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成長と変化に応じた計画手法の整理

  上 記 の 2 文 献 か ら 「 病 院 建 築 の 成 長 と 変 化 へ の 対 応 」 に 関 す る 記 述 を , 病 院 単 位 で 検 索 ・ 抽 出 し た . た だ し , ① 計 画 案 , ② 病 院 の 機 能 を 持 た な い 施 設 , ③ 手 法 に 関 す る 記 述 が な い 病 院 は , 分 析 対 象 病 院 か ら 除 い た . ま た , 同 一 病 院 が 複 数 の 記 事 で 掲 載 さ れ て い た 場 合 , 記 事 に 掲 載 さ れ て い る 竣 工 年 が 同 じ 病 院 は 項 目 を 1 つ に 統 合 し た . 本 調 査 に お け る 竣 工 年 は , 病 院 が 記 事 に 掲 載 さ れ た 時 点 で , 病 院 を 構 成 す る 建 物 の 中 で 最 も 新 し い 建 物 が 竣 工 し た 年 を そ の 病 院 の 竣 工 年 と し た . し た が っ て , 同 一 病 院 が 増 改 築 の 前 後 で 文 献 に 掲 載 さ れ て い る 場 合 は , 増 改 築 前 後 の 病 院 を 別 の 病 院 と し て カ ウ ン ト し た ( 例 : 千 葉 県 が ん セ ン タ ー 竣 工 年 1972 病 床 数 200 → 1993 年 増 築 , 病 床 数 316). 増 築 や 改 築 に よ っ て , そ の 病 院 が 採 用 し て い る 計 画 手 法 が 追 加 さ れ る 場 合 が あ る た め で あ る . 以 上 の 方 法 に よ り , 文 献 調 査 の 分 析 対 象 病 院 は 183 病 院 と な っ た . 調 査 は 2015 年 6 月 1 日 〜 2016 年 3 月 31 日 で 実 施 し た .

調査 内容 対象 調査期間

JIHa「医療福祉建築」

(No.1-184,1968年-2014年)

医学書院「病院」

(54巻1号-74巻12号,1995年-2015年)

・病院建築の成長と変化に応じた計画手法に関する記述の抽出・整理

・成長と変化に応じた計画手法の分類

文献調査

2015.06.01-2016.03.31

表 2.1.1  文 献 調 査 概 要

(2) ア ン ケ ー ト 調 査

  表 2.1.2 に ア ン ケ ー ト 調 査 概 要 を 示 す . 文 献 調 査 で は , 従 来 用 い ら れ て き た 病 院 建 築 の 成 長 と 変 化 に 応 じ た 計 画 手 法 を 抽 出 し , 整 理 し た . し か し , 文 献 に 記 載 は な い が , 実 際 に は 病 院 に 採 用 さ れ た 計 画 手 法 は 明 ら か に で き て い な い . し た が っ て , ア ン ケ ー ト 調 査 で は 以 下 の 2 つ を 目 的 と し た .

  ・ 文 献 に 記 載 さ れ て い な い が , 実 際 に 病 院 に 採 用 さ れ た 成 長 と 変 化 に 応 じ た 計 画 手 法 を 明 ら か に す る こ と .

  ・ ア ン ケ ー ト 調 査 結 果 を 分 析 し , 病 院 建 築 に 採 用 さ れ た 成 長 と 変 化 に 応 じ た 計 画 手 法 の 統 計 的 傾 向 を 把 握 す る こ と .

  表 2.1.3 に ア ン ケ ー ト 調 査 対 象 設 計 事 務 所 と ア ン ケ ー ト 回 収 状 況 を 示 す . 文 献 調 査 対 象 病 院 を 設 計 し た 48 設 計 事 務 所 を ア ン ケ ー ト 調 査 の 対 象 と し た . 48 設 計 事 務 所 の う ち 11 の 設 計 事 務 所 は , 解 散 な ど の 理 由 で ア ン ケ ー ト の 送 付 が 行 え な か っ た . よ っ て , 37 の 設 計 事 務 所 に ア ン ケ ー ト を 送 付 し た .

  図 2.1.1 に 調 査 票 の 例 を 示 す .ア ン ケ ー ト で は ,実 際 に 病 院 に 用 い ら れ た 計 画 手 法 , 調 査 対 象 病 院 に お け る 成 長 と 変 化 前 後 の 資 料 の 有 無 を 尋 ね た .

