第 2 章 e 自警ネットカメラを用いた違法駐車の検知
2.4 日光による影響
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そ れ 以 外 で ,単 発 的 に 適 合 率 が 閾 値 を 下 回 っ て い る 部 分 は ,歩 行 者 や バ イ ク , 車 が 駐 車 ス ペ ー ス の 探 索 対 象 の 部 分 を 通 り 抜 け た こ と に よ り 発 生 し た も の で あ る .
図 2.15から,時間の推移で変化する建造物の影の影響で誤検知が発生してし まうことが分かったので,建造物の影と車を区別できるようにする必要がある.
そこで,この問題を解決するために,適合率が閾値を下回る付近の,現在時刻の 適合率の値と,1秒前の適合率の値との差に注目した.図2.16に図2.13のサン プルデータAの検知結果を用いた,適合率の差の値の大きさを示す.図2.17に 図2.14のサンプルデータBの検知結果を用いた,適合率の差の値の大きさを示 す.図2.16 と図2.17 は,図2.13と図2.14 の車が駐車された時の現在時刻の適 合率と,1秒前の適合率の差の値の大きさを調べるためのグラフである.
図2.16 サンプルデータAの適合率の差の値の大きさ
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図2.17 サンプルデータBの適合率の差の値の大きさ
図2.18に図2.15の検知結果を用いた,午前 9時 00頃の適合率の差の値の大き さを示す.図2.19に図2.15の検知結果を用いた,午前11時00分頃の適合率の 差の値の大きさを示す.図2.18と図2.19は,図2.15の建造物の影による現在時 刻の適合率と,1 秒前の適合率の差の値の大きさを調べるためのグラフである.
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図2.18 午前9時00頃の適合率の差の値の大きさ
図2.19 午前11時00頃の適合率の差の値の大きさ
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図2.16と図2.17の図を見ると,車が駐車されたときの適合率の変化は,およ
そ0.2~0.4であり,急激に値が変化していることが見て取れる.一方,図2.18と
図2.19の図を見ると,建造物の影による適合率の変化は,およそ0.01~0.06であ り,車が駐車された時と比べて,なだらかに値が変化していること分かる.また,
適合率の差の値の大きさが0.1を超えている箇所は,探索対象の部分を歩行者が 通り抜けたことにより発生したものである.
このことから,車と建造物の影の適合率の変化の大きさの違いを利用するこ とで,車と建造物の影との区別をすることができると考えた.具体的な手法とし ては,図2.12の②の部分で,“現在時刻の適合率と,1秒前の適合率の差の値の 大きさが 0.1 以上変化した場合,最大適合率の値を用いて閾値処理を行う”,と いう条件を加えることで,建造物の影による誤検知を無くすことが出来ると考 えられる.
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