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文書のレイアウト機能

ドキュメント内 Microsoft Word - BM32-Ver1.0_manual_09_09_24_.doc (ページ 100-105)

この章では、自動レイアウト機能と、メインメニューの項目「4 レイアウト」の中に含まれる機能について 説明します。

なお、「見出し行」については、「3-3.1)見出し行の利用」を参照してください。

6-1. データ行とデータ・ページ

本機では、通常の行やページの他に、データ行、データ・ページという言葉も使用します。

そこで、初めに、これらの言葉について説明します。

簡単に言えば、データ行は、改行から次の改行までの間の部分、データ・ページは、改ページから次の 改ページまでの間の部分ということになります。

つまり、ある文書の中で2回改ページ(*1)すれば3データ・ページ、4回改行(*2)すれば5データ行に 分かれることになります。

本機では、1データ行に、1024マスまでの点字を書くことができます。

また、1データ・ページの長さには制限がありません。

しかし、実際に点字印刷する場合には、使用する点字用紙によって、1ページに入る行数や1行の長さが 決ります。

例えば、よく使われる縦10インチ、横8インチの点字用紙(*3)に片面印刷する場合は、点字プリンタに よって多少異なりますが、1ページに22~24行、28~32マスの点字が入ります。

普通に行、ページと言う場合は、このような点字レイアウト上の行、ページを意味します。

(*1)改ページするには、Ctrl(コントロール)キーを押しながらEnt(エンター)キーを押します。

(*2)改行するには、Ent(エンター)キーを押します。

(*3)連続用紙の場合、紙の両側に0.5インチ間隔で紙送り用の穴が並んでいますので、穴の数を 数えれば用紙の長さが分かります。例えば、長さ10インチの紙は、穴の数が片方20個になります。

1データ行は、その長さが書式設定を越える場合、複数の行に分割されます。例えば、1行の長さが 32マスの時、100マスのデータ行は4行程度に分けて表示されます。

この時、2行目以降の行替え位置がどこになるかは、ワードラップ機能(マス空け以外の所で行が替わら ないようにする機能)によって自動的に判断されます。したがって、段落のように常に行の先頭に来る必要 がある所は、改行してデータ行の先頭になるように入力してください。

同様に、章が替わる場合など常にページの先頭に来る必要がある場合は、その前で改ページします。

このように文書を編集しておくと、書式を変えて印刷する時にも、段落が行の途中に来たり、段落でない のに行の途中で次の行に移ってしまうというような問題が起こりません。

6-2. 自動レイアウト機能

本機では、文書毎に次の書式情報を管理しています。

書式に関する情報:

・書式(有効,有効(Bes方式),無効)

・1ページの行数(10~40行)

・1行のマス数(16~64マス)

・ページ行(あり/なし)

これらの設定を変更するには、「文書設定の変更」コマンドを実行します。

メインメニュー →「1 文書」→「7 文書設定の変更」

〈文書一覧で目的の文書を表示し、Spc(スペース)キーを押す〉。

(1)書式の有効/無効

この文書を自動レイアウトするか否かの設定です。

もしも、書式が有効になっていると、編集中も、1行の長さや1ページの行数が指定された範囲を 越えないように、常に調節されます。

書式が無効の時は、行やページは、データ行、データ・ページと一致します。

この場合、以下の(2)~(4)の設定は無視されます。

書式が「有効」の場合と「有効(Bes方式)」の場合では、以下のようにページ末に空行がある場合 の処理が異なります。

(2)1ページの行数

1ページの行数を10~40行の範囲で指定します。

データ・ページ内の行数がこの指定値を越える時は、指定範囲内に収まるように複数ページに分けられ ます。

ただし、書式が「有効」の時、ページ末の空行がこの長さを越えても、上記の処理は行ないません。

ページを変えたい時は、改ページしてください。

「書式=有効(Bes方式)」の場合は、空行でも指定行数になると次のページに移ります。

(ご注意)

「有効(Bes方式)」は、Bes形式の文書を本機に読み込んだ場合に、ページ数がずれてしまう問題を 回避するために用意しています。

内容的にページを変更すべき所では、必ず改ページを挿入するようにしてください。

(3)1行のマス数

1行の長さを16~64マスの範囲で指定します。

データ行の長さが指定値を越える時は、その範囲内に収まるように複数行に分けて表示されます。

ただし、行末のマス空けがこの長さを越えても、上記の処理は行ないません。

これは、そのようなマス空けは印刷時に無視しても支障がないからです。

(4)ページ行(あり/なし)

