マルタ代表団は、強制的手続きの策定が終了したとは信じられないとの意見から、当該 作業プログラムから本議題を削除することに反対した。
び STW の各小委員会と協力して調整・計画された e-Navigation 戦略実行策定のため の合同計画を実施に移すよう承認したことを想起した。
10.2 小委員会は、NAV 55/WP.5文書の附属書2の記載にある付託事項についてノ ルウェーの調整の下で、作業を会期間に前進させるためのコレスポンデンス・グループ をNAV 55(STW 41/2/2(部分))が設置したことに留意した。これに関連してNAV 55
は、STW 41への文書の提出期限が2009年11月6日であることを銘記しつつ、コレ
スポンデンス・グループが STW 41 に対してなんらかの意義ある質問を提出するのは 無理であろう、と認めた。従って、COMSAR 14とNAV56が確認するかもしれない質 問に答えることを、コレスポンデンス・グループが STW 42 に要請することの方がよ り適切であろう。
10.3 小委員会は上記に鑑み、本件のさらなる検討をSTW 42まで延期することで同 意した。
11 船上の閉鎖区画に立入る際の勧告事項の改正
11.1 小委員会は、船上の閉鎖区画に立入する際の勧告事項(A.864(20)決議)の具 体的規定を見直し、必要に応じて改正するよう勧告しているDSC 13の提案をMSC 85 が検討したことを想起した。他の船種をカバーするため作業範囲を拡大する必要性につ いての議論に引き続いて、小委員会はまた、BLG、DSC、FP及びSTWの各小委員会 の作業プログラム、DSC 14とSTW 41は、優先度の高い議題として暫定議題「船上の 閉鎖区画に立入る際の勧告事項の改正」を、DSC 小委員会をコーディネーターとして 2010年の完成を目途に作業プログラムに含めることで合意した。
11.2 小委員会は、DSC 14(STW 41/2/2(部分))が、国際海難調査官会議(MAIIF)
(DSC 14/INF.9)によって提供された情報の重要性を認め同情報に留意し、それを
A.864(20)決議を改正する際に勘案することで合意したことに留意した。さらにDSC 14
は事務局に対し、DSC 14/INF.9をDSC 15用の作業文書として発行し、BLG 15、FP 54
及びSTW 41での審議に適時に間に合わせるよう要請した。
11.3 小委員会はさらに、事務局がその後DSC 15/10文書を発行し、また本件を会 期間に前進させるためコレスポンデンス・グループを設置することにより、DSC が
A.864(20)決議の改正に関連する作業を開始したばかりであることに留意した。そこで
小委員会は、DSC 14 が設置したコレスポンデンス・グループによって現在作成中の
A.864(20)決議の改正案を詳細に見直すことなしに本情報を検討し勧告を出すことは時
機尚早である、との意見で合意した。
11.4 これに関連して小委員会は、閉鎖区画への立入のための訓練要件に関わる事柄
は議題7(第7.6.5項~7.6.10項を参照のこと)の下で既に議論されたことを想起した。
11.5 上記に鑑み、小委員会は、
.1 DSC 15によるA.864 (20)決議の見直し待ちの情報に留意し .2 さらなる審議をSTW 42まで延期し
.3 完了目標を2011年(第13.3.1.2項を参照)まで延期するよう委員会に要請し た。
12 船内の非常事態に関する対応策実施モデルの策定
12.1 小委員会は、次のことを想起した。
.1 MSC 84 が、作業完了には 2会合を要する「船内緊急事態への対応策実施モ
デル手続きの策定」を優先度の低い項目として、STW小委員会の作業プログ ラムに含めることに同意したこと。
.2 STW 40が本項目を会合の議題としたこと。
12.2 韓国(STW 41/12、STW 41/12/1、STW 41/12/2及びSTW 41/12/3)は、船 員、外国船舶監督(PSC)官(以下、「PSC 官」という。)その他のため、下記に関す る操練の手続きを提起した。
.1 退船。
.2 消火。
.3 非常操舵。
.4 船外転落者救助。
12.3 ISFのオブザーバーは、新しい作業プログラム項目確立のための基準の一つは、
業界の指針が充分にあるかどうかということであり、この場合は ICS 船橋手続き指針 など多くの指針がいつでも利用できる、との見解を表明した。さらに、韓国が想定した
のは船舶、機器、旗国、会社及び運航に特化したシナリオであった。彼らの意見によれ ば、退船操練のための一般的手続きの策定は危険を伴い、マイナス効果をもたらす可能 性がある。また、異なった各種の機器を搭載した船舶を検査する際、PSC 官は同じも のを用いる場合もありうる。いずれにしても、ISM コード第 8 節の規定を受ける船社 は既に、船舶及び会社ごとに起こりうる船内非常事態を確認し、説明し、これに対応す るための手続きを確立する責任を負っている。従って、もし必要となれば、船社が自社 独自の手続きを確立するのを助けるため、一般的な指針を策定することができる。
