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年度 締約国別報告書の作成

23 年度

平成 25 年度 締約国別報告書の作成

愛知目標の実現に向けたCOP10主要課題検討調査費

91百万円( 96百万円)

自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室・国立公園課

1.事業の概要

平成22年10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約(CBD)第10回 締約国会議(COP10)において、2010年以降の新たな条約の世界目標として

「愛知目標」が策定され、また、「遺伝資源の取得の機会及びその利用から 生じる利益の公正かつ衡平な配分(ABS)に関する名古屋議定書」が採択され た。平成22年5月に公表された「地球規模生物多様性概況第3版(GBO3)」では、

生物多様性の損失速度を顕著に減少させるとの2010年までの目標は達成され なかったと結論づけており、愛知目標の実現には、これまで以上の努力が必 要な状況である。さらに、ABS名古屋議定書については、我が国は平成23年5 月11日に署名をしており、早期締結に向けた取組が必要である。

我が国は平成24年まで生物多様性条約COP議長国であり、条約事務局や主要 関係国・地域との協議・連携のもと、愛知目標やABS名古屋議定書をはじめと するCOP10での決定事項の実現に向けて世界的にリーダーシップを発揮する必 要がある。このため、COP10決定事項の実現に向けた具体的な方策の検討を行 い、国内での取組を積極的に推進するとともに、他の締約国への提案を行う べく、主要課題に関する調査と国際会議の開催を実施するものである。

2.事業計画

(1) 愛知目標の実現のための主要課題に関する調査(H23〜26年度)

①資源動員方策に関する調査・検討

②ABS名古屋議定書の締結に向けた国内制度の検討

③生物多様性に関する技術データベースの拡充

④生物多様性に関する事業活動の評価手法に関する調査

⑤生態系サービス価値の国家勘定への導入に関する検討

⑥条約関連会合への専門家派遣

(2) 愛知目標の実現に向けた国際会議の開催(H23〜26年度)

①資源動員方策に関する国際ワークショップ

②CBD/PoWPA実施強化のためのアジア地域会議 3.施策の効果

以下により、愛知目標の世界的な実現、ひいては生物多様性条約の目標達 成に貢献する。

①国内外での資源動員方策の具体案及びCBD保護地域作業計画の実施強化のた めの地域毎の戦略を取りまとめる。

②ABS名古屋議定書の締結に向けた国内制度を構築する。

③幅広い業種における様々な規模の事業者が事業活動に生物多様性への配慮 を組み込むよう促す。

④国家勘定への導入を視野に生態系サービスの経済価値を評価する。

愛知目標の実現に向けた COP10 主要課題検討調査費

生物多様性の損失速度を顕著に減少させるとの2010年までの目標は未達成。

→愛知目標の達成にはこれまで以上の努力が必要

生物多様性条約COP10議長国として、愛知目標の実現に向けた世界的な 議論の進展に積極的に貢献

資源動員戦略

遺伝資源へのアクセスとその利用から生ずる 利益の公正かつ衡平な配分(ABS)

民間参画、

生態系価値の国家勘定への導入

保護地域

その他 (指標の策定、海洋、外来種など)

資源動員方策に関する検討調査、

国際ワークショップの開催

国内制度の検討

技術データベースの拡充、事業活動の評 価手法、生態系価値評価に関する調査

アジア地域会議の開催

条約関連会合への専門家派遣

愛知目標の実現のための主要課題への対応

(新)地域連携保全活動推進費 20百万円(0万円)

自然環境局自然環境計画課 1.事業の必要性・概要

○「地域における多様な主体の連携による生物の多様性の保全のための活 動の促進等に関する法律(生物多様性地域連携促進法)」が平成 22 年 12 月に成立し、平成 23 年 10 月に施行される。

○同法では、市町村による地域連携保全活動計画の作成や地域連携保全活 動協議会の設置、地方公共団体による関係者間の連携・協力のあっせん 等を行う体制(地域連携保全活動支援センター)の確保等が定められ、

国はこれらについて情報の提供、助言等必要な援助及び地方公共団体や 支援センターとの連携・協力を行うこととされている。

○このため、地域における地域連携保全活動を推進するため、以下の取組 を実施する。

①地域連携保全活動協議会の設立に向けた支援

②関係者間の連携・協力のあっせんへの支援

③地域連携保全活動に関する情報収集・提供、課題の整理・検討 2.事業計画(業務内容)

