1 ○ ○
日本語教育研究Ⅰ 2 2 ○ ○
日本語教育研究Ⅱ 2 2 ○ ○
日本語教授法研究Ⅰ 2 3 ○ ○
日本語教授法研究Ⅱ 2 3 ○ ○
日本語教育特殊講義 2 3 ○ ○
日本事情 2 3 ○ ○
日本語教授法実習Ⅰ 2 3 ○ ○
日本語教授法実習Ⅱ 2 4 ○ ○
Ⓖ日本語コース選択者は以上より 26 単位以上選択必修
Ⓗ以上のうち 40 単位以上選択必修
部
授業科目名 単位数 配当年次 到達目標
A B C D E F G H I J
関連科目
日本文化の諸相 2 2 ○ ○
日本の芸能 2 2 ○ ○
こどもの文学・文化 2 2 ○ ○
ことばの研究 2 2 ○ ○
メディア・リテラシー 2 2 ○ ○ ○
日本語表現研究Ⅰ 2 2 ○ ○
日本語表現研究Ⅱ 2 2 ○ ○
国語科教材研究 2 3 ○ ○
国語教育研究 2 3 ○ ○
関西のことばと文学 2 2 ○ ○ ○
演習Ⅲ a 2 4 ○ ○ ○ ○
演習Ⅲ b 2 4 ○ ○ ○ ○
書道 2 2 ○ ○ ○
英米文化探訪 I 2 2 ○ ○
英米文化探訪Ⅱ 2 2 ○ ○
英米文化研究 I 2 3 ○ ○
英米文化研究Ⅱ 2 3 ○ ○
民俗学の諸問題 4 2 ○ ○
社会心理学 2 2 ○ ○
社会意識論 2 2 ○ ○
文化人類学 2 2 ○ ○
多文化共生論 2 2 ○ ○
日本文化史 2 2 ○ ○
情報社会論 2 2 ○ ○
コミュニケーション研究 2 3 ○ ○
メディア研究 2 3 ○ ○
現代文化論 2 2 ○ ○
地理学・民俗学資料研究Ⅰ 2 2 ○ ○
地理学・民俗学資料研究Ⅱ 2 2 ○ ○
古文書学Ⅰ 2 3 ○ ○
古文書学Ⅱ 2 3 ○ ○
IT 応用 2 1 ○ ○ ○
地域社会論 2 2 ○ ○
NPO/NGO 論 2 2 ○ ○
メディア文化論 2 2 ○ ○
阪神文化論Ⅰ 2 1 ○ ○
阪神文化論Ⅱ 2 1 ○ ○
Ⓔ以上のうち 6 単位以上選択必修
卒業必要単位数 102 単位以上
部 【卒業必要単位数】
1 .文学部日本語日本文学科の学生は、次に定めるところに従って合計 130 単位以上修得しなければ ならない。
基礎共通科目または国際言語文化科目 18 単位
外国語科目 8 単位
保健体育科目 2 単位
専門教育科目 102 単位以上
必修科目 30 単位
選択必修科目 Ⓐより 16 単位以上
Ⓑより 8 単位以上
Ⓒより 6 単位以上
Ⓓより 8 単位以上
Ⓔより 6 単位以上
ⒽよりⒷⒸⒹも含めて 40 単位以上 自由選択科目
合 計 130 単位以上
2. 次の科目については、専門教育科目として卒業必要単位数に充てることができる。ただし、必修 または選択必修の単位数に充てることはできない。
①文学部他学科の専門教育科目および共通・関連科目(ただしキャリア科目は 2 単位以内)
② 中級・上級外国語(国際言語文化科目を選択した者が履修するコースの中の中級外国語を除く)
については、16 単位以内
③ 海外語学講座・留学支援科目(国際言語文化科目を選択した者が履修するコース中の留学支援 科目を除く)については、8 単位以内
④生涯スポーツについては、2 単位以内
⑤ 関係学部長の許可を得た他学部の専門教育科目およびキャリア創生共通科目(キャリアデザイ ン系科目は除く)については、あわせて 16 単位以内
部
Ⅰ.日本語日本文学科の特徴 1.日本語日本文学科について
日本語日本文学科では、日本語と日本文学について多面的に学ぶことを目標としている。日本語 は、これまで培われてきた日本文化の幹であり、日本文学はその稔りである。日本語と日本文学を 深く学ぶことは、世界の中での日本文化の価値と意義を知ることであり、広い視点から自国の文化 を見直すという作業の第一歩でもある。