12.4 他の支持を受けたデンマーク代表団は、非常事態に対応するための手続きを確 立することは船社の責任であるから、そのようなレベルの詳細は受け入れかねる、との 意見を表明した。
12.5 マルタ代表団は、これらの提案に関して小委員会がこれ以上本件に立ち入らな いよう促すかもしれない重大な懸念があったとしても、それにも関わらず本会議でなさ れるコメントを勘案しつつ、韓国には、改正提案を次期会合に提出して欲しい、との見 解を表明した。
12.6 若干の議論の後、小委員会は韓国に対し、改正提案をSTW 42に提出するよう 要請するとともに、関連業界の現存基準で同会合で検討可能なものがあれば、それにつ いての情報を提供するよう諸国際機関に対して要請した。これに関連して、ISFのオブ ザーバーは、他の業界団体に連絡をとって、要請された情報を STW 42 に提出するこ とを提案した。
13 作業プログラム及び STW 42 の議題(改称された 2 年間の議題、2年後の議題及び STW 42 の暫定議題)
13.1 小委員会は、機関(IMO)の高レベル活動計画と2010~2011二年間の優先事
項(A.1012(26)決議)の採択に留意した。さらに、戦略計画と高レベル活動計画を機関
全体に適用し、かつ改善された計画・管理手続きを規定することによって現存の作業慣 行を強化するには一定の基準が必要だということを認めた総会が、戦略計画と高レベル 活動計画の適用に関する指針を採択した(A.1013(26)決議)ことにも、小委員会は留意 した。小委員会は特に、2010~2011の二年間に戦略計画と高レベル活動計画の適用に 関 す る 指 針 に 適 合 さ せ る た め 、 機 関 及 び 作 業 方 法 に つ い て の 委 員 会 の 指 針
(MSC-MEPC.1/Circ.2)を見直し、改正するよう総会が委員会に対して要請したこと
に留意した。
13.2 小委員会は、事務局が上記の要請をうけてMSCと MEPC の委員長と協議の
上、MSC 87による審議のため委員会指針の改正草案を作成した旨の報告を受けた。な
お本草案は、総会の認可を受けたMigration Planの規定も考慮に入れたものであった。
この点について小委員会は、本項目との関連では以前の「作業プログラム」様式は既に
「二年間議題」と「二年後の議題」という新しい様式に差し替えられたが、所期活動の 現状についての現行の報告様式が新しい様式に差し替えられることに留意した。また、
STW 41/WP.1文書の附属書1と 4の記載にあるように、前述の新様式の使用を2010
年初頭から実施することに委員会議長が同意したことにも留意した。
13.3 今会合におけるMSC 86の決議及び議事管理手続き規定の進展を勘案しつつ、
小委員会は、二年間及び二年後の議題及び STW 42 の暫定的議題ついての草案を作成 した。これらは、委員会での審議・承認のためMSC 86(STW 41/2、附属書2)によ って承認され附属書7に記載されたものに基づいている。作業プログラムを見直しつつ、
小委員会は以下の事柄について委員会に要請することで合意した。
.1 二年間の議題の完了目標日を次のように延期すること。
.1 5.1.1.9 「リカバリー・システムの訓練基準策定」を2012年へ。
.2 5.2.1.25 「船上の閉鎖区画に立入る際の勧告事項の改訂」を2011年(第
11.5項)へ。
.2 以下の二年間の議題を削除すること。
.1 5.2.2.1 「STCW条約及びコードの包括的見直し」(第7.12.4.2項)。 .2 5.2.2.6 「船員安全代表者の訓練」(第5.4項)。
.3 5.2.2.3及び12.1.2.3 「安全配員の決定に関する強制要件を含む船舶の安 全配員レベルの決定に関する原則の見直し」(第8.18項)。
.4 6.3.2.1 「海事保安を高める措置」(第9.5項)。 次の会合に向けての準備
13.4 小委員会は、下記のテーマに関する作業部会と起草部会がSTW 42において設
置されるかもしれないと予測した。
.1 e-Navigation戦略実行計画の策定。
.2 モデル訓練課程の承認。
機関の高レベル活動計画と2010~2011年2年間の優先事項
13.5 小委員会は、機関の高レベル活動計画の所期活動の現状及び小委員会に関わる 2010~2011年の優先事項についての情報に留意した。この情報は附属書8に記載され ており、委員会が審議と適宜な実行を求められているものである。
次の会合の日程
13.6 小委員会は、第42回STW小委員会が暫定日時2011年1月24日~28日の間、
IMO本部で開かれる予定であることに留意した。
14 2011 年の議長及び副議長選出
14.1 海上安全委員会の手続き規則に準じ、小委員会は満場一致でピーター・ブレイ ディ海軍少将(ジャマイカ)を 2011 年の議長に、A.H. カイッシィ氏(レバノン)を 副議長に再選した。