  調 査 票 の 記 入 は 病 院 の 設 計 担 当 者 に 依 頼 し た . 文 献 調 査 で 整 理 し た 17 の 手 法 を 記 載 し , 実 際 に 採 用 さ れ た 成 長 と 変 化 に 応 じ た 計 画 手 法 に ○ を つ け て も ら っ た . な お , 文 献 調 査 で 把 握 で き た 計 画 手 法 に は 予 め ○ を つ け た 状 態 で 調 査 票 を 送 付 し た . 予 め 記 入 し た 内 容 に 誤 り が あ れ ば 訂 正 し て も ら っ た . 設 計 担 当 者 が 退 社 な ど の 理 由 で 不 在 の 場 合 は , 担 当 者 不 在 の 欄 に チ ェ ッ ク を し て も ら っ た . 担 当 者 不 在 で デ ー タ が 得 ら れ な か っ た 病 院 は 分 析 対 象 か ら 除 外 し た . ま た , 対 象 病 院 に 関 す る 資 料 が あ れ ば 図 面 な ど の 資 料 を 送 付 し て も ら い , 計 画 手 法 の 採 用 事 例 に つ い て も 図 面 等 を 収 集 し た .

  調 査 は , 2016 年 11 月 1 日 〜 2016 年 12 月 13 日 ( ア ン ケ ー ト 回 答 期 間 ) で 行 っ た . な お , 後 述 す る ヒ ア リ ン グ 調 査 1 で 対 象 と し た 設 計 事 務 所 に 対 す る ア ン ケ ー ト 調 査 は , ヒ ア リ ン グ 調 査 の 際 に 行 っ た .

  ア ン ケ ー ト の 回 収 率 は 52.1% で あ っ た (25/48 設 計 事 務 所 ). 文 献 調 査 で 対 象 と し た 183 病 院 の う ち 92 病 院 (50.3%) に つ い て デ ー タ が 得 ら れ た .

