区分:共同 2
研究代表者:佐宗 章弘
プロジェクト課題:Multiband Calculation of Strongly Radiating Flowfield on Parallel Computers 期間:00.05〜01.04
共同研究者: 澤田恵介(東北大・工)
概要と成果:
惑星大気に高速で突入する宇宙機周りには輻射が卓越した流れ場が形成される。本研究では、大きな 計算コストを必要とする宇宙機周りの輻射流れ場を、ORIGIN2000 上で 128CPU 以上を用いた超並列計算に よって求める計算手法の開発を行った。
計算コードの並列化には、輻射計算で用いる波長点を、CPU 数に等しい波長領域に分割して各 CPU に割 り当てる手法を用いた。開発された計算コードは、非常に良好なスケーラビリティを示した。これらの 結果から、輻射流れ場の解が現実的な計算時間内に得られることを示した。
区分:共同 2
研究代表者:早瀬 敏幸
プロジェクト課題:磁気マイクロマシンの駆動特性解析(2) 期間:00.06〜01.05
共同研究者: 石山和志(東北大・通研)
概要と成果:
医用応用を目的とした、生体内を移動する磁気マイクロマシンの実現には、泳動機構の検討が不可欠 である。先のプロジェクトで確立した 2 次元流動解析手法を用いて、スパイラル型磁気マイクロマシン の駆動特性解析を行った。解析の結果、Re=10-7〜103 と幅広い Re 数条件下において実験と解析結果がほ ぼ一致したことから、この解析手法が極低 Re 数条件下においても解析可能であることが示された。特 に、Re=10-7 と極低 Re 数条件下での解析結果より、スパイラル型構造が小型化に適したマシン構造であ ることが明らかとなった。
区分:共同 2
研究代表者:高山 和喜
プロジェクト課題:ヘモグロビンニよる酸素大量取り込み機構の分子動力学的研究 期間:01.01〜01.06
共同研究者: 後藤邦彦(東北大・病理部附属病院)、外山聡(東北大・薬)
概要と成果:
ヘモグロビンはアミノ酸574個よりなる大きな分子であり、中に鉄イオンを1個づつ含むヘムを4個有 している。従来一個のヘムが一個の酸素を結合して運搬すると考えられている。我々は、三次構造が決定され ているヒトヘモグロビンを用いて、4個のサブユニット間の大きなスペースに140個の酸素分子を入れ、
周囲に水分子5000個をおいて、分子動力学計算を行った。その結果、50ピコ秒間に酸素分子はほとんど 取り込まれたまま、大きな分子運動をしていた。更にこのヘモグロビンを含む系は約7ピコ秒の間隔でエネル ギーは500 kcal/molの大きさで振動していた。
区分:共同 2
研究代表者:高山 和喜
プロジェクト課題:非定常高エンタルピー流れに関する研究 期間:01.03〜01.08
共同研究者: 丹野英幸(航空宇宙技術研究所・角田研究センター)
概要と成果:
航空宇宙技術研究所では、スクラムジェットエンジンの超高速域特性研究の一環として、高温衝撃風
界層が大きな影響を与えていることが明らかとなった。
区分:共同 2
研究代表者:佐宗 章弘
プロジェクト課題:輻射流れ場の並列計算手法の最適化 期間:01.05〜01.10
共同研究者: 澤田恵介(東北大・工)
概要と成果:
輻射が卓越した宇宙機周りの流れ場の解析には、輻射輸送を詳細に解く必要があるため、非常に多く の計算コストが要求される。特に、宇宙機全機形状周りについて計算を行う場合には、多くの計算格子 点を用いるため、並列計算を用いても計算時間が膨大になることが予測される。本研究では、輻射輸送 計算を大規模な流れ場に適用するために、計算精度を損なうことなく、輻射計算に用いる輻射光線の本 数を減らす最適化を行った。この最適化によって精度を損なわずに、計算時間および記憶容量を 63%、80%
に減少させることに成功した。
区分:共同 2
研究代表者:新岡 嵩
プロジェクト課題:分散系燃料の燃焼ダイナミクス 期間:00.10〜01.10
共同研究者: 新井達也(宇宙開発事業団)、塚本達郎(東京商船大学)
概要と成果:
微小重力環境における燃料液滴列の火炎伝播解析を行い、液滴配置間隔の違いによって発現する特徴 的な火炎伝播様式を捉えることができた。伝播様式は、配置条件及び雰囲気温度により、三通りの存在 が理論的に予測されている。数値解析によって得られた以下の結果は、理論予測と良好に一致した。液 滴間隔が狭い時、火炎は液滴列側面に形成された可燃混合気層を連続的に進行する。間隔が広くなると、
