課 題 名
CFDコードの操作性向上の研究 (開発)
(16-16(1)) 研究主任者 日野 孝則 (CFD研究開発センター センター長)研究担当者 平田 信行、竹子 春弥、佐藤 陽平、小林 寛 予算費目 一般研究(運営費交付金;国土交通省)
ニーズ
海技研において研究開発を進めてきた CFD コードを、実用的なツールとして外部に提供するために は、ユーザにとって使いやすいソフトウエアとする必要がある。従来の研究開発は、計算手法および 乱流などの数理モデルの高度化に重点を置いてきており、ユーザインターフェースについては研究レ ベルでの使用を想定したものとなっていた。すなわち、従来のシステムでは、コマンドプロンプトにキ ーボードからコマンドを手入力する方式であった。このため、外部への提供が本格化する平成 16 年度 に、従来からの計算法の研究開発に加えて、操作性の向上に重点を置いたユーザインターフェース開発 を実施することにより、実用的な CFD ソフトウエアとしての完成度を高める。
研究目標
従来から開発を進めている CFD コードの操作性を向上させるユーザインターフェースを導入し、CFD コードのバージョンアップを行う。
研究経過
(活動概要)①当所で開発したCFDコードに対して、ユーザインターフェースを充実させて、CFDの専門知識を持たな いユーザでも使うことができるシステムを構築する。
研究成果
成果
CFDコードの入力パラメータの設定を行うグラフィカルユーザインターフェースを作成し、マウスオ ペレーションによるパラメータ設定が可能となった。
活用方策と課題
CFDコードのバージョンアップ、機能追加に伴い、入力パラメータも変更になるので、ユーザインター フェースも同時にバージョンアップする必要がある。したがって別の一般研で開発を継続する。
参考図・写真等
開発したCFDコードへの入力パラメータ設定インターフェース
研究計画終了についての担当領域長等の意見
年度途中からの開始で研究期間は短かったが、ユーザインターフェースをプロトタイプ段階から 実用段階へとステップアップすることができた。今後も、CFDコードの開発と合わせて、開発を継続 していくことが重要である。
課 題 名
物流解析技術のニーズ調査と普及に関する研究(基盤)
(16-17(2)) 研究主任者 勝原光治郎 (物流研究センター長)研究担当者 松倉 洋史、小林 充、渋谷 理、間島 隆博、小坂 浩之 予算費目 一般研究(運営交付金;国土交通省)
ニーズ
本研究は、顧客とのコミュニケーションや物流解析技術の普及活動によって、物流解析技術のニ ーズを捉え、未開拓な物流解析技術の諸課題を掘り起こす。このことは物流研究センターへの船社、
造船所、物流コンサル会社からの求めに基づいている。また、これは、個々の物流解析技術の開発 方向を定め、新規開発課題を発掘することに役立つと共に、物流解析技術を普及するものである。
研究目標
1)ヒヤリングベースで荷主、船社、造船所に関連する物流解析技術のニーズ調査を行う。
2)物流研究センターの技術資料・パンフ作成、定期的メール通信の発行、物流フォーラムの開催など により物流解析技術を普及する。
3)物流解析技術の重要な基礎的研究課題を探す。
研究経過
(活動概要)1)荷主、船社、造船所、物流コンサル、団体、官庁など約20箇所を訪問し、物流解析技術を紹介し、
ニーズに関しヒヤリングを行った。
2)民間の研究会や学会で講演、雑誌・技報に投稿、技術紹介パンフレット作成、ホームページ改訂、
造船学会春季講演会でOS主催・海上物流研究プロジェクト研究委員会を開催した。
3)モーダルシフトと、荷主企業の時間価値、および造船需要予測などの課題のニーズに対応した。
研究成果
成果
1)普及活動の資料作成(雑誌・技報投稿論文、パンフレット、ホームページ改訂等)
2)ニーズの大きい課題として、モーダルシフトと荷主企業の時間価値および造船需要予測について研 究企画など検討した。
活用方策と課題
今後、技術開発と普及を進めていく形ができた。得られた重要な研究課題を実行する必要がある。
課題としては、荷主との接触がまだ不十分であること、民間からの政策研究への期待に答える必要があ ること、アジア物流の具体例の掘り起こしが不足していることなどである。
参考図・写真等
本年度の活動 ↑ 物流解析技術紹介パンフ(例)→