調査 内容 対象 調査期間

アンケート 調査

・実際に病院に採用された成長と変化の計画手法の把握

・成長と変化の計画手法の統計的傾向の把握

・計画手法採用事例の資料収集

48設計事務所 2016.11.01-2016.12.13

表 2.1.2  ア ン ケ ー ト 調 査 概 要表  

No. 設計事務所番号 文献調査 分析対象病院数

データが得られた 病院数

アンケート

回収状況 備考

1 設計事務所1 32 17 回答あり ヒアリング対象設計事務所

2 設計事務所2 15 6 回答あり ヒアリング対象設計事務所

3 設計事務所3 10 5 回答あり 提供資料あり

4 設計事務所4 8 7 回答あり 提供資料あり

5 設計事務所5 7 6 回答あり ヒアリング対象設計事務所

6 設計事務所6 7 6 回答あり

7 設計事務所7 6 6 回答あり 提供資料あり

8 設計事務所8 5 5 回答あり ヒアリング対象設計事務所

9 設計事務所9 5 5 回答あり 提供資料あり

10 設計事務所10 4 3 回答あり

11 設計事務所11 4 4 回答あり

12 設計事務所12 3 3 回答あり 提供資料あり

13 設計事務所13 3 3 回答あり

14 設計事務所14 3 3 回答あり

15 設計事務所15 3 3 回答あり

16 設計事務所16 2 1 回答あり

17 設計事務所17 2 2 回答あり

18 設計事務所18 2 1 回答あり

19 設計事務所19 2 1 回答あり

20 設計事務所20 1 0 回答あり

21 設計事務所21 1 1 回答あり

22 設計事務所22 1 1 回答あり 提供資料あり

23 設計事務所23 1 1 回答あり 提供資料あり

24 設計事務所24 1 1 回答あり 提供資料あり

25 設計事務所25 1 1 回答あり 提供資料あり

26 設計事務所26 11 - 回答なし

27 設計事務所27 4 - 回答なし

28 設計事務所28 4 - 回答なし

29 設計事務所29 3 - 回答なし

30 設計事務所30 2 - 回答なし

31 設計事務所31 1 - 回答なし

32 設計事務所32 1 - 回答なし

33 設計事務所33 1 - 回答なし

34 設計事務所34 1 - 回答なし

35 設計事務所35 1 - 回答なし

36 設計事務所36 1 - 回答なし

37 設計事務所37 1 - 回答なし

38 設計事務所38 8 - 送付不可 解散

39 設計事務所39 3 - 送付不可 他企業に合併吸収

40 設計事務所40 3 - 送付不可 連絡先不明

41 設計事務所41 2 - 送付不可 解散

42 設計事務所42 1 - 送付不可 執筆担当者が退職

43 設計事務所43 1 - 送付不可 担当者が転出

44 設計事務所44 1 - 送付不可 解散

45 設計事務所45 1 - 送付不可 移転建替えのためデータなし

46 設計事務所46 1 - 送付不可 解散

47 設計事務所47 1 - 送付不可 連絡先不明

48 設計事務所48 1 - 送付不可 他企業に合併吸収

183 92

表 2.1.3  ア ン ケ ー ト 調 査 対 象 設 計 事 務 所 と ア ン ケ ー ト 回 収 状 況

1.増築余地2.多翼型3.独立E棟4.遷宮方式5.ブロック6.余裕面積7.乾式壁8.O.E.9.H.S.10.大スパン11.上積み12.余裕階高13.余裕荷重14.設備階15.2重床16.端部コア17.設備コア A病院1980病院1981設計担当者 1B病院1975病院建築1977 35

9~14ABCD ABCD ABCD ABCD ABCD ABCD ABCD ABCD

2Cがんセンター 2002

病院 2003

62

386 3Dがんセンター1998病院建築1999 123

3 3

4E病院 1982

病院建築 1983

60 2~5

5F病院1987病院建築1988

80 18 6G病院

1987 病院建築198777 17

7H病院 1993

病院建築

1994 103

42 18 8I病院

2006 病院

2007

No.病院名竣工年文献名出版年NO.執筆担当者担当者 退社手法

【別紙 調査票】 病院建築の成長と変化に関する記述がみられた雑誌掲載病院リスト(A建築設計事務所) 1 増築余地・将来予定地 増築余地・将来予定地

配置計画によって生み出される敷地内の余剰ス ペース.

4 遷宮方式 同一敷地内で施設全体の建替えが可能な配置計画. 5 ブロックプラン 外来棟

看護学院 子供館

病棟

サービス棟 立体駐車場

部門毎の分棟配置によって部門毎に増改築が可 能である.

2 多翼型プラン 主幹ブロック 増築用地

主幹となる棟から機能の異なる複数の棟が翼 のように伸びる配置計画.各部門ごとに増改 築が可能である.

3 独立エネルギー棟 エネルギー部門のみ独立させることで、将来のエ ネルギー供給の設備更新・導入が容易になる.

6 余裕のある面積・予備対応スペース 将来工事スペース

予め将来規模で設計される室の面積、または予 め用意されている将来の増改築用スペース.

7 乾式の壁・壊せる間仕切り 乾式壁

間仕切壁に乾式工法を用いて、平面計画の変更 が容易にする.

8 オープンエンド・フリーエンド 廊下を延長

廊下端部に部屋を設けないことで、建物端部 の増築の際に廊下が延長可能になる. 

9 ホスピタルストリート・主要幹線通路 外来棟 病棟

検査棟手術棟

病棟や診療棟を繋ぐ主動線のための棟. 増改築の際は、この棟の主動線から動線が延 長されるため動線計画が崩れにくい.

10 大スパン・無柱空間・耐震壁のない平面 大スパン

柱のスパンを大きく取ることで広い無柱空間 を作り、平面計画の変更に対応する.

11 上積み増築・嵩上げ増築 機械室

上階への増築が可能なように下階から突き出す 接続部を用意しておく.

12 余裕のある階高 天井懐を大きく取ることで設備更新・導入 が容易になる.

13 余裕のある構造荷重 将来の上階での増築への対応が可能.

余裕のある構造荷重

14 設備階・設備専用廊下・地下トレンチ 設備専用の階を設けることで設備機器の更新や 改修が容易になる.

15 両サイドコア・端部コア・外側設備配管・    バルコニー側アクセス 設備更新やメンテナンスが建物の外側から行える ようにする.

16 2重床・OAフロアー・フラットスラブ・    フリーアクセスフロア

将来の診療機器の更新・導入に対応可能. 設備ユニット毎の更新が可能.

17 配管・設備コア集約

以下の4つの質問にご回答をお願い致します。 1)事実確認  別紙調査票の表に示した○以外、実際に採用した手法があれば○を 筆をお願いいたします。また、間違いがあれば訂正をお願いいたします。 2)病院設計担当者が退社された場合  設計担当者が退社さ、手法について不明な場合、表「担当者退社 3)設計時の病院の成長と変化に関する資料について  当該病院設計の成長と変化に関する資料がありました、返信用 筒にご同封をお願いいたします。 4)竣工後の病院の成長と変化に関する資料について  当該病院竣工の成長と変化に関する資料がありました、返信用 筒にご同封をお願いいたします。

実際に採用した手法の加筆をお願いいたします。間違いは訂正をお願いいたします。

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