H24 H25 H26 H27 H28

①協議会設立支援

② 連 携 ・ 協 力 の あっせん支援

③情報収集・発信

課題の整理検討

HP作成 運用・充実

整理・検討 実施 法施行状況の

点検

3.施策の効果

(1)各地域で多様な主体が連携し、地域の自然的社会的な特性に応じた生物多 様性の保全の取組が円滑に継続されるための体制づくりを推進する。

(2)関係者間の連携・協力のあっせんを支援することにより多様な主体の参画 を促進する。

(3)各地域の特性に応じた取組や活動状況を全国へ発信して、都道府県域・市 町村域を超えた連携を推進する。

地 域 連 携 保 全 活 動 推 進 費

平成24年度新規

地域の多様な主体の連携 自然的社会的な特性に応じ

た活動の促進

体制整備が不十分な地域での情報充実や理解向上による協 議会設立への気運醸成・支援

基礎的な情報収集・整備、関係者間のマッチングの促進を支 援

制度の活用状況把握・各地の事例分析による、課題の整理・

検討

(1)協議会の設立への支援

(2)関係者間の連携・協力のあっせんへの支援

(3)情報収集・提供、課題の整理・検討

多様な地域・空間での活動事例、連携や地域活性の優良事例、

協議会・支援センターの情報を全国に発信

地域連携保全活動

(希少種の餌場となる水辺の整備)

背景

事業内容

生物多様性地域連携促進法が平成22年10月に成立・公布(平成23年10月施行)

市町村による地域連携保全活動計画の作成

地域連携保全活動計画の作成や実施に係る連絡調整を行うための協議会の設置

・関係者(活動実施者、土地所有者、企業等)間における連携・協力のあっせん、必要な情報の提供・助言を行 う拠点(地域連携保全活動支援センター)としての機能を担う体制を、地方公共団体が整備

国が地域連携保全活動に関して、情報の提供や助言等の支援を行うこと

(新)生物多様性保全回復整備事業費 50百万円(0百万円)

自然環境局自然環境計画課 1.事業の必要性・概要

生物多様性を適切に保全していく上では、全国各地で地域の自然的社会的 条件に応じた保全施策が展開されることが重要である。

生物多様性基本法では、地方公共団体は、その区域の自然的社会的条件に 応じて生物多様性保全施策を実施するものとされており、里地里山の生きも のや地域レベルの希少種等の生息・生育空間での保全・回復を行う事業の必 要性が高まっている。

このため、地方公共団体が地域の自然的社会的条件に応じて、自然環境の 観点から重要とする地域の生態系を積極的に保全又は回復する先進的・効果 的な事業に対し、以下のような考え方により、その工事に要する費用の一部 を交付する。

○実施主体:都道府県

○対象要件:

・条例等に基づき指定された保護地域その他重要な自然環境を有する地域 として選定された里地里山、湿地等

・関係者間の連絡調整や科学的知見に基づき順応的な方法により実施する 体制が確保されていること等

(1)生態系の保全を図るための侵入防止柵、土留め、標識・制札、その他 保全施設の整備

(2)生態系の回復を図るための植栽、池・水路の整備、その他生物の生息 空間の整備

2.事業計画(業務内容)

24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 生物多様性保全

回復整備事業

3.施策の効果

地域における生物多様性の保全・回復を目的とした事業を支援することにより、

国土全体の生物多様性の保全・回復を促進し、愛知目標の達成、自然共生社会の 実現に資する。

生 物 多 様 性 保 全 回 復 整 備 事 業 費

平成24年度新規

地域における生物多様性の 保全・回復の促進

①生態系の保全を図るための侵入防止柵、土留め、標識・制札、その他保全施設の整備

②生態系の回復を図るための植栽、池・水路の整備、その他生物の生息空間の整備

(3)事業内容:

(2)対象地域:条例等に基づき指定された保護地域その他重要な自然環境を有する 地域として選定された里地里山、湿地等

生物多様性保全回復整備事業

(生物の生息空間の創出)

背景

対象事業

生物多様性基本法

国は、国の施策として、地域固有の生物の多様性の保全を図るため、国の自然環境を代表する自然的特性を有 する地域等の保全等必要な措置を講ずることとしている。

・一方、地方公共団体は、地方公共団体の施策として、地方公共団体の区域の自然的社会的条件に応じた生物多 様性保全施策を実施することとされている。

地域レベルでの生物多様性の保全・回復が現実に目に見えるようにするには、

具体的な施設の整備、生息空間の創出について支援していくことが必要。

(1)実施主体:都道府県

(5)交付金:国費1/2以内

(4)要件:

①全国的な観点から波及効果が期待される先進的かつ効果的な取組であること

②既存の国の支援事業の対象とされていない内容であること

③学識経験者、関係行政機関、関係住民等からなる協議会を組織するなど、関係者間の連絡調 整を行うとともに、科学的知見に基づき生態系の保全・回復の状況を監視し、順応的な方法に より事業を実施する体制が確保されていること

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