第 3 章 千代田区立畠卒幼種園
平成 6 1 年度千代田学・報告
『千代田区関係主体の環境意識・行動調査と主 体関連携についての研究及び提言j
・千代田区内立地の上場企業の本社を対象に アンケート調査とヒアリングを実施
.結果は:
⑦千代田区という地域への意識の欠如
②しかし、地域社会への貢献の意欲はある
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(企業の下代田区へむける意識)
第 1 に、上場企業の皆さんの 意 識 に お い て 千 代 田 灰 に 守 地 し ながら、千代田区という地域へ の意識の欠如ということが明ら かとなりました。第 2 に、それ ぞ れ の 企 業 の 皆 さ ん 方 は 地 域 社 会への貢献の意欲があるという
ことが、また一方で判明したわ けです。
続 く 平 成 17 年度の千代田学 といたしましては、前年の調査 から企業の数社の皆さん方が、
企 業 の 環 境 教 育 支 援 活 動 に 大 変
第4章 シ ン ポ ジ ウ ム 報 特
意欲をもっているということがわかりました。そこで、千-成 17 年度は、区内の 8 つ の小学校の教員の皆さんにアンケート調査をさせていただきました。そして、環境教 育責任者である教頭先生、 8名の方にヒアリングをさせていただきました。調査の目 的は企業が学校に環境教育を行うということについて、どのようにお考えになってい るかということでありましたU
図-2 平成 17 年度千代田学・報告
『企業の環境教育支援活動に関する調査研究j
・環境教育を支援の意向をもっ企業の存在
・環境教育の支接を期待する学校の存在 ニーズとシーズが存在しても実現していない
その理由はどこにあるのだろうか?
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i 第三者機関の不在|
図-3 平成 18 年度千代田学・報告
・持続可能な社会の構築のための環境教育
・第三者機関の先進事例 NPO 法人企業教育研究会
NPO 法人こども環境活動支援協会
・実践事例報告
千代田区立九段中等教育学校 千代田区立昌平幼稚園
・課題と提言
環境教育の二つの領域 企業の環境教育支媛活動
(企業の環境教育への期待)
そうしますと、学校の先生方 はぜひ企業の支援をいただ、きた いというような意見が多く寄せ られました。しかし現実に、千 代田区におきましてはそのよう な事例は存在しておりません。
なぜかといいますと、ニーズと シーズがあるにもかかわらず、
それを調整する、あるいはマッ チングさせる第三者機関が千代 田区には不在であることにより ます。
(持続可能性の環境教育)
このような2 年間の調査研究 に基づきまして、平成 18 年度 の研究テーマといたしましては、
1 点目としましては、持続可能 な社会の構築のための環境教育 というのはどのようなものであ ろうかということ。 2 点といた しましては、第三;者機関に関す る先進事例についての調査をい たしました。具体的には2 つの 事例について調査研究をいたし ました口そして、 3 点目は、千代田区内において企業と学校が連携して行う環境教育 の実践事例を 2 例つくるということを掲げました。そしてこれらの 3 つの視点から千 代田区における環境教育の課題、またそれに対する提言、最後には千代田区における 環境行政令般の今後の展望について述べていきたいと考えております。
まず 1 点目の持続可能な社会の構築のための環境教育でありますが、近年、温暖化 など地球環境問題の解決が急務とされております。そこで国の内外ではさまざまな対 策が講じられておりますが、その中で特に環境教育の充実がにわかに注目を集めてお ります。 21 世紀に入りまして、世界と我が国では環境教育に関して 2 つの重要な政策 が打ち出されまして、それぞれ持続可能な社会の構築のためには環境教育の必要性が
. 36 ・
シンポジウム報告 第4章
重 要 だ と 述 べ ら れ て お り ま す 。 ま た 環 境 教 育 の 担 い 手 は 教 育 関 係 者 の み な ら ず 、 多 く の 主 体 に よ り 行 わ れ る べ き で あ る と い う よ う に ポ さ れ て お り ま す 。
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・千代田区立九段中等教育学校 中学一年生016 名を対象として 実施期間:平成18 年4月から7月(7回)
「千代田区のまちづくりと環境問題」
州 ・千代田区立昌平幼稚園
3才、4才、5才児30 名を対象として 実施期間:平成19 年1月から2月(4回)
「水とわたし
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第4章 シ ン ポ ジ ウ ム 報 告
は環境教育の主流となっております。しかし、人間環境系はほとんど行われていない というのが現状であります。しかし、企業の行うあらゆる経済行為はすべて環境負荷 を伴い、企業はそれらの過程において、環境負荷削減の努力を日夜にわたり努力し続 けておられます。そうした負荷の実態と、その削減努力などの実態などの企業の経済 行為に関する実情を素材にした人間環境系の環境教育の充実は、持続可能な社会の構 築のためには不可欠なものであるというように認識させていただいております。現在 では、こうした面での環境教育が,.分とはいえない。したがって、こうした分野の環 境教育の充実は今後の大きな課題であるということがし、えると思います。
図-6 企業の環境教育支援活動
.CSR
活動の一環として 次世代の育成.企業の行なう環境教育の内容
人間環境を支える財とサービスの提供 企業の経済行為は環境負荷要因 企業の本来事業が環境教育の素材
(企業の環境教育への期待)
それでは、実際に企業がどの ような環境支援活動を行えるか ということになりますが、先ほ ど申し上げましたように、 CSR 活動の一環として環境教育によ る次世代の育成という側面があ ります。 2 点目としましては、
企業は人間環境を支える材とサ ービスの提供を行い、それらを 消費することにより私たちの日 常生活が可能となっております。
このような私たちの日常を支え る企業の経済行為そのものが、すべて環境負荷要因であることは既に申し上げたとお りであります。その実態を素材として行う環境教育こそが持続可能な社会の構築に最 も必要不可欠な環境教育であり、その担い手はまさに企業ということがいえます。
以上のことを踏まえまして、千代田区の今後の環境政策全般に関する展望を申し上 げますと、兵庫県西宮市に 1 つの先進的な事例がございます。西宮市が支援して成立 した NPO 法人こども環境活動支援協会は、地域社会において企業と学校をつなぎ環 境教育を実現させておりまして、西宮市にはNPO 法人 LEAF の活動によって環境教 育 を 手 が か り に し て 、 新 し い コ ミ ュ ニ テ ィ ー が 生 ま れ よ う と し て お り ま す 。 実 際 に LEAF は、地域社会のさまざまな主体を環境教育という活動を通して社会のつなぎ役 を果たしており、現代社会が直面する人類共通の課題である、環境問題の解決の 1つ の方策と位置づけられている環境教育が多くの主体の協働のもとに現されています口 こうしたことは、主体問の連携を調整する機能をもっ第三者機関が存在しない限り、
せっかく企業がもっリソースが活用されることはありません。多くの主体の協働こそ が問題解決の原動力となり、その実現の過程において新たなコミュニティーが出現す る可能性がみえてきます。その先駆けが西宮市ではなし1かと考えられます。
千代田区は、全国で例をみないほど特徴のある地域社会です。例えば昼間の人口は 85 力‘人、夜は 4 力.5 千人で、地域社会において最もつながりょうのない主体により 構成されているという特徴のある地域です。こうした地域でコミュニティーを構築す
る手がかりとなるのは、環境問題の解決過程に潜んでいるといっても過言ではありま . 38 ・