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平時に準備すべきこと

ドキュメント内 薬剤師のための災害対策マニュアル (ページ 35-39)

第 3 章  地域薬剤師会(支部薬剤師会)

4   平時に準備すべきこと

 地域薬剤師会においては、災害時の医療救護活動を円滑に行うため、日頃から地元三師会との 協力体制や近隣の地域薬剤師会との相互連携体制を構築しておく必要がある。さらに、地域の医 療機関の薬剤部門と連携し、災害発生時の対応を共有しておく。

 また、当該市町村と協力協定を締結し、災害発生時に薬剤師が迅速かつ有効に救援活動を行え る体制を確立しておくことが重要である。

4 . 1  自治体(市区町村)との協力協定の締結など 4 . 1 . 1  自治体(市区町村、保健所)との協議

 □ 災害時の医薬品供給体制(医薬品集積所の設置場所等)について協議を行う  □ 被災地外からの薬剤師の受け入れに関する事項について協議を行う

 □ 市区町村の防災会議へ参加する

4 . 1 . 2  自治体(市区町村)との協力協定の締結

 □ 可能な範囲で、薬剤師の災害時医療救護活動について協力協定を結ぶ(資料14)

 □  可能な範囲で、会営薬局等の「災害拠点薬局」(仮称)を活用した医薬品の備蓄・供給に ついて協力協定を結ぶ(資料14)

4 . 2  関係団体等との協議 4 . 2 . 1  地域医師会

 □ 災害時の救援活動の協力体制(医療チームの編成、薬剤師の派遣)について協議する

4 . 2 . 2  医薬品卸

 □  災害時の医薬品供給ルートの確保や、医薬品集積所から医療救護所等への配送、通常流通 復旧後の通常配送ルートへの切り替えなどについて協議する

4 . 2 . 3  医療機関(中核的な病院)

 □  地域の中核的な病院(災害拠点病院等)は災害時には医療拠点(本部)となり、被災地外 からの医療チーム(人)や情報が集中する。こうした医療機関と、災害時の医療機関外か らの薬剤師派遣(地域薬剤師会による支援)について協議する

4 . 3  都道府県薬剤師会を通じた近隣地域薬剤師会との相互連携体制の構築

 □  都道府県薬剤師会を交えて、近隣の地域薬剤師会と災害時の救援活動に関する協力・連携 体制等について協議する

4 . 4  会員に対する定期的な教育・研修

 □ 地域内の医療機関(中核的な病院)における実習研修

 □  災害時に近隣病院の薬剤部門を支援する場合に、スムーズに業務が行えるように、地域薬 剤師会が中心となり医療機関の薬剤部門において定期的に実習研修を行う

4 . 5  防災訓練の実施等

 □ 防災訓練を年 1 回程度実施する

 □  班組織(徒歩か自転車で回れるぐらいの範囲ごとに設置)を活用するなどして会員から連 絡を受ける訓練を行う

 □  自治体、警察機関、消防機関、医療関係者及び一般市民等による合同訓練へ積極的に参加 する

第 4 章

都道府県薬剤師会・

都道府県病院薬剤師会

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 災害発生時には、都道府県や市町村が主体となり、医療を含む被災者への支援が行われるが、

都道府県薬剤師会及び都道府県病院薬剤師会(以下「都道府県薬剤師会等」)はこれに連動した 体制で救援活動が行えるよう平時から連携体制を整備するとともに、行政の指示系統が機能しな くなった場合においても自主的に活動が行えるよう準備しておく。

 薬剤師会における体制としては、災害発生時に被災地の都道府県薬剤師会等内に、情報収集・

伝達、指揮命令の拠点となる「現地対策本部」を設置し、日本薬剤師会及び日本病院薬剤師会内 に設置した「中央対策本部」が「現地対策本部」を支援することを原則とする。

 都道府県薬剤師会等においては、上述のような基本的な方針のもと、次に掲げるような項目に 沿って行動をとる必要がある。

1 . 直ちに取り組むべきこと

 災害発生時の現地対策本部において最も重要なことは、指揮命令系統の確立である。そのため には、平時に指揮命令系統を検討し、災害対策担当者等を決定しておくとともに、災害時に組織 対応の判断を担う者の間の通信手段を確保しておくことが、特に必要である。

1 . 1  災害時の連絡先一覧表の作成など

 □ 災害時の連絡先一覧(携帯電話番号、メールアドレス)等を作成し、会員等に周知する  □ 会員等へ情報を早く正確に伝達できる手段(メール、ホームページ等)を整備する

1 . 2  通信手段の確保

 □ 都道府県薬剤師会等において複数の通信手段を確保する

  □  衛星携帯電話、固定電話、FAX、インターネット、PHS、携帯電話、中距離通話用簡 易無線など

  □  地域拠点薬局(仮称)等への災害優先電話の配置(都道府県薬剤師会と日本薬剤師会を 通じて調整)

 □ 都道府県薬剤師会等の災害時の緊急連絡先を関係者に周知する

  □  災害時の緊急連絡先(衛生携帯電話の設置場所等)を、行政や地域の中核的な病院など 関係者に周知する

1 . 3  指揮命令系統の確立など

 被災地の都道府県薬剤師会等には、会員からの情報収集、自治体や関係団体との連絡・

調整、被災地外からの支援薬剤師の受け入れなど、多くの業務が発生します。一部の役 職員に業務が集中し、疲弊することのないよう、 あらかじめ複数体制で対応する役割分担 を決めておく必要があります。

1 . 3 . 1  災害時の役割分担の決定

 □ 都道府県薬剤師会と都道府県病院薬剤師会の役割分担を決定しておく

 □ 災害時における各担当者(役員等)の役割分担を決定しておく([2.1 〜 2.11]参照)

 □ 事務局体制を整備しておく

ドキュメント内 薬剤師のための災害対策マニュアル (ページ 35-39)