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改正の内容

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 所得税については上記2の確定拠出年金法の改 正後においても改正前の上記1の取扱いを行うこ ととされた他、所得税法施行令等について次の整 備が行われました。

⑴ 退職手当等とみなす一時金の退職所得控除額 に係る勤続年数の計算の改正

 退職一時金等に係る退職所得控除額の計算の 基礎となる組合員等であった期間について次の 改正が行われました。

① 個人型確定拠出年金の加入可能範囲の拡大 に伴う整備

 上記2 ⑴②イのとおり、企業型年金等加入 者が個人型確定拠出年金に加入できることと

されたことに伴い、企業型確定拠出年金と個 人型確定拠出年金の同時加入が可能となるこ とから、企業型年金加入者期間と個人型年金 加入者期間との重複が生ずる場合、当該重複 する期間を除き算定するものとされました

(所令69①二)。なお、この改正は平成28年 9 月整備政令において行われています。

② 通算加入者等期間から除外されている期間 の加算措置

 確定拠出年金制度上通算加入者等期間から 除外されている次のイからハまでに掲げる期 間についても含めて計算することとされまし た(所令69①二、所規18の 3 )。

イ その者の退職一時金等(確定拠出年金の 老齢給付金に限ります。以下「老齢給付 金」といいます。)の支払金額のうちに確 定拠出年金法の規定により資産管理機関が 移換を受けた資産が含まれている場合 次に掲げる期間

イ その資産の額の算定の基礎となった期 間のうちその者が60歳に達した日の前日 が属する月の翌月以後の期間

ロ その資産の額の算定の基礎となった確 定拠出年金法施行規則第30条第 1 項各号 に定める期間又は同令附則第 2 条第 2 項 に規定する期間のうち、企業型年金運用 指図者期間又は個人型年金運用指図者期 間と重複している期間

ロ その者の老齢給付金の支払金額のうちに 確定拠出年金法の規定により資産管理機関 が移換を受けた脱退一時金相当額等が含ま れている場合次に掲げる期間

イ その脱退一時金相当額等の算定の基礎 となった期間のうちその者が60歳に達し た日の前日が属する月の翌月以後の期間 ロ その脱退一時金相当額等の算定の基礎 となった確定拠出年金法施行規則第30条 第 2 項各号に定める期間のうち、企業型 年金運用指図者期間又は個人型年金運用 指図者期間と重複している期間

ハ その者の老齢給付金の支払金額のうちに 確定拠出年金法の規定により連合会が移換 を受けた脱退一時金相当額等が含まれてい る場合次に掲げる期間

イ その脱退一時金相当額等の算定の基礎 となった期間のうちその者が60歳に達し た日の前日が属する月の翌月以後の期間 ロ その脱退一時金相当額等の算定の基礎 となった確定拠出年金法施行規則第30条 第 2 項各号に定める期間のうち、企業型 年金運用指図者期間又は個人型年金運用 指図者期間と重複している期間

(注 1 ) 上記イからハまでの期間は確定拠出年 金への資産又は脱退一時金相当額等の移 換が行われなければ移換前の制度の給付 を受ける際に「組合員等であった期間」

とされていたはずの期間であり、また、

確定拠出年金制度独自の理由から通算加 入者等期間から除外されているものの、

退職所得控除の金額の計算上除外すると 移換が行われなかった場合とのバランス を欠くと考えられたことから平成29年度 税制改正において組合員等であった期間 に含めることとしたものです。なお、こ の改正に伴い、企業型年金加入者期間に 通算加入者等期間に算入された期間並び に上記イ及びロの期間を含めた期間を「企 業型年金加入者期間等」とする定義の整 備を行っており、この結果、平成29年 4 月 1 日以後は上記①の重複排除は企業型 年金加入者期間等と個人型年金加入者期 間との間で行うこととなります。

(注 2 ) 今回の改正は上記イからハまでの期間 を企業型年金加入者期間又は個人型年金 加入者期間に「含める」こととしており ますので、このイからハまでの期間に企 業型年金加入者期間等又は個人型年金加 入者期間と重複している期間が含まれる 場合には、重複排除後の期間のみが組合 員等であった期間に加算されます。

③ 上記2 ⑶②ロ及びハの「企業型確定拠出年 金又は確定給付企業年金から独立行政法人勤 労者退職金共済機構への資産の移換」のうち、

その移換を行う事業主が従前からその(確定 拠出年金の)企業型年金加入者であった者又 は確定給付企業年金の加入者であった者を被 共済者として中小企業退職金制度の退職金共 済契約を締結していた場合には、1 ⑶①(注 1 )の場合と同様に、移換前の企業型年金加 入者であった期間又は確定給付企業年金の加 入者であった期間が中小企業退職金制度上退 職一時金の計算の基礎となった期間に含まれ ず、移換により独立行政法人勤労者退職金共 済機構に交付された金額(移換額)に利息を 付した額を退職時に支給することとなるため

(中小企業退職金共済法31の 3 ⑥⑦)、この移 換額の計算の基礎となった期間についても勤 続年数に含めるための改正(所令69①二イ)

を行う予定です。

⑵ 確定給付企業年金規約等に基づく掛金等の取 扱いの改正

① 上記2 ⑸のとおり、「確定給付企業年金を 実施している事業主が 2 以上である場合等の 実施事業所の減少の特例」が創設されたこと に伴い、この制度の対象となる確定給付企業 年金法の掛金(上記1 ⑴②ロ)に同法第78条 の 2 第 3 号の掛金が追加されました(所令64

