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年度 トキの死亡事故にかかる検証委員会議事概要

ドキュメント内 トキの死亡事故にかかる検証委員会 報告書 (ページ 41-48)

<第1回議事概要>

1.施設の整備に関する事項(ハード面)

・ 動物飼育の専門家に施設を見てもらい、どのような改善点があるのかをチ ェックすべき(石井委員)。

・ 動物が施設内に入らないようにすることができるか、入るとすればどのよう な入り方があるのかを検証した上で改善すべき(新海委員)。

・ メスの頭骨を実際に4センチメッシュの網の中に入れてみて体が通るかどう かを確認すべき。その上で、網を全部改善できないのであれば、徹底的なテ ン返しを考えないといけない(山岸委員)。

2.施設の管理及び飼育(訓練)に関する事項(ソフト面)

(1)日常の施設管理及び飼育について

・ テンの脅威に対する認識が不足していたのではないか(笠井委員)。

・ テン以外の動物(イタチ)に対する対策も十分配慮する必要がある(笠井 委員)。

・ 施設の中だけではなく、その周辺に現れる動物の動きについて今まで以上 に厳しくチェック(足跡の有無等)する体制を取るべき(石井委員)。

・ モニターに頼る監視体制では実物を見なくなり、周囲の状況にも気付かな い。もっとトキに人が近づくような飼育方法に変えるべき(小宮委員)。

・ メンテナンスの方の体制をしっかりするのと同時に、人が機械に頼るのはい けない(吉川委員)。

・ 施設周辺の動物、特にテンをどう扱っていくか(捕獲等)を検討すべき(石 井委員)。

・ アイガモの産んだ卵がテンを誘因している可能性があるため、アイガモの順 化ケージ内での飼育を再考すべき(山岸委員)。

・ 施設改善後の経年変化に対処するために、日常的・定期的な検査の指針 を策定する必要があるのではないか(新海委員)。

(2)事故(異常・緊急時)発生時の対応について

・ 3月9日のトキの最初の異常音から最後の異常音まで3時間ある。この間に 人が気付いていれば被害の拡大を防げたのではないか(山岸委員)。

・ 24 時間の監視体制が必要なのではないか(笠井委員)。

・ 外敵監視体制を工夫すべき(山岸委員)。

・ これまで外敵が侵入した際に、専門家や地元の方にも報告し、意見をもら えば良かったのではないか(斉木委員長)。

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(3)国と県の役割分担について

・ トキの野生復帰は国、県、佐渡市や地元が一体となって進めていくべき 事業。国と県が協調的に事業を実施しているとは思えず、今後、関係を より良いものにするような一層の努力が必要(山岸委員)。

3.その他の事項

・ 採取されたテンの毛の付着状況についての解析を行うこと(山岸委員)。

・ 佐渡におけるテンの実態を徹底的に調べること(山岸委員)。

・ 佐渡におけるテン等の天敵について今後どのように扱っていくか検討 すべき(石井委員)。

・ トキに関する会議等にもっと島民の声を反映させてほしい(笠井委員)。

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<第2回議事概要>

1.施設の整備に関する事項(ハード面)

・ テンが登れないように(順化ケージの)足元の部分を工夫すべき(新海 委員)。

・ テン以外の外敵としてイタチの被害を防ぐためにはとにかく排水口を注 意すべき(小宮委員)。

・ 仕様書について、どのレベルまでやっていくか具体的なサンプルをもと に、こういうことが問題だと認識した上で、こうしてほしいという仕様 書が必要(新海委員)。

2.施設の管理及び飼育(訓練)に関する事項(ソフト面)

(1)日常の施設管理及び飼育について

・ 国と県の日常の管理体制(安全管理、連絡体制、責任体制等)をはっき りさせ、業務内容に位置づける必要がある(吉川委員)。

・ 肉眼での観察がほとんど行われていないことは問題(小宮委員)。

・ 今後放鳥した際、人間を恐れ、逃げるようなトキばかりでは問題である ため、人間というものをもっと認識させるような飼育方法に変えるべき

(小宮委員)。

・ 人がもっとケージに近づくことでテンが警戒し、ケージへ近づかない状 況が生まれてくるのではないか(笠井委員)。

・ これまでテンに対する認識があまりにも甘かった(笠井委員)。

(2)事故(異常・緊急時)発生時の対応について

・ 夜間や緊急時の連絡・出動体制について国と県の指揮系統(責任)を含 め整備しておく必要がある(吉川委員)。

・ 夜間の事故発生時への対応方法について検討すべき(吉川委員)。

3.報告書について

・ トキの飼育や訓練を担当する職員を対象とした研修等を実施することを 明記すべき(吉川委員)。

・ トキ保護増殖事業の意義をイントロ等に明記すべき(山岸委員)。

4.その他の事項

・ 4月7日に順化ケージへの侵入が確認されたテンについては、順化ケージ が縄張りとなっていると考えられ、味を占めると何度でも同じところに 来るため、捕らえることが必要(小宮委員)。

