在学生報告
西医体奮闘記 3 年 田下 大輔
わった後は極限の緊張感から開放され、本当に体に力が入らなかったです・・・。
結局、79・78の157で、まさかの 6 位入賞しました!しかも、先輩も同級生もみんな本当に
「近大、団体の為に!」という強い気持ちを持って挑んだので、団体でも過去最高の準優勝と いう結果を全員の力を集結して出せて、本当に最高に嬉しかったです!
この場でも、野球・ゴルフ共に応援に来て下さった皆様、遠くで応援して下さった皆様、チー ムメートの皆様に感謝の気持ちを贈りたいです。応援は間違いなく辛い時の力になりました し、一緒に戦った部員とは気持ちが一つになれた気がします。
結果だけを見たら両部活で対極的でしたが、両方とも本当に有意義なものとなったので、来 年も良い思い出ができるような西医体にしたいと思います!
今秋10月 2 日、京都市武道センターで行われました秋季関西医歯薬剣道大会において私たち 剣道部は男子団体戦 3 位という成績を収めることができました。10年以上ぶりの好成績という ことで、部員一同、日頃よりの OB・OG・諸先生方のご指導のおかげと喜んでいます。現在、
私たち剣道部は少ない人数ながらも日々の稽古に励んでいます。稽古は激しく、また厳しいで すが、共に頑張る仲間がいるからこそ乗り切れます。日々のこうした稽古を通じて今回の成績 を得ることができ、部員一同、喜びもひとしおです。
私たちがこうして稽古をしている道場ですが、築30年以上が経ち、ひどく老朽化がすすんで きています。床も古くなり、床に足を直につける剣道部には辛いものがあります。道場の建物 自体が雨漏りをしたり、隙間風が吹き込むのに、窓は天窓しかなく、うまく換気ができない状 態です。また、合気道・柔道・剣道・空手道部は同じ場所で稽古するため、それぞれの部室も ありませんし、部活が始まる前には畳の上げ下げをしなくてはならない状況です。今後も私た ちが稽古を続けていくためにも OB・OG・諸先生方には道場の改装、建て替え、環境整備に 是非ご賛同いただき、ご協力をお願いしたいと思います。
これから冬本番となり、ますます寒くなってきます。来春の春季関西医歯薬剣道大会では今 回以上の成績が収められるように私たちは一層稽古に励んでいかなければなりません。OB・
OG・諸先生方、よろしくご指導をお願いします。
剣道大会
4 年 加藤 寛金剛祭実行委員長の大久保天進です。医学科、看護科のみんなで作り上げた第38回金剛祭に ついての思い出を書かせていただきます。
今年は東北地方太平洋沖地震という未曾有の震災に見舞われ、日本中が恐怖しました。日本 だけでなく、世界中の人々が遠く離れた東北の惨状をテレビやインターネットを通じて、自分 のことのように胸を痛めたことと思います。義援金やボランティアといった、様々な支援が世 界中から集まる中、私たちは共に助け合うことの大切さを改めて痛感しました。そこで、
今年の金剛祭のテーマを「Unite 〜手と手を取り合って〜」に決定しました。
一人でも多くの人の心を繋げるため、 4 月に行われた狭山池祭りでは、二千個以上のろうそ くを用いて「ガンバロウ日本」というメッセージを灯火輪で灯しました。金剛祭委員として最 初の仕事ではありましたが、三年生が中心となり協力して素晴らしいものができたと思いま す。
そして継続的な支援が必要だと考え、金剛祭チャリティー T シャツを作成し、その収益金 を被災地へ寄付することにしました。また、模擬店、ビンゴ大会、プレイルームなど様々な催 しの収益金は、東北で震災に見舞われた方々と、今年の 7 月にタイで発生した洪水の被害に見 舞われた方々への義援金として寄付させていただきます。
金剛祭実行委員が団結し、そして盛り上げてくださった皆様と一緒に作り上げた第38回金剛 祭は、誰かのためにという心がたくさん詰まった本当に素晴らしい金剛祭になったと思いま す。この場をお借りしてご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
第38回金剛祭実行委員長
金剛祭実行委員長 3 年 大久保 天進近畿大学医学部同窓会の皆様、はじめまして。昨年度ウェルネス委員会の委員長を努めさせ ていただきました、近畿大学医学部 5 年南辰也です。ウェルネス委員会とは正式名称を近畿大 学学園健保共済会といい、『学生の心身の健康増進』を目的に活動している近畿大学学園の組 織です。近畿大学の学生であることと同時に当委員会の会員となり、会員から徴収している年 会費より、学生が診察・治療に掛かった際の医療費を負担したり、年間を通しして心身の健康 増進に貢献できるようなイベントを開催したりしています。当委員会は、いわば、『one for all, all for one』の精神で運営されております。ところで、医師を志すものとしてこの精神は非常 に大切なものだと私は思います。目の前で苦しんでいる患者さんをチームを組んでさまざまな 職業の方と協力しながら助ける『医療』はまさにこのスピリットを体現化したものではないで しょうか。
