特定のファイルがスタブ化されないように設定する方法を次に示します。
1. GUI左上のリソースタブを選択します。
2. GUI左側のツリーで<ホスト名>の左端にある三角のアイコンを選択します。
3. GUI左側のツリーでファイルシステムの左端にある三角のアイコンを選択し,対象のファイル システム名をクリックします。
4. <ファイルシステム名>ウィンドウで,キャッシュ常駐ポリシータブをクリックします。
5. キャッシュ常駐ポリシータブ内の追加をクリックします。
6. キャッシュ常駐ポリシー追加ダイアログで,必要な情報を指定します。
参考 1つのポリシー内で設定したすべての条件に合致するファイルだけがスタブ化されなくなります。複 数のポリシーを設定した場合は,どれか1つのポリシーに合致すれば,そのファイルはスタブ化されなくな ります。
7. OKをクリックします。
8. 確認ダイアログに表示された情報を確認したら,適用をクリックします。
9. 処理結果を確認して,閉じるをクリックします。
ポリシーを設定すると,指定した条件に合致するファイルがスタブ化されないように,スタブ化を 抑止したり,スタブファイルのデータをリコールしたりするタスクが毎日0時00分に実行されま す。
3.5 ファイルシステムの容量を拡張する
ここでは,共有ディレクトリが作成されているファイルシステムの容量を拡張する方法を説明しま す。
32 共有ディレクトリを運用する
ファイルシステムで使用しているボリュームグループの容量を拡張する場合は,ディスクを増設す る必要があります。ディスクを増設する方法については,「6.1 ディスクを増設する」を参照してく ださい。
この操作で使用する画面
• C.13 ファイルシステムウィンドウ
3.7 ユーザーまたはグループごとに使用する容量を制限す る
ここでは,Quotaを有効にしているファイルシステムで,ユーザーまたはグループごとに使用する 容量を制限する方法を説明します。
ユーザーまたはグループごとに使用する容量を制限する前に
対象のファイルシステムが次の示す条件をすべて満たしていることを確認してください。
• HCPにデータをマイグレートしていない
• 複数ファイルのデータ集約による容量削減を実施していない
この操作にはコマンドを使用します。「11. コマンドを使用する」を参照して環境を設定してくださ い。
ユーザーまたはグループごとに使用する容量を制限する方法を次に示します。
1. fslistコマンドを実行して,対象のファイルシステムがQuota機能を有効にした状態でマウ ントされていることを確認します。
Quotaにonと表示されていることを確認します。
Quotaにoffと表示されている場合は,いったんファイルシステムをアンマウントしてから,
fsmountコマンドを実行して,Quotaを有効にしてください。
2. quotasetコマンドを実行して,ユーザーまたはグループに対してQuotaを設定します。
3. quotagetコマンドを実行して,ユーザーまたはグループに対してQuotaが正しく設定された ことを確認します。
参考 quotasetコマンドでは,Quotaが設定されていないユーザーおよびグループに対して適用されるデフォ
ルトQuotaを設定できます。また,ユーザーまたはグループがソフトリミットまたは猶予期間を超えたことを
通知するようQuotaの監視も設定できます。
3.8 スナップショットに使用する容量を拡張する
ここでは,スナップショットの格納領域の空き容量が少なくなった場合に,使用する容量を拡張す る方法を説明します。
この操作で使用する画面
• C.13 ファイルシステムウィンドウ
• C.36 ファイルシステム編集ダイアログ
スナップショットに使用する容量を拡張する方法を次に示します。
1. GUI左上のリソースタブを選択します。
2. GUI左側のツリーで<ホスト名>の左端にある三角のアイコンを選択し,「ファイルシステム」
をクリックします。
3. ファイルシステムウィンドウで,対象のファイルシステムを選択し,編集をクリックします。
4. ファイルシステム編集ダイアログのFile Snapshotsの設定で,スナップショットの格納容量を 指定します。
5. OKをクリックします。
6. 確認ダイアログに表示された情報を確認したら,適用をクリックします。
34 共有ディレクトリを運用する
7. 処理結果を確認して,閉じるをクリックします。
3.9 ほかのファイルサーバからデータをインポートする
ここでは,ほかのファイルサーバで使用しているファイル共有のデータを,GUIを使用してHVFP/
HDIにインポートする方法について説明します。複数のファイルサーバから同時にデータをイン ポートできます。同時にインポートできる共有数は,HVFP/HDI当たり20個までです。インポー ト方法は,使用するプロトコルによって異なります。CIFSプロトコルを使用する場合は「3.9.1 ほ かのファイルサーバからCIFSプロトコルを使用してデータをインポートする」,NFSプロトコル を使用する場合は「3.9.2 ほかのファイルサーバからNFSプロトコルを使用してデータをインポー トする」を参照してください。インポート元共有の種別とインポートで使用するプロトコルが異な る場合,属性などの情報が正しくインポートできないことがあります。共有種別と同じプロトコル を使用してデータをインポートしてください。
重要 ファイル共有,ユーザーまたはグループごとに使用する容量を制限する場合,インポートを開始する際に,
コマンドを使用する必要があります。このため,使用する容量を制限する場合は,コマンドを使用してインポー トを開始することをお勧めします。コマンドを使用してほかのファイルサーバからデータをインポートする方 法については,「ユーザーズガイド」を参照してください。
3.9.1 ほかのファイルサーバから CIFS プロトコルを使用してデータをイン
ポートする
ここでは,ほかのファイルサーバからCIFSプロトコルを使用してデータをインポートする方法を 説明します。
インポートを開始する前に,CIFSサービスの構成定義を設定しておく必要があります。WORMに 対応していないファイルシステム内の,CIFSクライアントからアクセスしているファイルが対象で す。各ファイルは,ファイル名を含めたディレクトリパスが4,095バイト以内である必要がありま す。
次の情報およびオブジェクトはインポートされません。
• Quotaや共有の設定などのファイルシステムの属性
• シンボリックリンク
• ファイルおよびディレクトリのSACL(System ACL)およびQuota情報
• ファイルおよびディレクトリの暗号化属性,圧縮属性および非インデックス属性(設定が解除さ れます)
• ドメインコントローラーに登録されていないアカウントおよびEveryone,CREATOR_OWNER, CREATOR_GROUP以外のアカウント(ドメイン認証を使用する場合)
• 次の名称のディレクトリおよびファイル:「.history」,「.snaps」,「.arc」,「.system_gi」,
「.system_reorganize」,「.backupdates」,「.temp_backupdates」,「lost+found」,「.lost+found」
なお,インポート対象のCIFS共有内にサーバ固有のシステムディレクトリがある場合は,システ ムディレクトリのインポートに失敗することがあります。インポートに失敗したシステムディレク トリの所有者およびアクセス権に設定されているアカウントを見直して,再度インポートしてくだ さい。
ファイルおよびディレクトリに設定されているACEは最大700個までインポートできます。イン ポートされたファイルにはDOS属性としてアーカイブ属性が設定されます。また,NTFS ACLの 各属性は,対応するAdvanced ACLの属性に変換されます。NTFS ACLとAdvanced ACLの各属 性の対応については,「ファイルアクセス(CIFS/NFS)ユーザーズガイド」を参照してください。
なお,インポートが完了するまで,差分スナップショットにアクセスできないことがあります。
共有ディレクトリを運用する 35
• C.35 ファイルシステム構築ダイアログ
ほかのファイルサーバからCIFSプロトコルを使用してデータをインポートする方法を次に示しま す。
1. インポート用のデータアクセスアカウントを作成します。
共有上のデータにアクセスするためのアカウントを外部認証サーバに作成します。インポート 対象となる共有上のすべてのデータにアクセスできるようアカウントを設定してください。ア カウント名は256文字以内,パスワードは128文字以内で指定します。英数字,円記号(\)以 外の記号,および文字コードがUnicode(UTF-8)のマルチバイト文字を使用できます。
2. インポート対象ファイルに所有者がローカルアカウントのものがある場合は,インポート元の ファイルサーバ上で,ローカルアカウントを確認し,それらのアカウントをHVFP/HDIで使用 するためのマッピングファイルを作成します。
Microsoft(R) Windows Server(R)の場合,マッピングファイルの作成には,HVFP/HDIのイン ストールメディアの,次の場所に格納されているマッピング生成ツール(sidlist.exe)が使 用できます。
<インストールメディアのドライブ>:\tool\sidlist
sidlist.exeをインポート元ファイルサーバの任意のディレクトリにコピーし,コマンドプロ ンプトでsidlist.exeおよびマッピングファイルの絶対パスを指定して実行してください。
sidlist.exeをDドライブのtoolディレクトリに格納した場合の例:
D:\>d:\tool\sidlist.exe >d:\tool\mappingfile.txt マッピングファイルに出力されるエントリーは次のとおりです。
[MAPDEF]
SID=<アカウントのSID>
SRC_NAME=<インポート元アカウント名>
KIND=<アカウント種別:u(ユーザー)またはg(グループ)>
DST_NAME=<インポート先アカウント名>
インポート元とは異なるアカウント名をHVFP/HDIで使用する場合は,DST_NAMEを編集して ください。ドメインアカウントを使用する場合は,「ドメイン名\アカウント名」の形式で指定し てください。
Microsoft(R) Windows Server(R)以外の場合は,各ローカルアカウントに対して上記のエント リーを記述したマッピングファイルを手動で作成してください。
マッピングファイルの文字コードを確認し,UTF-8形式で保存してください。
3. インポート元のファイルサーバにアクセスできるネットワークにHVFP/HDIを接続します。
4. インポート対象ファイルへのアクセス方法に応じて,必要な設定を実施してください。
ドメイン認証を使用する場合
インポート元のファイルサーバに設定しているDNS,NISおよびLDAPの情報と同じ内 容を,HVFP/HDIに設定します。
36 共有ディレクトリを運用する