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年( 2012 年)の地震活動   127

ドキュメント内 平成24年12月 地震・火山月報(防災編) (ページ 109-116)

500 秒 Mw7.3

平成 24 年( 2012 年)の地震活動   127

●  平成 24 年( 2012 年)の日本及びその周辺で発生した主な地震   128 

●  平成 24 年( 2012 年)の都道府県別の震度観測回数表   131 

●  平成 24 年( 2012 年)の観測点別の震度観測回数表   132 

●  平成 24 年( 2012 年)に主な観測点で震度1以上を観測した回数分布   139 

●  過去 10 年間( 2003 ~ 2012 年)の最大震度別の月別地震回数   140 

●  平成 24 年( 2012 年)の日本の主な火山活動   141 

●  平成 24 年( 2012 年)の世界の主な地震   152 

●  平成 24 年( 2012 年)の世界の主な火山活動   155 

●  平成 24 年( 2012 年)の緊急地震速報の提供状況   156 

     

     

     

     

     

     

     

     

平成24年12月  地震・火山月報(防災編) 

 

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●  平成 24 年( 2012 年)の日本の地震活動    

[概況] 

2012 年に国内で被害を伴った地震

(日本で被害を伴った海外の地震を 含む)は 10 回(2011 年は 28 回

*1

) 発生した。 

死者・行方不明者を伴った地震は、

①3月 14 日に発生した千葉県東方沖 の地震、②12 月7日に発生した三陸 沖の地震の2回(2011 年は5回)で あった。 

震度1以上を観測した地震は 3,139 回(2011 年は 10,487 回

*2

)、震度4 以上を観測した地震は 81 回(2011 年 は 326 回

*2

)、震度5弱以上を観測し た地震は 16 回(2011 年は 71 回)で あり、2012 年中に観測した最大の震 度は、2月8日に佐渡付近で発生した 地震(M5.7)、3月 14 日に千葉県東方 沖で発生した地震(M6.1)、5月 24 日 に 青 森 県 東 方 沖 で 発 生 し た 地 震

( M6.1 )及び8月 30 日に宮城県沖で 発生した地震(M5.6)で観測された震 度5強であった(図1)。 

M6.0 以上の地震は 21 回(2011 年は 114 回)発生した。過去 87 年間の発 生回数の平均が 18.4 回、標準偏差が 13.1 であることから、ほぼ平均的な 発生回数であったといえる(図4)。

2012 年中で最大の地震は、12 月7日 に発生した三陸沖の地震(M7.3)であ った(図2)。 

日本で津波を観測した地震(海外で 発生した地震を含む)は5回( 2011 年は4回)であった。過去 86 年間の 平均が 2.5 回、標準偏差が 2.0 である ことから、例年より若干多かったとい える。 

   

*1  2011 年3月 11 日に発生した「平成 23 年

(2011年)東北地方太平洋沖地震」、3月12 日 に発生した長野県・新潟県県境付近の地震および 3月15日に発生した静岡県東部の地震の活動に ついてはそれぞれ1回として扱った。 

*2  「平成23 年(2011年)東北地方太平洋沖 地震」の活発な余震活動により非常に多くの地震 が発生し、2011 年3月~5月に発生した地震観 測データの解析処理が終了していないため、2012 年12月時点で解析処理の済んだ地震の回数を掲 載している。 

 

図1  平成 24 年(2012 年)に震度4以上を観測した地震

図2  平成 24 年(2012 年)に発生したM6.0 以上の地震

1/1 鳥島近海 

M7.0 最大震度4 

12/7 三陸沖  M7.3 最大震度5弱  8/30 宮城県沖  M5.6 最大震度5強  5/24 青森県東方沖  M6.1 最大震度5強 

3/14 千葉県東方沖  M6.1 最大震度5強  2/8 佐渡付近 

M5.7 最大震度5強 

平成24年12月  地震・火山月報(防災編) 

 

‑ 107 ‑ 

0 10 20 30 40

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

0 10 20 30

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

0 10 20

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

0 10 20 30

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

0 10 20

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

0 10 20

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

0 10 20

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

2012年の1年間に 震 度 4 以 上を観 測 し た 地 震 回数( 最 大震度別) 

図3  平成 24 年(2012 年)に震度1以上を観測した日別回数(全国及び各地方別) 

6つの地方(北海道地方、東北地方、関東・中部地方、近畿・中国・四国地方、九州地方及び沖 縄地方)に分割した。なお、三重県及び福井県は関東・中部地方に、滋賀県及び山口県は近畿・中 国・四国地方に含めた。 

北海道地方

東北地方

関東・中部地方

近畿・中国・四国地方

九州地方

沖縄地方

震度 回数 4 65 5弱 12 5強 4 6弱 0 6強 0 7 0 合計 81 全国

7/10 長野県北部 

7/10 長野県北部 

平成24年12月  地震・火山月報(防災編) 

