戻し距離
その他のコントロール項目:
ガイドブッシュ外径 ガイドブッシュチェック
立方体ストック
パーツステーションのストックを立方体に設定すると、ワークスペースページのストックダイアグラム部分 には、次のコントロール項目が表示されます。
1. ワーク原点のX、Y、Z座標値:ワークステーション原点からの相対距離 2. ワークセットアップ原点のX、Y、Z座標値:ワーク原点からの相対距離
さらに、テーブルのセットアップでは、(ワークの各面に対する)クリアランス距離を入力できます。
その他の設定
MDDに複数のパーツステーションがあるときは、ワークスペースタブのドロップダウンで、パーツステー ションを選択できます。チェックボックスと値を使用して、表示用ワーク面間距離を設定できます。
MDDに1つのパーツステーションしかないときは、これらの項目は表示されません。
MDDに複数の工具グループがあるときは、このタブのドロップダウンで工具グループを選択できます。
MDDに1つの工具グループしかないときは、ドロップダウンは非表示になりますが、工具グループデー タは表示されます。ドロップダウンは、工具グループのMillホルダクラスと共に表示されます。その工具 グループでミルバックエンドをロックがオンのときは、表示のみです。工具グループが、旋盤有効のパー ツステーションにアクセスできるときは、シャンクサイズのドロップダウンが表示されます。一般的なMDD でないときは表示のみです。
タブの残りの部分は、特殊なタイプのパーツステーションのセットアップデータのために構成されてい ます。指定のMDDには、同じタイプや異なるタイプの複数のパーツステーションがある場合もありま す。
全ワーク構成 (マルチワーク)
3つのセットアップ構成のいずれにも、機械に複数のパーツステーションがある場合には、セットアップ ダイアグラムに含まれない、次の項目が表示されます。
1.初期ストックチェックボックス: このボックスを選択すると、パーツステーションは未加工ワークから開始 することを指示します。
2.プリロードチェックボックス このボックスを選択すると、チャックにはストックが手動で取り付けられ、
ロードスピンドルは必要ないことを指示します。
ファイル設定ダイアログ/設定タブ:工具交換 位置
一般的なMDDや、相互運用イベント位置の軸をユーザーに設定したフロー軸セット(FAS)を指定する カスタムMDDでは、工具交換位置ページで、ユーザー軸を含むFASをすべてリスト表示し、ユーザー 軸値を共有するかどうかを選択できます。
ユーザー軸値共有チェックボックスがデフォルトで選択され、値はFASごとにすべての軸で共有されま す。このチェックボックスの選択を解除すると、プルダウンメニューが表示され、FAS内での各相互運 用イベント位置のユーザー軸値を設定できます。下図は、2番目のフローでX2軸とZ2軸方向のデフォ ルトのリトラクト値の調整方法を示しています。
ファイル設定ダイアログ設定タブ:中間工具
ファイル設定ダイアログのこの部分では、このワーク設定にふさわしい工具ブロックと治具にアクセスで きます。詳細は、“中間工具” 13 ページを参照してください。
UKM:マシンマネージャー
マシンマネージャーは、GibbsCAM MDDとマシンシミュレーションモデルを作成するために使用される インターフェースです。基本的には開発担当者やリセラーによる使用を前提としていますが、独自の MDDやマシンシミュレーションモデルを作成したいユーザーも使用できます。
注意:間違ったMDDを使用すると、機械に重大なエラーが発生する可能性があります。実際 の加工を実行する前に、新しいMDDまたは変更したMDDを十分に注意して検証してくださ い。
マシンマネージャーでは、GibbsCAMが必要とするCNC加工機をモデル化します。インターフェースに は、使用する機械のクラスを定義するために必要な項目が表示されます。
MDDを定義するときは、機械の取扱説明書を手元に置いて、こまめに参照してください。
MDDについて
一般的なMDDとカスタム MDDは、同じファイル拡張子(*.mdd)ですが、マシンマネージャーでの外観 は少し違います。
一般的なMDD
一般的なMDDは、同じクラスの機械であればモデル化できます。例えば、一般的な4軸MCは、どのよ うな4軸MCでもモデル化できます。(ファイル設定ダイアログと「回転軸セットアップ」ダイアログでユー ザーが正しく設定する必要があります。) 一般的なMDDは、マシンマネージャーでは、一部の情報が 非表示となり、シンプルなインターフェースとして表示されます。
一般的なMDDは、VMM(バーチャルマシンマクロ)を参照できません。
カスタムMDD
カスタムMDDは機械固有です。特定の機械に合うように、その能力や制限を取り込んで作成されま す。例えば、カスタムMDDは、次のような場合に使用できます。MTM加工機、マシンシミュレーション、
非標準機など、カスタム設定したポストプロセッサーでさらに強力なMDDが必要なときなどに使用でき ます。カスタムMDDには、ハードコード化された情報が含まれているため、GibbsCAMからアクセスする ことはできません。
カスタムMDDは、VMM(バーチャルマシンマクロ)を参照できます。
マシンマネージャーインターフェース
インターフェースには3つのメイン部分があります。
• キネマティックツリー(左のペイン)では、マシンモデルをグラフィック表示します。Explorerと同様 に、コンテナノードにはサブノードが含まれ、[-] / [+]アイコンを使用して、サブツリーを表示または 非表示にできます。ノードを右クリックすると、そのノードタイプに対する状況依存型のポップアッ プメニューが表示されます。
• 中央のペインのタブでは、選択したノードに適用するコントロール項目が表示されます。この部分 がインターフェースの一番複雑な部分です。
• 右側のファイル操作項目では、MDDの選択、変更、現在のMDD全体のテストができます。
キネマティックツリー
マシンマネージャーGUIの左端のペインは、キネマティックツリーです。Windows Explorerのフォルダー /ファイルリストと類似しています。キネマティックツリーは、記述されている MDDのコンポーネントの階 層表示です。
ルートノード
ツリーの最上部は、ルートノードです。ラベルはMDDの名前です。ルートノードは親ノードです。ここに は、このMDD用のキネマティックモデルを構成するノードが含まれています。MDDを定義するには、機 械の構成要素を、ルートノードまたは別のノードの子ノードとして追加する必要があります。
一般的なMDDのルートノードを選択すると、次のタブが使用可能になります。
カスタムMDDのルートノードでは、別のタブも使用できます。