また、実社会に通用する日本語の高度な理解力と表現力を身につけることも、日本語日本文学科 の学修の目標の一つである。
日本語コースでは、日本語学の基礎を身につけるとともに、日本語の意味や文法、日本語教育の 方法、方言のあり方、日本語の表現技法について研究し、私たちがふだん意識せずに使っている日 本語を新しい視点から見直す。日本文学コースでは、古典から近現代にわたるさまざまな時代や多 様なジャンルの作品や文学的事象を研究し、日本文学を総合的に把握するとともに、イメージの比 較研究など文化領域に開かれた学修も行っている。
日本語と日本文学を切り離すことができないように、二つのコースは、たがいに密接に関連して いる。日本語と日本文学のどちらの学修に重点を置くか、卒業研究のテーマを何にするかというこ とを基本にコースを選択できるように配慮している(「Ⅲ.コース制について」参照)。
カリキュラム表に見られるとおり、専門領域の充実に努めてきたが、関連する領域の学修もでき るように学科独自の特色ある科目(「マスコミ言語研究Ⅰ・Ⅱ」など)や、教職を目指す学生を支 援する学科独自の科目(「国語教育研究」「国語科教材研究」)も設けている。また日本語教員養成 課程が設けられており、外国人に対する日本語教育に必要な知識と技法を学ぶことができる。
2.日本語日本文学科の教育課程
1 年次では「日本語学概論」「日本文学概論」などの科目で日本語や日本文学についての基礎を 学ぶ。また、少人数の「基礎演習」では、文献の調べ方やレポート作成に関する基礎的な技法を習 得し、表現や理解の能力を鍛える。「基礎演習」は、専門分野に関連しつつ展開されるので、2 年 次からの学修のよい導きとなるだろう。
2 年次から「演習Ⅰa、Ⅰb」(ゼミ)に所属し、それぞれの指導教員のもとで、専門的な研究 を行う上での基礎を身につけ、実践的な方法を学ぶ。課題を決めて、研究発表に臨み、具体的に研 究の実際にふれることができる。
3 年次では、引き続き「演習Ⅱa、Ⅱb」(ゼミ)での学修を中心にして、より進んだ専門性を 身につける。卒業研究で取り組むテーマを見つけることも課題の一つである。
部 実社会に出ても評価される表現と理解の力を鍛えることも日本語日本文学科の特色の一つである。
Ⅱ.科目履修上の諸注意
1.所属する年次をこえる配当年次の授業科目は履修できない。
2.中級および上級外国語科目を履修する場合は、『履修要項』および『履修ガイドブック』の外国 語科目の項に従うこと。
3.日本語日本文学科の学生が他学科の 1 年次配当専門教育科目を履修できるのは、2 年次以降とす る。また、他学科の学生が、日本語日本文学科の 1 年次配当専門教育科目を履修できるのは、同じ く 2 年次以降とする。ただし、「日本語教育概論Ⅰ・Ⅱ」に限り、他学科 1 年次生の履修を認める。
4.日本語日本文学科の学生は、4 年次において卒業研究を行い、その成果を卒業論文として学科主 任に提出しなければならない。提出期日は『履修ガイドブック』を参照すること。
Ⅲ.コース制について
日本語日本文学科では、専門教育科目の履修についてコース制を設けている。
1 年次の前期履修登録の際に、日本文学コースか、日本語コースのどちらかを選択する。
選択したコースについては、2~4 年次の前期履修登録の際に変更することができる。ただし、4 年 次にコース変更を希望する際には、前期履修登録開始までに指導主任に相談すること。