現在、医師には知識、技術のみならず、その人そのものである人格も医療の現場では問われ ていると聞きます。しかし、どうすれば患者さんに最善の医療を提供できるか、また、どのよ うにすればチームが最善の医療を行えるか、この二つのことを念頭におくことで、本来の医師 のあるべき理想像に少しでも近づけるのではないでしょうか。そして、統率をとる医師として の責務でもあるのではないでしょうか。この緑豊かな大阪狭山キャンパスで医師として必要と される『心技体』を会得するために、これからも精進していきたいと思います。最後になりま したが、当委員会の活動に御理解と御協力をしてくださっている学部長をはじめ、教職員の皆 様、そして近畿大学医学部同窓会の皆様に、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。
ウェルネス委員会
ウェルネス委員長 4 年 南 辰也昭和60年 3 月卒業の 6 期生、正木秀幸でございます。この度は、過分にも近畿大学医学部同 窓会賞を頂戴することが出来ました。ひとえに会長の米井潔先生をはじめ、同窓会会員の諸先 生方の御厚情の賜物と篤く御礼申し上げます。同窓会賞贈呈式で頂いた表彰状には、「在学中、
学友活動に多大なる貢献」云々(?)という、殆ど身に覚えの無いことが書かれておりました が、これは若手の先生ならいざ知らず、 6 期生の爺さんが、恥知らずにも研究助成を同窓会に 申請した事を敢えて伏せて頂いた御温情と理解致しております。さて、この度同窓会賞を頂く に至った経緯と、小生が現在行っております研究(と言う程のものでもございませんが)を、
はなはだ僭越ではございますが、この誌面を借りまして紹介させて頂きたく存じます。同窓会 会員諸先生方のご参考に幾ばくともなりますれば、幸いに存じます。
2001年にアメリカ留学を終え旧第 1 生化学教室に復職して以来、本学医学部細菌学教室の前 教授であられた倉根一郎先生(現国立感染症研究所副所長)と共に、フラビウイルス属に対す る免疫応答の研究を進めて参りました。フラビウイルス属は、日本脳炎ウイルス・ウエストナ イルウイルス・黄熱病ウイルス・デングウイルスなどが属する、約11kb の一本鎖RNA(セ ンス鎖)をゲノムに持ち、主に蚊などによって媒介される一連のウイルス属です。デングウイ ルスの仕事が一応まとまったこと(Virus Research 144: 188- 194, 2009)、在米中の1999年に ニューヨーク市でウエストナイルウイルス感染症のアウトブレークが偶然勃発したこと、(当 時小生は、ニューヨーク市から車で 4 〜 5 時間程のマサチューセッツ州ウースターにおりまし た。)、またわが国へのウエストナイルウイルスの侵入が危惧されていることなどの理由によ り、平成19年度の科研費(基盤研究C)に、「組換えウエストナイルウイルスE蛋白質による CTL誘導性ワクチンの基礎的研究」という研究課題を申請しました。申請時には毎年10月頃 の年中行事のつもりで、まさか当たるとも思っておりませんでしたが、何故かこれが採択され、
以来ウエストナイルウイルス感染症に対する免疫学的予防法の研究を行うことになってしまい ました。
さて、ウエストナイルウイルスは他のフラビウイルス属と同様に、蚊によって媒介されるヒ ト感染性ウイルスです。顕性感染率はおよそ全感染者のうちの20%と目されており、多くは急 性熱性疾患であるウエストナイル熱を発症しますが、およそ150人に 1 人の割合で脳炎・髄膜 炎を併発することが知られております。脳炎・髄膜炎の併発例は高齢者層に多く、死亡率は 4
〜14%に及び、回復してもしばしば後遺症を残します。その名のとおり、元来はナイル川を中 心とした辺りが侵淫地域で北米には存在しないとされておりましたが、上述のとおり1999年に ニューヨーク市で初めてウエストナイル熱・脳炎の患者が報告され、その後急速にカナダ・メ キシコを含む全北米各地より感染患者の報告が相次ぐ事態となり、 5 年後の2004年にはついに
近畿大学医学部生化学教室 正木 秀幸