POINTPOINT
7. 必要な環境整備について会社側に伝えること 8. 職場外の生活面についての支援サービス
注意「*」は、問題解決に役立つ程度に差がある相談先です。評判のよい相談先を見つけることが必要です。
全身性エリテマトーデス(SLE)とは
若い女性に多く、病気が悪化すると、全身のさまざまな場所に皮疹、口内炎、炎症症状、関節炎、日光 過敏症、脱毛、高血圧など、多彩な症状、そして、さまざまな臓器障害が一度に、あるいは次々に起こる 疾患です。ただし、最近はこれらの症状を抑える治療法も進歩しています。
疾患に関する情報は
難病情報センター HP http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/063.htm を参照下さい。
職場と地域づくり
PARTⅠ職場の雇用管理・配慮のポイント
★★★
優先される環境整備の具体的内容
★★★1.通院への配慮
1.通院への配慮 1.通院への配慮
1)通院を配慮したスケジュール
◆ 業務/勤務スケジュールを立案する時には、通院を配慮したスケジュールを組 むようにします。前もって通院の予定を聞いたり、健康管理上無理がなけれ ば、業務スケジュールに通院のタイミングを合わることも出来ます。
◆ 予定以外の突発的な業務が発生した時には、業務を押し付けるのではなく、
「月末までに○○という仕事が急に入ったけど、出来そうですか?」と、その 労働者に必ず相談しましょう。
◆ 体調によっては、突発的な通院が必要になることもありますが、業務スケ ジュールを早めに伝えることで、スケジュール調整もやりやすくなります。
◆ 時々「私がいないと・・・」「自分でなければ分からないので・」などと言 い、通院出来ない理由になっています。日頃から、業務内容や遂行状況を周囲 の人たちに話したり、報告するような機会を設け、一時席を外しても業務に支 障が出ないように配慮しましょう。
2)パート、アルバイトなどにも配慮する
◆ SLEのある人は、比較的通院がしやすいパート雇用の割合が高くなっています が、逆に職場への配慮の申し出が少なくなっています。雇用形態に関係なく
(パートや派遣、アルバイトであろうとも)、必要な通院には配慮する職場の 姿勢は大切です。
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2.仕事上の相談にのってくれる同僚・上司・上役 .仕事上の相談にのってくれる同僚・上司・上役 .仕事上の相談にのってくれる同僚・上司・上役
4.全身性エリテマトーデス(SLE)
POINT
病気や障害の種類にかかわらず、慢性疾患を抱えている場合、通院は健康管理 において必須といえます。しかし、全身性エリテマトーデス(SLE)のある人の 場合、通院が必要であることを申し出ていないため、職場から配慮を得ていない 人が多いという現状があります。また、パートや派遣等の雇用形態にかかわらな い支援/配慮が望まれます。
POINT
難治性疾患があっても仕事には必ずしも影響するとは限りません。変に特別扱 いせず、職場の人たちと仕事に関する話し合いや打ち合わせ、ちょっとしたミー ティングに参加できるようにしましょう。特にSLEのある人は、比較的パート 契約者が多いため、仕事に関する相談も躊躇してしまう傾向があります。
1)仕事に焦点を当てた相談など
◆ 「難治性疾患(SLE)=病人」ではなく、単に継続的に健康管理を要する労働 者であると捉えましょう。
◆ どのようにしたら仕事がしやすいか、もっとよくできるかという観点から、相 談にのることが大切です。
◆ 仕事上の打ち合わせや相談は、「あの人は無理だから・・」「病気だからいい よ(無理だよ)」と配慮したつもりで、実は排除していることになります。差 別せずに、職場の仲間としてつきあえる職場づくりをしましょう。
◆ 他の人たちと同様に打ち合わせや相談には声をかけましょう。
2)雇用形態に差がない相談など
◆ SLEのある人は、パート雇用の割合が高いことや作業の代替が比較的容易な事 務職に就いている割合が高く、「休むと辞めさせられる」と考え、病気のこと を隠す人が多くいます。
◆ パートやアルバイトであっても、仕事の仲間として、仕事や健康管理をしやす くすることに焦点をあてて、相談等を含めて職場で取り組むことが大切です。
3. 3.
3. 産業医、産業保健師などによる事業所内での健康管理など 産業医、産業保健師などによる事業所内での健康管理など 産業医、産業保健師などによる事業所内での健康管理など
1)産業医や産業保健師への相談の推奨
◆ 雇用形態にかかわらず、産業医や産業保健師とコンタクトを取り、相談、支援 を受けるよう推奨しましょう。産業医や産業保健師には、その旨を伝え、SLE のある人への健康管理面からの支援を依頼します。
◆ 守秘義務をもつ専門職なので、外見や容貌の変化などセンシティブな内容の相 談に適しています。また、職場の人たちには話し難い、職場における誤解や偏 見、差別に関することや、雇用条件や処遇、転職・退職に関すること、病状に 関することの相談にも適しています。
2)産業医や産業保健師と健康相談室の利用
◆ 健康相談室(医務室、健康開発室など)を健康管理を実施する場所として活用 できるでしょう。
POINT
SLEのある人は、視覚障害、全身のスタミナ不足、筋力の低下、易感染性や外 見上や容貌の変化などの特徴的症状や障害を何度も繰り返す(再燃性)という特 徴から、転職回数が多く、パート雇用労働者の割合が高く、(社会的に)弱い立 場にあります。このような場合、雇用主側と労働者側の中立的な立場(両者とも 利害関係を持たない)にあり、専門知識を持った産業医や産業保健師は重要な役 割を担うことが出来ます。