 

‑ 108 ‑  0

2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0 1 2 0

1926 1931 1936 1941 1946 1951 1956 1961 1966 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011

‑ 2 0 0 2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0

0 5 0 0 1 0 0 0 1 5 0 0 2 0 0 0 2 5 0 0 3 0 0 0 3 5 0 0 4 0 0 0

1 9 2 6 1 9 3 1 1 9 3 6 1 9 4 1 1 9 4 6 1 9 5 1 1 9 5 6 1 9 6 1 1 9 6 6 1 9 7 1 1 9 7 6 1 9 8 1 1 9 8 6 1 9 9 1 1 9 9 6 2 0 0 1 2 0 0 6 2 0 1 1

‑ 1 0 0 0 . 0

‑ 5 0 0 . 0 0 . 0 5 0 0 . 0 1 0 0 0 . 0 1 5 0 0 . 0 2 0 0 0 . 0 2 5 0 0 . 0 3 0 0 0 . 0

  M≧6.0 の地震回数  

M≧6.0 の地震回数の平均値

*1

との偏差 

平 均 値 ± 1σ

(σ: 標 準 偏 差)の範囲 

15964.0  52957 

7792 

6899.5  52064.5 

17676 

震 度 1 以 上を 観 測 し た回 数 の中央値

*2

との偏差   震度1以上を観測した回数  

1926~1997年の中央値:892.5回

1998年~2012年の  中央値:1712.0回 

*2 

図4  全国の M≧6.0 及び震度1以上を観測した年別地震回数(1926-2012 年) 

*1  M≧6.0の過去87年間(1926~2012年)の平均は、18.4回/年、標準偏差は13.1であった。 

*2  震度1以上を観測した地震の回数を比較するにあたっては、近年、震度観測点が増えたことを考慮する必要 がある。ここでは、地方公共団体の震度計のデータを活用開始した時期(1997年11月)を考慮し、1998年 を区切りとして、その前後で各々中央値を求めて比較した。なお、中央値からの偏差が大きい 1965~1967 年には松代群発地震、2000年には新島・神津島の地震活動、2011年には「平成23年(2011年)東北地方太 平洋沖地震」が発生している。 

※  「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の活発な余震活動により非常に多くの地震が発生し、2011年3月~5月に 発生した地震観測データの解析処理が終了していないため、2012年12月時点で解析処理の済んだ地震の回数を掲載して いる。 

10487

 

8775.0 

平成24年12月 地震・火山月報(防災編)

‑ 109 ‑ 

○北海道地方の地震活動  

                                   

図5   北海道地方の震央分布図( 2012 年1月1日~ 2012 年 12 月 31 日、 M≧3.0 )    

 [ 概況 ]   

2012 年に北海道地方で震度4以上を観測した地震は9回(2011 年は 14 回)であった。 

2012 年中の主な活動は次の通りである。

 

3月 14 日 18 時 08 分に三陸沖で M6.9 の地震(図 5中のa)が発生し、北海道、青森県、岩手県で 震度4を観測したほか、北海道から中部地方にか けて震度3~1を観測した。この地震により津波 が発生し、北海道から岩手県にかけての太平洋沿 岸で津波を観測した(p113 参照)。この地震は太 平洋プレート内部で発生した。 

 

7月8日 20 時 33 分に千島列島(ウルップ島南 東沖)で M6.2 の地震(p126 図 11 中のc)が発 生し、北海道の別海町で震度1を観測した。 

 

7月 15 日 23 時 08 分に上川地方北部のごく浅 い場所で M4.2 の地震(図5中のb)が発生し、

北海道の中川町で震度4を観測したほか、北海道 北部で震度2~1を観測した。その後、ほぼ同じ 場所で 16 日 06 時 49 分に M4.3 (最大震度4)、 18 日 04 時 39 分に M4.1(最大震度4)が発生した。

これらの地震は地殻内で発生した。 

  これらの地震について、情報発表に用いた震央 地名は〔宗谷地方南部〕である。  

  7月 22 日13 時 41 分に十勝地方南部の深さ 61km で M5.1 の地震(図5中のc)が発生し、北海道 の浦幌町で震度4を観測したほか、北海道と青森 県、岩手県で震度3~1を観測した。この地震は 太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生し た。 

 

8月 14 日 11 時 59 分にオホーツク海南部の深 さ 654 km で M7.3 の地震(p126 図 11 中のd)が 発生し、北海道から岩手県の太平洋側を中心に最 大震度3を観測したほか、北海道から関東甲信越 地方及び静岡県、石川県にかけて震度2~1を観 測した。この地震は太平洋プレート内部で発生し た。 

 

