目 指 す 姿
福島の風土ではぐくまれ、受け継がれてきた文化財を市民の財産として後世に伝えるととも に、その魅力をもとに活力ある地域社会の形成に取り組んでいます。
1 現状と課題
【文化財の調査・整理】
文化財は、福島の自然・歴史・文化的環境の中で、はぐくまれ伝えられてきたもので、現在の福 島市を考える上で、欠くことのできない貴重な市民共有の財産です。
先人が守り、受け継いできた文化財は、指定文化財以外にも地域の特色を反映した貴重な歴史資 料が数多く残されています。これからも、これらの文化財を後世に守り伝えていくためには、現況 を調査し記録に残すことが重要です。
【文化財の保護・保存】
文化財の保護・保存を進めていくためには、文化財保護制度の活用とともに、地域や文化財関係 団体などと連携をはかることが求められています。
また、地域に継承されている伝統文化や伝承行事を保護・保存していくためには、文化財を守る 後継者および伝統文化などの継承者の育成支援が課題となっています。
なお、都市化の進行や生活環境の変化に伴い、歴史的建物や街道の街並みなど福島の歴史を伝え る景観が失われないよう、登録有形文化財制度などの活用とともに福島の歴史を今に伝える景観に ついての情報発信を進めて、まちづくりとの連携などをはかりながら保護していく必要があります。
また、埋蔵文化財についても、開発の調整をはかりながら適切に保存することが求められていま す。
【文化財の活用】
文化財関連施設での活用事業とともに学校教育・生涯学習との連携をはかりながら、先人がはぐ くんできた歴史と文化の学習・理解を通して、市民が郷土に誇りと愛着を持てる取り組みを進めて いく必要があります。
また、文化財は、地域独自の価値を有するもので、個性豊かで特色のあるまちづくりに活用する ことが求められています。文化財関係団体や市内各種団体との協働により、旧広瀬座活用事業およ びじょーもぴあ宮畑活用事業に代表される新たな視点での文化財の有する魅力の情報発信を進める ととともに、文化的観光資源として、本市の持つ観光資源との連携による都市間交流事業の推進が 求められます。
第 3 編
分野ごとの施策【文化財施設の整備・検討】
貴重な文化財産は、後世へ継承していく必要があります。そのために、文化財保護意識の高揚を はかるとともに、民家園や写真美術館などの既存施設の環境整備や施設利用の充実に努めます。
さらに、郷土に誇りを持って将来を担う福島っ子を育てることを基本的な役割とし、県都として の文化都市にふさわしく、まちづくりの視点も踏まえた既存の文化財施設と連携した文化施設整備 の検討を進めます。
2 施策の基本方針
1. 地域の文化財や歴史資料の現況を調査し、記録に残していきます。
2. 文化財の保護・保存をはかるために、文化財保護制度の活用や地域および文化財関係団体な どとの連携をはかっていきます。
3. 文化財を通してふるさと福島への愛着を醸成するとともに、個性豊かで特色のあるまちづく りや観光振興との連携により交流人口の増加をはかるために、文化財関係団体や各種市民団 体との協働による事業を実施します。
4. 貴重な文化財を後世に伝えるとともに歴史と文化の面からのふるさと福島の魅力を発信する ため、既存の文化財施設の施設環境の整備とともに文化施設整備の検討を進めます。
3 施策の体系
1 文化財の調査・整理
(1)文化財の調査・整理
●文化財調査報告書・資料叢書刊行
2 文化財の保護・保存
(1)文化財の保護・保存
●文化財指定・登録
●文化財パトロール
●埋蔵文化財の保護
●和台遺跡の保存・管理計画の策定
●国・県指定文化財件数(認定含む)
(単位:件)種 別 国指定 県指定
重要文化財 6 18
重要有形民俗文化財 − 1
重要無形民俗文化財 1 2
史跡 4 2
名勝および天然記念物 − 1
天然記念物 2 2
特別天然記念物 1 −
登録有形文化財 47 −
重要美術品(認定) 1 −
計 62 26
●市指定文化財件数
(単位:件)種 別 市指定
有形文化財 40
有形民俗文化財 7
無形民俗文化財 2
天然記念物 16
史跡および名勝 4
史跡 2
名勝 2
計 73
※平成27年4月1日現在
資料:福島市教育委員会
第 3 編
第4章 活力あふれるまち3 文化財の活用
(1)文化財の活用
●民家園活用事業
●旧広瀬座活用事業
●ふれあい歴史館事業
●じょーもぴあ宮畑活用事業
(2)ネットワークの構築
●じょーもぴあ宮畑・遺跡の案内人事業
●じょーもぴあ活用推進協議会事業
●民家園およびじょーもぴあ宮畑と観光振興
・都市間交流との連携事業 重点
3
4 文化財施設の整備・検討
●民家園の再整備事業
●写真美術館の再整備事業
●文化施設整備事業
第 3 編
分野ごとの施策福島市民家園「旧廣瀬座」
指 標
指 標 名 現状値(H26) 目標値(H32) 説 明
じょーもぴあ宮畑 体験学習施設 年間来館者数
― 35,000人
じょーもぴあ宮畑が、市民に広く親しま れる施設として活用されているかをはかる 指標です。
じょーもぴあ宮畑の情報発信と各種活 用事業の充実により多くの来館者数を目 指します。
民家園入園者数 38,047人 56,000人
民家園の利活用が促進しているかをは かる指標です。
園内の整備や利活用事業の充実により 多くの来園者数を目指します。
第 3 編
第4章 活力あふれるまち じょーもぴあ宮畑 体験学習施設「じょいもん」じょーもぴあ宮畑 掘立柱建物
■ 第10節 スポーツ・レクリエーションの振興 ■