ページ行とは、各ページの先頭のページ数などが書かれた行のことです。

「あり」の場合、次節で解説する「ページ行の編集機能」を利用して、印刷時に挿入されるページ行の 情報を作成することができます。

また、ページ行を挿入するために、本文では1ページの行数を指定された値より1行少なくして 編集します。

「なし」に設定すると、印刷時にページ行が挿入されません。

6-3. ページ行の編集

本機では、ページ行を本文データと別の方法で編集します。

しかし、本文に対応するページ行の内容は、簡単な操作で確認することができます。

ページ行の編集機能では、連番データの挿入など多彩な機能を用意しています。

なお、印刷時のページ行の取り扱いについては、「7-4.2)ページ行の印刷」の項を参照してください。

1) ページ行の編集状態に入るには

ページ行を編集するには、目的の文書が開いている状態で、次のコマンドを実行します。

メインメニュー → 「4 レイアウト」 → 「4 ページ行の編集」

この機能を利用するには、文書設定で「書式=有効」、「ページ行=あり」に設定されている必要がありま す。

もしこのような設定になっていない場合は、次のようなメッセージが表示されます。

「確認:ページ行を有効にしますか(OK,キャンセル)?」

ここで、Ent(エンター)キーを押すと、上記の文書設定が変更され、ページ行の編集状態に移行します。

Esc(エスケープ)キーを押すと、ページ行の編集を中止します。

2) ページ行編集状態での表示

ページ行の編集状態では、以下のような表示になります。

「ページ行(本文=全nページ)」

「 P1:〈1ページ目のページ行〉」

「 P2:〈2ページ目のページ行〉」

...

「 Pn:〈nページ目のページ行〉」

各行の先頭の「Pn」の部分は、文書の先頭からの通算ページ数を示しています。

既にページ行の情報がある所には、「*Pn」のように、先頭に「*」(1,6の点)が表示されます。

また、本文データのページ数を越えてページ行の内容が入力されている場合は、「!Pn」のように、

先頭に「!」(2,3,5の点)が表示されます。

3) ページ行編集状態での操作

ページ行の編集状態では、文書名を指定する時などと同様に点字の入力、編集操作が可能です。

例えば、ここで、次のように、ページ行の内容を入力します。

「 P1:目次1」

ページ行の編集状態では、更に、以下の操作が可能です。

操 作 キー 主 な 働 き

(1) 上/下矢印キー 前後のページへ移動

(2) Ctrl(コントロール)キー+上矢印キー 最初のページへ移動 (3) Ctrl(コントロール)キー+下矢印キー 最後のページへ移動 (4) Ctrl(コントロール)キー+Spc(スペース)キー 元のページに戻る (5) Ins(インサート)キー 1ページ挿入 (6) Ctrl(コントロール)キー+Ent(エンター)キー 連番で挿入 (7) Ctrl(コントロール)キー+BS(バックスペース)キー 前のページを削除 (8) Ctrl(コントロール)キー+Del(デリート)キー このページを削除 (9) Ent(エンター)キー 本文の該当ページに戻る (10) Esc(エスケープ)キー 本文の元の位置に戻る

6-4. 字下げモードの設定

「字下げモード」とは、自動レイアウト機能で一つのデータ行が複数行に折り返される時、2行目以降の 字下げ幅をどうするかを指定する設定です。

データ行の先頭部分では、マス空けで字下げ幅を調節することができます。

これに対して、2行目以降の字下げ幅は、「字下げモード」により、先頭行との関係で指定します。

「字下げモード」には、次の7つの選択肢があります。

自動・・・通常行の場合は字下げ=0マス、見出し行の場合は先頭行の字下げ幅+4となります。

-2,±0,+2,+4・・・先頭行の字下げ幅にそれぞれの数を足した字下げ幅になります。

2,4・・・先頭行の字下げ幅に関係なく、2マスまたは4マスの字下げとなります。

字下げモードを設定するには、次のコマンドを実行します。

メインメニュー → 「4 レイアウト」 → 「3 行の設定」

予め複数行を選択してからこのコマンドを実行すると、選択されている行の設定を一括して変更すること ができます。

いずれの場合も、以下の設定シートが表示されます。

(設定シート)

「設定:行の設定」

「 対象:n行」

「 見出し (オン,オフ)」

「 字下げ (自動,-2,±0,+2,+4,2,4)」

「見出し」には、この行が見出し行(*1)か否かを指定します。

「字下げ」には、上記の字下げモードの中から設定します。

(*1)「見出し行」については、「3-3.1)見出し行の利用」の項を参照してください。

6-5. 目次作成機能

「目次作成機能」は、今開いている文書の中で見出し行として指定されている行を項目として、目次情報 を作成する機能です。

この機能を利用するには、文書設定で「書式=有効」、「ページ行=あり」に設定されている必要がありま す。

もしこのような設定になっていない場合は、次のようなメッセージが表示されます。

「確認:ページ行を有効にしますか(OK,キャンセル)?」

ここで、Ent(エンター)キーを押すと、上記の文書設定が変更され、目次情報の作成を始めます。

Esc(エスケープ)キーを押すと、目次の作成を中止します。

目次情報が作成できると、以下のように保存先の文書名を指定する状態になります。

「文書名:目次」

ここで適当な文書名を指定し、Ent(エンター)キーを押してください。

すると、新しい文書が開かれ、その中に以下のような書式の目次情報が作成されます。

「 ―目次― 」 「 」 「〈見出し行1〉………(ページ数)」

「〈見出し行2〉………(ページ数)」

「〈見出し行3〉………(ページ数)」

...

「〈見出し行n〉………(ページ数)」

ドキュメント内 Microsoft Word - BM32-Ver1.0_manual_09_09_24_.doc (ページ 100-105)