第4章 全体配置計画の検討
第2節 建築計画
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官庁施設の総合耐震計画基準では、表4-2のとおり、耐震安全性の目標を定めて います。本施設においては、地震発生時においても安全かつ継続的に施設を稼働する 必要があるため、構造体をⅡ類(重要度係数1.25)、建築非構造部材をA類、建築 設備を甲類とすることを基本とし、一般的な建築物よりも耐震安全性を高く設定 しま す。
表4-2 耐震安全性の目標
部位 分類 耐震安全性の目標
構造体
I 類
大地震動後、構造体の補修をすることなく建築物を使用できること を目標とし、人命の安全確保に加えて十分な機能確保が図られてい る。
II 類
大地震動後、構造体の大きな補修をすることなく建築物を使用でき ることを目標とし、人命の安全確保に加えて機能確保が図られてい る。
III 類
大地震動により構造体の部分的な損傷は生じるが、建築物全体の耐 力の低下は著しくないことを目標とし、人命の安全確保が図られて いる。
建 築 非 構 造部材
A類
大地震動後、災害応急対策活動や被災者の受け入れの円滑な実施、
又は危険物の管理のうえで、支障となる建築非構造部材の損傷、移 動等が発生しないことを目標とし、人命の安全確保に加えて十分な 機能確保が図られている。
B類 大地震動により建築非構造部材の損傷、移動等が発生する場合でも、
人命の安全確保と二次災害の防止が図られている。
建築設備
甲類
大地震動後の人命の安全確保及び二次災害の防止が図られていると ともに、大きな補修をすることなく、必要な設備機能を相当期間継 続できる。
乙類 大地震動後の人命の安全確保及び二次災害の防止が図られている。
出典:「耐震安全性の目標及び分類の一覧」(国土交通省)
(5)プラント機械設備に係る耐震設計の考え方
①プラント機械設備については、施設の目的や機能、類似性等を勘案し、次に準拠 することとします。
・火力発電所の耐震設計基準
・建築基準法の耐震設計基準
・建築設備の耐震基準
②高速回転破砕機は独立基礎とします。
2.意匠等の計画
(1)意匠計画の基本的な考え方
・ 周辺環境に整合し、明るく清潔なイメージ、機能的なレイアウトと します。
・ 快適で安全な室内環境、部位の必要に応じた耐久性に留意し各部のバラ ンスを図 ります。
・ 機能、機種、目的の類似した機器はできるだけ集約配置することにより、点検整 備作業の効率化を考慮した計画とします。
・ 臭気対策、防音対策、防振対策に十分配慮した計画とします。
・ 管理機能については、他の事業として整備するものとし、本施設では処理に係る 機能を優先的に配置・整備します。
(2)防災の基本的な考え方
・ 防災の基本的な考え方は、単に法令に準じたものではなく、建築及びプラント設 備に即して十分な対策を講じます。また、プラント設備の特殊性を考慮した適正 な防火・防煙区画、避難設備等を計画するとともに、感知設備、消火設備及び誘 導設備等との有機的なつながりを図り、総合的な視点から安全性を確保 します。
なお、避難経路は、二方向避難を原則とし、その経路は単純明快で安全なものと します。
(3)施設のデザイン検討
・ 周辺からの眺望として、景観に配慮します。
・ 東京都景観計画(玉川上水景観基本軸の区域)に基づき、外壁色は色彩基準(色 相:5.0YR~5.0Y、明度:4以上8.5未満、彩度4以上)に適合させ るとともに、玉川上水沿いに開放性のある視界の確保、玉川上水と一体的な緑化 空間の創出、その他の基準を順守した計画とします。
・ 敷地の東側及び南側に樹木ゾーンを設ける等して、視覚的な高さの緩和、騒音等 の防止を図ります。
・ 施設の大きな壁面については分節化を行い、壁面による圧迫感を緩和させます。
・ 建物高さについては、できるだけ低く抑えるようにします。
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