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8.1 小委員会は下記のことを想起した。

.1 STW 39は、改正A.890(21)決議に具体化されているように、船舶の最小安全

配員レベルを決定するための意図と目的を定義し明確化するため、作業部会 を設置した。これには、人的システムの統合、船舶の建造、訓練、船舶の運 航、疲労調査などの分野における科学的知識と専門能力に基づいて、職務遂 行に関わる有効性と効率を検討する枠組みを構築する必要性が含まれている。

同作業部会はまた、安全配員の原則に関する改正A.890(21)決議の予備改正草

案を作成する。

.2 STW 40は、STW 40/14文書の附属書5に記載されている安全配員の原則(改

A.890(21)決議)に関する総会決議の予備改正草案を作成した。これについ

てはNAV 55が予備的な見直しを行うことを要請された。

.3 STW 40はまた、議題「船舶の安全配員レベルの決定に関する原則の見直し」

と「安全配員を決定するための強制要件」には共通の内容があるので、全体 的見地から一つの議事項目に集約することで合意し、両項目を統一して「安 全配員の決定のための強制要件を含む船舶の安全配員レベルの決定に関する 原則の見直し」とするようMSC 86に要請した。MSC 86は本提案に同意し た(MSC 86/26、第9.10項)。

8.2 小委員会は、NAV 55STW 41/8)が安全配員の原則に関する総会決議(改正

決議A.890(21))の予備改正決議草案を見直し、うまく起草されているようだ、との意

見であったとの知らせを受けた。しかしアペンディックスと附属書5については、NAV 55は次のような改正に同意した。

.1 「アペンディックス:第V/1.2規則の規定により公布」

.2 「附属書5、第1.2項:提出に当たっては、船舶の安全、保安及び海洋環境保 護機能管理の観点から、附属書2及び3の要件を勘案する必要がある。」

.3 「附属書5、第2.2項:本提案を審査し承認した主官庁は、特別な要件及び条 件 [最小安全配員評価によって立証されたもの] を含む安全配員文書を発行 すべきである。」

8.3 NAV 55はさらに、NAV 56の暫定議題の中に「安全配員の決定のための強制要

件を含む船舶の安全配員レベルの決定に関する原則の見直し」を含めた。

8.4 連合王国とフランス(STW 41/8/1)は、安全配員の決定手続きを強制的なもの とするため、SOLASの第V/14規則の改正を提起した。

8.5 他の支持を受けたアイルランド代表団は、本提案に同意した。

8.6 他の支持を受けたデンマーク代表団は、本提案に原則として同意したが、手続

きのみが強制的なものとなるので、彼らは、改正決議のどの部分が強制的になるのか、

また関連した部分もしかるべく強制的な表現にする必要がある、という点でいくらかの 懸念を持った。さらに、デンマーク代表団とオランダ代表団は、STW 41/8/1文書にあ るような議論や見解には全面的に同意できない、との意見を表明した。

8.7 ITF のオブザーバーとスウェーデン代表団の支持を受けた国際船長協会連盟

IFSMA)のオブザーバーは、このプロセスは本提案の第 2.2 項の改正を通じて監査

可能かつ透明なものにすべきであり、また提起された第2.1項の改正も必要である、と の意見を表明した。

8.8 他の支持を受けたベルギー代表団は、連合王国やフランスと同じ懸念を持ち、

IMO締約国による自発的監査制度とISMコードについての手続きと枠組に関する決議

A.974(24)の規定を考慮に入れた総体的なアプローチが必要である、との意見を表明し

た。

8.9 他の支持を受けたバハマ代表団は、船舶の安全配員を常に監視・決定・維持す ることは、それが航路・積荷・気候ごとに変わりうることを考えると、旗国にとっては 極めて困難なことであるとの意見を表明した。さらに、安全配員文書を発行する責任が 旗国にあることを認めつつも、ISM コードの規定によれば、常に変化する通商条件や 運航条件に応じて船舶に対して適正な配員を維持することは船主の責任である、との意 見も表明した。

8.10 小委員会は徹底的な議論の後、同文書をこの議題の下でさらに詳細に検討して 確定するため、作業部会に付託した。

8.11 オーストラリア代表団は、安全配員の原則に関する改正決議草案の附属書5の 第2.2節が検討中であることに対して小委員会の注意を喚起した。小委員会は簡潔な議 論の後、当該のカギ括弧をその本文とともに削除することで合意した。

作業部会の設置

8.12 小委員会は、安全配員レベル確立のための原則の見直しについて、検討中文書 を削除する(STW 40/14文書、附属書5)という決議を含む以下のような付託事項を審 議するため、作業部会を設置した。

本会議でのコメントと決議を勘案しつつ、以下の事柄について、作業部会は STW

41/8文書及びSTW 41/8/1文書(連合王国及びフランス)を審議しなければならな い。

.STW 40STW 40/14、附属書5)で策定された安全配員の原則に関する決

A.890(21)の予備改訂草案に基づき、安全配員の原則に関する決議の改正草

案を作成すること。

.2 SOLASV/14規則に対する改正草案を作成すること。

そしてその報告書を2010114 日(木曜)の本会議に提出しなければならな い。

作業部会報告

8.13 作業部会からの報告(STW 41/WP.6)を受領した小委員会は、以下の項で要 約されているような措置をとった。

8.14 小委員会は、NAV 56によるコメントに従い、MSC 88による承認とA 27へ の提出・採択のため、附属書5に記載されている最小安全配員の原則に関する総会決議 草案を是認した。

8.15 小委員会は、NAV 56によるコメントに従い、MSC 88による承認とMSC 89 による採択のため、附属書6に記載されている改正1974SOLAS条約第V/14規則 についての改正草案を是認した。

8.16 連合王国とフランスの代表団は、小委員会が安全配員の決定に関わる本質的な 問題に取り組まなかったこと、特に「監査可能な」という用語の削除を決議したことは、

疲労に関する事務局長の開会挨拶に照らして特に遺憾である、との意見を表明した。

8.17 小委員会はNAV小委員会に対し、20107月に開かれるその第56回会合に おいて最小安全配員の原則に関する総会決議草案とSOLASV/14規則の改正草案を 審議し、もし何らかのコメントがあれば、しかるべき措置を採るため、それをMSC 88 に送付するよう要請した。

8.18 小委員会は委員会に対し、本議題についての作業が完了した(第13.3.2.2項を 参照のこと)ので、それを作業プログラムから削除するよう要請した。これに関連して

マルタ代表団は、強制的手続きの策定が終了したとは信じられないとの意見から、当該 作業プログラムから本議題を削除することに反対した。

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