2.1 計画推進の体制と方策
(1)実施体制
座間市総合都市交通計画の実施にあたっては、行政だけでなく市民や民間事業者(鉄道、バ ス事業者等)など関係機関等が連携・協働し一体となって、総合的に取り組んでいく必要があ ります。
このため、座間市総合都市交通計画を推進する体制づくりを進めます。
①座間市総合都市交通計画推進のための組織の設置
座間市総合都市交通計画には多様な施策が掲げられており、これら施策を着実に実現してい くため、市民、交通事業者、行政を中心とした計画の推進組織を設置し、様々な意見を反映し ながら計画の評価や見直しなどを行い、計画の推進を図ります。
図 座間市総合都市交通計画推進組織のイメージ 連携・協議
連携・協議 連携・協議
【市民・企業】
【行 政】
○神奈川県
○座間市
○警察
【交通事業者】
○鉄道
○バス
○タクシー 公共交通 自動車
自転車歩行者
座間市総合都市交通計画 評価・見直し
②適正な役割分担による施策の実施
座間市総合都市交通計画における施策の実施は、座間市をはじめとする行政機関、交通事業 者、その他の機関が実施主体となって実施することになります。
各施策は、それぞれの実施主体の権限の範囲において、適正な役割分担のもとに実施すると ともに、関係機関等と十分な調整を行い、関係機関が密接な連携を図って進める必要がありま す。
(2)推進方策
①効率的かつ効果的な計画の実現へ向けた取組みの推進
本計画の基本理念・基本方針の達成のためには、長期にわたる基盤整備など財政需要の増大 が見込まれますが、財政環境の大幅な改善が望めない現在の状況下においては、限られた財源 の重点的かつ効果的な投資、建設コストの削減、既存ストックの活用など効率的な町の財政運 営に十分配慮し、計画の推進を図ります。
②「重点施策」の具体化の推進
総合都市交通計画で立案した都市交通施策の中で、特に短期に実施する施策、また、市民意 向などにおいて優先度の高い施策に関しては、今後、都市交通戦略において「重点施策」に位 置づけ、事業の具体化、実現化を推進していく必要があります。
この中で、現在事業が進行中の施策は、確実な予算化や関係機関との協議・調整等により事 業を推進します。それ以外の施策は、より詳細な調査や事業計画を立案し、実施内容や予算化、
事業スケジュールなどについて具体的な検討を行い、事業化を推進します。
③情報提供の実施
交通施策の実現に向けては、市民の理解と参加が必要です。そのため、施策の取組み状況な どを市民に公表し、市民の意識向上や合意形成を図るための取組みを推進します。
④広域行政の推進
都市間連絡道路や路線バスの改善などの交通施策は座間市単独での対応が難しいため、それ ぞれの行政区域で取り組むのではなく、広域的な視点に立って施策の展開を進めていくことが 重要となります。
従って、座間市周辺都市とこれまで以上に連携を強化していく必要があります。
(3)進行管理・評価や定期的な見直し
①施策の進捗状況と検証・評価(PDCAサイクルの活用)
計画で提案した施策の実施にあたっては、定期的に施策の進捗状況、導入効果等を確認し、
必要に応じて施策の見直しを行っていきます。
評価にあたっては、施策に応じてターゲットを絞り込んだ上で、特定層にきめ細かくアプロ ーチして分析します。
そして、それらの情報を市民に向けて、広報誌やホームページなどを通じて広く公表します。
図 PDCA サイクルの概念図
②総合的・弾力的な計画の推進
様々な施策を的確に進めるためには、今後の社会・経済情勢や住民ニーズ等の変化に弾力に 対応していくことが重要となります。
座間市総合都市交通計画は、概ね20年後の平成42年を目標年次として、交通の将来像を掲 げていますが、計画期間中に社会・経済情勢が大きく変化した場合は、見直しを行うものとし ます。
【用語の解説】 50 音順
あ 行
※アメニティ
住みやすさや快適さという意味を持ちます。西洋ではあるがままの状態とも定義されます。
人間の生活環境の快適さを指す言葉です。
※駅端末交通手段
出発地から駅(または、駅から目的地)までに利用した交通手段のことを指します。
※エコサイクル
自転車の持つ化石エネルギーを消費しない、排出ガスなどの公害を発生しない、交通渋滞 などの問題を引き起こさないなど、環境にやさしい交通手段としての特性を表現したもので す。
※エコ通勤
通勤の際に、マイカーやバイクを使わず、公共交通機関や自転車、徒歩で通勤することで す。
か 行
※狭さく
身近な生活道路で車がゆっくり走るように、左右交互の植栽やカラー舗装を行うことです。
※公共交通空白地域
近隣に公共交通機関の路線が存在せず,交通弱者(高齢者や子どもなど)の移動が困難に なっている地域のことです。
※コミュニティバス
主として地方公共団体が交通空白地域、交通不便地域の解消や高齢者等の外出促進を図る ため、一定地域内を運行している地域密着型のバスのことです。狭い道路でも運行可能なよ うに小型化を図ったり、運賃、ダイヤ、バス停の位置等を工夫する事例が多い。
※混雑度
道路の混雑の程度を表す指標で、道路の持つ交通容量(交通を通すことができる能力)に対 する実際の交通量の比で示されます。数値が大きくなるほど、混雑程度の悪化を示します。
混雑度による交通状況の目安は以下のとおりです。
混雑度の解釈
1.00 未満・・・・混雑することなく、円滑に走行できる状態 1.00~1.25・・・ピーク時に混雑する可能性がある状態
1.25~1.75・・・ピーク時のみの混雑から日中の連続的混雑への過渡状態 1.75 以上・・・・慢性的な混雑状態