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(平成 29 年3月 31 日現在)

2-5-26 討してまいります。

●県医師会等と連携して、県内全域において、かかりつけ医や認知症サポート医等へのフォローアップ研 修を実施し、地域における認知症診療技術等の向上等、医療体制の機能強化を図ります。

(2)ステージに応じた医療体制の構築

●発症予防、初期段階での対応から、認知症発症後の日常の療養支援、看取り等、段階に応じた施策を推 進します。

●初期段階においては、地域の歯科医師・薬剤師等とかかりつけ医との連携による早期発見と、地域で早 期受診が可能となるよう、医療機関等の紹介など連携体制を構築します。

●入院・施設入所中にBPSDや身体合併症が見られた場合でも、適切な医療やリハビリテーションが提 供され、入院、入所の長期化等につながらないよう、退院・退所後は容態にもっともふさわしい場所で 適切なサービスが提供される「循環型」の仕組みの構築を図ります。

●認知症初期集中支援チームの取組が円滑に行われるよう、認知症疾患医療センターはもちろんのこと、

認知症サポート医、かかりつけ医、認知症地域支援推進員との連携強化を推進します。

●認知症のBPSDが重症化すると、家族や介護従事者の負担が大きくなり、在宅での生活が困難となる ため、認知症の人や家族に対する早期からの多職種連携によるチーム対応など、在宅での自立生活のサ ポートを行う支援体制の整備を進めます。

●本人の尊厳が尊重された医療・介護等のサービスを提供するため、多職種が連携することで、あらかじ め本人の意思決定を支援する仕組みづくりを推進します。

(3)認知症に関わる人材の育成

●認知症に関わる保健・医療・福祉の関係者の認知症に対する理解を深め、またBPSDを早期に発見し、

対応できるようにするため、関係者の認知症対応力の向上を図ります。

●認知症サポート医や、認知症に関する研修を受けたかかりつけ医を養成し、県内各地どこにおいても、

標準的な認知症の診療を受けることができる体制づくりを進めます。

●BPSDや身体合併症等を伴う認知症患者への医療的ケアを行う看護師に対する認知症対応力向上研 修等により、医療機関の認知症対応力の強化を図ります。

発症予防 発症初期 急性増悪時 中期 人生の最終段階

住民主体のサロ ンや体操教室な ど、地域の実情 に応じた取組

認知症の人の生活を支える医療・介護等の提供 本人の尊厳が尊重され た医療・介護等を提供

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●高齢者等と接する機会の多い歯科医療機関や薬局においても、認知症を早期発見し、かかりつけ医等と 連携した対応を図るため、歯科医師・薬剤師への研修を実施し、認知症の容態に応じた適切な口腔機能 の管理や服薬指導など認知症の対応力強化を図ります。

●介護施設従事者や施設管理者等を対象に、キャリアに応じた各種認知症介護研修を実施し、認知症ケア の質の向上に取り組みます。

●県内で、キャラバンメイト養成研修等を実施することにより、認知症サポーターの養成を進めるととも に、認知症の人や家族を支える傾聴ボランティアや見守りネットワークへの参加など、認知症サポータ ーの活躍の場の拡大に取り組みます。

(4)認知症に対応する地域包括ケアシステムの構築

●認知症になっても、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、医療・介護・予防・生 活支援等の一体的な提供が可能な地域支援体制の構築を進めます。

●市町の認知症施策が効果的に機能するよう、認知症地域支援推進員や初期集中支援チームに関する、先 進的な取組事例を紹介する研修を実施するとともに、課題解決に向けた地域の実情に応じた取組を支援 していきます。

●認知症地域支援推進員が行う医療・介護等のネットワークの構築等の取組が円滑に進むよう、関係団体 との調整や、市町に対する支援を行います。

●患者が、症状の進行に合わせた具体的なケア方法や、利用できる医療・介護サービスなどをスムーズに 理解するための冊子である「認知症ケアパス」の作成を支援し、認知症の人やその家族、医療・介護関 係者等の間で共有されることで、サービスが切れ目なく提供されるよう、その活用を推進します。

●若年性認知症の人とその家族が、地域で安心して暮らしていけるよう医療・介護・福祉・雇用の関係者 等が連携した若年性認知症支援ネットワークを構築します。

【図】認知症医療支援体制図

市町の認知症支援体制

●地域包括支援センター 連携

医療支援体制

薬剤師

●専門医療機関・連携病院 連携

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