8月 22 日10 時 33 分に十勝地方南部の深さ 53km で M5.2 の地震(図5中のd)が発生し、北海道 の浦河町と浦幌町で震度4を観測したほか、北海 道と青森県、岩手県で震度3~1を観測した。こ の地震は太平洋プレートと陸のプレートの境界

c   b  

d 、 e  

a  

平成24年12月 地震・火山月報(防災編)

‑ 110 ‑ 

で発生した。また、8月 25 日 23 時 16 分に十勝 地方南部の深さ 49km で M6.1 の地震(図5中の e)

が発生し、北海道の十勝地方と日高地方で震度5 弱を観測したほか、北海道と東北地方および茨城 県で震度4~1を観測した。この地震は太平洋プ レートと陸のプレートの境界付近で発生した。 

 

 

平成24年12月  地震・火山月報(防災編) 

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○東北地方の地震活動  

                                                                                             

図6  東北地方の震央分布図(2012年1月1日~2012年12月31日  M≧3.0) 

(「平成 23 年( 2011 年)東北地方太平洋沖地震」の余震域で発生した地震について は処理の遅れのため掲載されていないものがある。余震域を太い点線で示す。) 

 

[概況]  

2012年に東北地方で震度4以上を観測した地震は40回(2011年は192回

)であった。 

2012年の主な地震活動は次の通りである(特に注釈をつけているものを除き、被害状況は総務省消防庁 による)。  

  2011年3月11日に発生した「平成23年(2011年)

東北地方太平洋沖地震」(以下、「東北地方太平洋 沖地震」と記す。)の余震活動は、全体的には次第 に低下しているものの、本震発生前と比べると活発 な状況が続いている(p114~118参照)。 

 

  福島県浜通りから茨城県北部にかけての地殻内

(図6中のn)で東北地方太平洋沖地震の発生以降 続いている地震活動は、全体として徐々に低下して きている(p.117参照)。この領域で発生した地震 により東北地方で震度4以上を観測したものは以下 のとおり。 

  ①1月5日22時13分  福島県中通り  M4.2      福島県で最大震度4 

  ②8月12日18時56分  福島県中通り  M3.8      福島県で最大震度4 

 

  福島県南部から茨城県北部にかけての沖合いの 領域(図6中のa)では,陸のプレート内、太平 洋プレートと陸のプレートの境界、太平洋プレー ト内など、発生場所の異なる地震が多く発生し た。主なものは以下のとおり。  

  ①1月12日12時20分  深さ33km  M5.9      福島県、茨城県で最大震度4       陸のプレート内で発生 

  ②1月 23 日 20 時 45 分   深さ 52km  M5.1      福島県川内村で最大震度5弱 

    太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生     ③4月1日23時04分  深さ53km  M5.9 

    福島県で最大震度5弱  

    太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生    ④ 4月 13 日 19 時 10 分   深さ 32km  M6.0 

    福島県と茨城県で最大震度4      陸のプレート内で発生     ⑤11月9日12時51分  M5.5      茨城県で最大震度4  

    陸のプレートの地殻内で発生 

c  

e   a   d  

f   g   h   i  

j  

k   l   m  

o   b  

・「平成 23 年( 2011 年)東北地方太平洋沖地震」の余震活動域内で発生した主な地震活動    

※2012年12月時点の速報値であり、後日の調査で変更することがある。 

p  

t  

n  

q  

r  

s  

平成24年12月  地震・火山月報(防災編) 

‑ 112 ‑ 

 

                                                                                               

  1月28日09時22分に岩手県沖の深さ36kmでM5.7の 地震(図6中のb)が発生し、青森県八戸市と岩手 県普代村で最大震度4を観測した。この地震は太平 洋プレートと陸のプレートの境界で発生した。  

 

  岩手県沖の陸のプレートの地殻内では、以下の地 震が発生した。 

  ①3月27日20時00分  深さ21km  M6.6      (図6中のc) 

    岩手県と宮城県で最大震度5弱 

  この地震により、負傷者2人などの被害が生じた

(岩手県及び宮城県による)。 

  ②4月30日00時02分  深さ23km  M5.6      (図6中のd) 

    岩手県で最大震度4 

これらの地震の震源付近では、東北地方太平洋沖地 震以降、M4.0を超える地震が増加している。 

 

  4月12日23時50分に福島県沖の深さ27kmでM5.9  の地震(図6中のe)が発生し、宮城県と福島県で 震度4を観測した。この地震は陸のプレートの地殻 内で発生した。 

 

  三陸沖の日本海溝海溝軸の西側の領域(図6中の f)では太平洋プレートと陸のプレートの境界で M5.0を超える地震が一時的に頻発し、津波が発生す るなどした。主な地震は以下のとおり。 

  ①5月20日04時05分  M6.0 

ドキュメント内 平成24年12月 地震・火山月報(防災編) (ページ 109-116)