・ テンの捕獲方法を改善する必要がある。同じ経路で侵入してくるため、

その経路に罠を設置できればかなりの効果があるのではないか(笠井委 員)。

・ 野生復帰ステーションの役割は野生復帰に関することも含まれるはず

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(山岸委員)。

・ 専門家会合等及び人・トキの共生の島づくり協議会のそれぞれの権限、

役割、関係性を明確にすべき(山岸委員)。

・ 各会議で決まった方針を現場で実行するための指揮命令系統を明確にす べき。できないことは理由とともに各会議にフィードバックすべき(山 岸委員)。

・ これまでの会議で天敵対策に関して提言がなされているのに生かせてい なかったのは反省すべき(山岸委員)。

・ 官主導型ではない方法で地元の意見を吸い上げて野生復帰を進めてほし い(笠井委員)。

・ トキ保護増殖事業は、誰が責任をもって中心となって行うのかはっきり していない(吉川委員)。

・ 今回の事故を教訓にしてトキ保護増殖事業が発展することに貢献できれ ばよいのでないか(吉川委員)。

・ 誰が悪いというのではなく、国も県も反省すべきところを反省し改善策 に生かしてもらいたい(吉川委員)。

・ 国は長い間実務を新潟県に任せてきた。地元も頑張ってもらって野生の トキに繁殖の兆しが見られるなど良い兆候もあることから、一層関係者 がトキ保護増殖事業のために協力する必要がある(山岸委員)。

・ 施設だけではなく、日常の管理運営等全ての場面においてあれもこれも 起こるのではないか、こんなことは起きるはずがないといった思い込み をなくすことが重要(新海委員)。

・ リスク管理が大事。リスクに対して直ちに対応することが信用度を低下 させずにむしろ高める(斉木委員長)。

・ 国と県の責任体制が明確ではなかったが、反省すべきところは反省し、

それを明確な形に積み上げるということが肝要(斉木委員長)。

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<第3回議事概要>

1.施設の整備に関する事項(ハード面)

・ 周辺にテンが現れるような場所で鳥を飼育しており、テンに対する対策を 行っている動物園からも話を聞くとよい(石井委員)。

・ ケージから5m離した外周をアクリル又は強化プラボードで囲いをし(尐な くとも高さ2.5m)、さらに上部に角度70度ぐらいのテンよけを付け、外壁 の基礎部分には2~3㎜厚さの鉄板を敶く必要があると思う(笠井委員)。

・ 赤外線監視カメラ、感知装置、音声で管理事務所に知らせるような装置等 が必要になると思う(笠井委員)。

・ 外敵の侵入対策としては、コスト面からも電気柵が有効(小宮委員)。

・ テンの侵入以外にイタチの侵入や・雪害対策といったことも考えられる中、

何をターゲットとするかを整理し、その中で予算との兼ね合いも考慮し、

有利な方法を選択すべき(吉川委員)。

・ 当事者が望むような施設になっていたのかどうかを検証してもらいたい

(山岸委員)。

・ 専門家の意見や様々な情報を得た上で、設計、施工等の複数段階において 発注者が要望したとおりの施設になっているかどうかを検証するための セーフティーネットが必要であるということを追加すべき(新海委員)。

・ これまで確認された痕跡や映像から、テンは網目から入ったのではなく 隙間から入っているものと思われる(小宮委員)。

2.施設の管理及び飼育に関する事項(ソフト面)

・ 尐なくとも佐渡トキ保護センター及び野生復帰ステーションの施設の周 辺に現れる天敵は捕獲すべき(石井委員)。

・ 順化ケージの付近にプレハブを設置し、人間が作業をしつつ観察を行い、

トキが人間の姿を認識するような飼い方にするのがよいのではないか(小 宮委員)。

・ 巨額の資金を投じてありとあらゆる対策を施すというのではなく、施設を 定期的に検査し、検証を行い、問題となる現象が発生したら瞬時に対処す るという考え方が重要(新海委員)。

3.その他

・ 全体的に語句を統一すること(斉木委員長、新海委員)。

・ 「問題点」と「必要な対応」が対応するように記載すること(斉木委員 長)。

・ テンというのが飼育しているトキにとって脅威であるという認識が全体 的に不足していたということを報告書の最初に書くべき。これを踏まえて 個別の箇所においても表現を検討してほしい(石井委員)。

・ 捕獲されたテンが、トキを襲ったテンと同一のものかどうか調査するべ き(山岸委員)。

ドキュメント内 トキの死亡事故にかかる検証委員会 報告書 (ページ 41-48)

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