①二)。なお、この改正は平成28年 6 月整備 政令において行われています。

② 上記2 ⑵のとおり、「個人型確定拠出年金 への中小事業主掛金納付制度」が創設される ことに伴い、この制度の対象(上記1 ⑴②)

に中小事業主掛金を追加する予定です(所令 64①)。

⑶ 確定給付企業年金の額から控除する金額の計 算における加入者が負担した金額から除かれる 資産の範囲の改正

 上記2 ⑶②イのとおり、企業型確定拠出年金

に個人別管理資産がある企業型年金加入者であ った者又は個人型確定拠出年金に個人別管理資 産がある者のその個人別管理資産を確定給付企 業年金に移換することができることとされるこ とに伴い、確定給付企業年金の額から控除する 金額の計算における加入者が負担した金額から 除かれる資産(上記1 ⑶②(注))に企業型確 定拠出年金又は個人型確定拠出年金から移換さ れた確定拠出年金法の個人別管理資産を追加す る予定です(所令82の 3 ①二)。

⑷ 生命保険契約等に基づく一時金に係る一時所 得の計算における加入者が負担した金額から除 かれる資産の範囲の改正

 上記2 ⑶②イのとおり、企業型確定拠出年金 に個人別管理資産がある企業型年金加入者であ った者又は個人型確定拠出年金に個人別管理資 産がある者のその個人別管理資産を確定給付企 業年金に移換することができることとされるこ とに伴い、生命保険契約等に基づく一時金に係 る一時所得の計算における加入者が負担した金 額から除かれる資産(上記1 ⑶①(注 2 )(注 3 ))に企業型確定拠出年金又は個人型確定拠 出年金から移換された確定拠出年金法の個人別 管理資産に充てられた企業型年金加入者掛金及 び個人型年金加入者掛金を追加する予定です

(所令183②④)。

(参考 1 ) 確定拠出年金法(平成13年法律第88号)

(定義)

第 2 条 この法律において「確定拠出年金」

とは、企業型年金及び個人型年金をいう。

2  この法律において「企業型年金」とは、

厚生年金適用事業所の事業主が、単独で 又は共同して、次章の規定に基づいて実 施する年金制度をいう。

3  この法律において「個人型年金」とは、

連合会が、第 3 章の規定に基づいて実施 する年金制度をいう。

4  省 略

5  この法律において「連合会」とは、国

民年金基金連合会であって、個人型年金 を実施する者として厚生労働大臣が全国 を通じて 1 個に限り指定したものをいう。

6  省 略

7  この法律において「確定拠出年金運営 管理業」とは、次に掲げる業務(以下「運 営管理業務」という。)の全部又は一部を 行う事業をいう。

一 確定拠出年金における次のイからハ までに掲げる業務(連合会が行う個人 型年金加入者の資格の確認に係る業務 その他の厚生労働省令で定める業務を 除く。以下「記録関連業務」という。)

イ 省 略

ロ 加入者等が行った運用の指図の取 りまとめ及びその内容の資産管理機 関(企業型年金を実施する事業主が 第 8 条第 1 項の規定により締結した 契約の相手方をいう。以下同じ。)又 は連合会への通知

ハ 省 略 二 省 略

8  この法律において「企業型年金加入者」

とは、企業型年金において、その者につ いて企業型年金を実施する厚生年金適用 事業所の事業主により掛金が拠出され、

かつ、その個人別管理資産について運用 の指図を行う者をいう。

9  この法律において「企業型年金運用指 図者」とは、企業型年金において、その 個人別管理資産について運用の指図を行 う者(企業型年金加入者を除く。)をいう。

10 この法律において「個人型年金加入者」

とは、個人型年金において、掛金を拠出し、

かつ、その個人別管理資産について運用 の指図を行う者をいう。

11 この法律において「個人型年金運用指 図者」とは、個人型年金において、その 個人別管理資産について運用の指図を行 う者(個人型年金加入者を除く。)をいう。

12・13 省 略

(規約の承認)

第 3 条 省 略 2  省 略

3  企業型年金に係る規約においては、次 に掲げる事項を定めなければならない。

一~七 省 略

七の二 企業型年金加入者が掛金を拠出 することができることを定める場合に あっては、当該掛金(以下「企業型年 金加入者掛金」という。)の額の決定又 は変更の方法その他その拠出に関する 事項

七の三 企業型年金加入者が掛金を拠出 することができることを定めない場合 であって、当該企業型年金加入者が個 人型年金加入者となることができるこ とを定めるときは、その旨

八~十二 省 略 4 ~ 6  省 略

(承認の基準等)

第 4 条 省 略 2 ~ 4  省 略

5  厚生労働大臣は、前条第 3 項第 7 号の 3 に掲げる事項を定めた規約について同 条第 1 項の承認をしたときは、厚生労働 省令で定める事項を連合会に通知しなけ ればならない。

(企業型年金加入者)

第 9 条 実施事業所に使用される第 1 号等 厚生年金被保険者は、企業型年金加入者 とする。ただし、企業型年金規約で60歳 以上65歳以下の一定の年齢に達したとき に企業型年金加入者の資格を喪失するこ とを定めたときは、60歳に達した日の前 日において当該実施事業所に使用される 第 1 号等厚生年金被保険者であった者で 60歳に達した日以後引き続き当該実施事 業所に使用される第 1 号厚生年金被保険 者又は第 4 号厚生年金被保険者であるも

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