未燃液滴周りに形成された可燃混合気層に引火する。間隔がさらに広がると、未燃液滴の可燃混合気層 と火炎先端が接する前に飛び火する。
区分:共同 2
研究代表者:申 炳録
プロジェクト課題:不均一核生成を仮定した非平衡凝縮初生メカニズムの解明 期間:00.12〜01.11
共同研究者: 山本悟(東北大・工)、佐藤大悟(東北大・工)
概要と成果:
本研究では、不均一核生成を仮定した非平衡凝縮初生メカニズムを解明するため、まず三次元デルタ 翼周りに発生する非平衡凝縮、すなわち飛行機雲に焦点を当てて、低速から遷音速領域における流れを 不均一核生成モデルに基づく凝縮モデルにより数値計算して、大気環境中で発生する非平衡凝縮の初生 が流れ条件、たとえば一様流マッハ数、迎角、湿度の違いによりどのように変化するかを解明した。さ らに、前処理法(Preconditioning Method)を導入して、超低速流れにおける凝縮現象が解明できる解析 コードを開発しその有効性を検証した。
区分:共同 2
研究代表者:大林 茂
プロジェクト課題:進化的アルゴリズムによる流体機械最適化の研究 期間:01.01〜01.12
共同研究者: 大山聖(NASA, Glenn Research Center)
概要と成果:
自動車エンジンの高回転時高出力・低回転時低エミッションを満たす排気系マニホールド形状を高出力型 エンジンについて実行し、2目的とも従来よりすぐれた形状を見出した。今後、メーカでの実験等を通じ、
計算結果の検証を行う予定である。
区分:共同 2
研究代表者:西山 秀哉
プロジェクト課題:アークプラズマ流の外部磁場効果とトーチ形状の最適化 期間:01.01〜01.12
共同研究者: Kotalik Pavel, Academy Science of Czech Rep.
概要と成果:
チェコ・プラズマ物理研究所で独自に開発した水安定化プラズマトーチの性能評価をする際にFEM/F VMコードを共同研究により独自に開発し,大電力で実験をせずにスーパーコンピュータ内で仮想実験をす ることは,コストパフォーマンスより意義がある.アーク大電流を伴う水安定化プラズマトーチ内の複雑熱 流動を制御するための外部磁場と誘導磁場を重ね合わせた電磁場方程式を導出し,統合電磁場効果を付加し た運動量方程式およびエネルギー方程式を構築した.特に,電極近傍に形成される高温渦が弱磁場印加でも 電磁力効果で除去でき,プラズマトーチの長寿命化の可能性を示した.成果は,米国電気電子学会誌の
「Images in Plasma Science」のSpecial Issue (2002) に掲載された.
区分:共同 2
研究代表者:高木 敏行
プロジェクト課題:電磁現象を応用した非破壊材料診断のためのシミュレーション 期間:01.01〜01.12
共同研究者: 小島史男(神戸大学)、山口克彦(福島大学)
概要と成果:
磁気的非破壊検査の実用化に向けて転位を含んだスピン系の磁化過程をモンテカルロ法によりシミュレー ションした。ハミルトニアンとしてこれまで交換相互作用と外部磁場のエネルギーのみを用いてきたが、今 回は結晶磁気異方性とスピン間の磁気双極子相互作用を取り入れた。さらに印加磁場を変化させた場合に生 じるノイズをバルクハウゼンノイズに対応させて挙動を調べた。刃状転位と印加磁場の相対方向によるノイ ズの異方性が確認され、実験結果と定性的に一致した。今後は磁気異方性、交換相互作用など各種のパラメ ータの調整や結晶構造の変更などを行う予定である。
区分:共同 2
研究代表者:寺坂 晴夫
プロジェクト課題:LES による MHD 乱流解析 期間:01.08〜02.01
共同研究者: 谷口伸行(東京大学)
概要と成果:
本研究はMHD乱流を詳細に解析することにより、サイドレイヤーを含む流路断面内の平均速度分布、乱 流特性に及ぼす磁場の影響を調べると伴に、伝熱促進効果のメカニズムを解明することを目的として実施し た。しかし、磁場印加なしの条件において、GermanoらのDynamic SGSモデルでは主流方向平均速度が対数領域 で過大評価をすることが分かり、このため、主流方向平均速度の増加を伴うハルトマン効果を明瞭に区別し て扱うことができなかった。モデルの大幅修正が必要と考えられるため、現行モデルが適用可能と考えられる 十字配管の高サイクル熱疲労の解析に方向転換することにし、その準備を行っている。
区分:共同 2
研究代表者:小濱 泰昭
プロジェクト課題:高速移動物体周りの流れに関する計算科学 期間:01.04〜02.03
共同研究者: 中橋和博(東北大・工)
概要と成果: