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帳票様式情報作成時の留意事項

ドキュメント内 Excelファイル出力機能編 (ページ 61-64)

第4章 Excelファイル出力機能の留意事項

4.1 帳票定義情報作成時の留意事項

4.1.1 帳票様式情報作成時の留意事項

帳票様式情報作成時の留意点を以下に説明します。

・ 帳票様式情報で指定する情報のサポート範囲については、以下を参照してください。

⇒ “3.2.1 帳票様式情報のサポート範囲について”

・ Excelファイル出力用に帳票様式情報を新規に作成する場合は、List Creator デザイナのグリッド機能で「任意間隔グリッド」および

「グリッド強制」を指定して設計することを推奨します。なお、グリッド位置に項目が定義されていない場合や、「固定間隔グリッド」を 指定して設計した帳票定義情報を、Excelファイルに出力した場合、意図した位置に項目が出力されない場合があります。

図4.1-上図の定義例において、「○○○○株式会社」は、グリッド位置に定義されていないため、図4.1-下図の出力結果のよう に位置がずれて出力されます。帳票様式情報で定義した位置に出力したい場合は、「○○○○株式会社」の位置にグリッドを設 定してください。

図4.1 グリッド位置に定義されていない項目の出力例

~ 帳票様式定義画面での定義例 ~

~ Excelファイルの出力結果 ~

・ 罫線、および枠は、グリッド位置に合わせて定義してください。グリッド位置に合っていない場合、意図した位置に出力されない場 合があります。

・ 項目(矩形項目は矩形範囲)を、他の項目に重ねて定義しないでください。項目を重ねて定義した場合、セルの結合が行われず、

項目内のデータがすべて表示されない場合や、意図した位置に項目が出力されない場合があります。

図4.2-上図の定義例において、「部署別売上げ一覧」と「○○○○株式会社」の項目(赤枠線)が重なっているため、「部署別売 上げ一覧」の項目は、セルの結合が行われず、図4.2-下図の出力結果のように位置がずれて出力されます。帳票様式情報で定 義した位置に出力したい場合は、項目が重ならないように定義してください。

図4.2 領域長が重なっている項目の出力例

~帳票様式定義画面での定義例~

~ Excelファイルの出力結果 ~ セルの結合の詳細については、以下を参照してください。

⇒“3.1.6 セルの結合”

・ 項目に、罫線、または枠を重ねて定義した場合、重なった部分の罫線が表示されない場合があります。

図4.3-上図の定義例において、テキスト項目「MMMMMMMMMMMM」(赤色の枠)に縦の罫線が重なっており、テキスト項目 に対してセルの結合が行われると、重なっている部分の罫線が表示されなくなります。罫線、および枠を正しく表示したい場合は、

項目に罫線、および枠が重ならないように定義してください。

図4.3 項目に罫線が重なっている場合の出力例

~帳票様式定義画面での定義例~

~ Excelファイルの表示結果 ~

・ 項目で指定した属性は、Excelファイルのスタイル(セルの書式設定)に設定されます。詳細については、以下を参照してください。

⇒ “3.3 帳票定義情報とExcelファイルの対応について”

・ 帳票業務情報のプロパティの[ファイル(Excel)]タブで「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定し、かつCF(制御脚 書き)パーティションに続けて明細データを出力したい場合は、以下の指定を行ってください。

- CF(制御脚書き)パーティションのプロパティにて「形式」に「浮動」、および「印刷後」の「制御」に「改行」を指定する。

改シートのタイミングに関しては、以下を参照してください。

⇒ “3.4.2.4 改シート制御”

【任意間隔グリッドを指定して設計する時の留意事項】

・ 出力されるExcelファイルにおいて、グリッド間隔がそのまま「行の高さ」、および「列幅」となります。ただし、グリッド間隔の単位は、

Excelファイルでの行の高さ、および列幅の単位「ピクセル」と異なります。出力されるExcelファイルの行の高さ、および列幅は、以 下の計算式で求められます。

【行の高さ、および列幅の算出】

行の高さ、および列幅(ピクセル) = グリッド間隔 × 画面解像度 ÷ 720(帳票様式定義の解像度)

※ Excelファイルを表示する端末の画面解像度によっては、上記計算式で算出される行の高さ、および列幅に誤差が生じる場合があ ります。実際にExcelファイルを表示し、文字が欠けていないか確認してください。

例)

【グリッド間隔に720(dt)を指定した場合(画面解像度=96dpi)】

720 × 96 ÷ 720 = 96 ⇒ 96(ピクセル)が行の高さ、または列幅に設定されます。

【グリッド間隔に720(dt)を指定した場合(画面解像度=120dpi)】

720 × 120 ÷ 720 = 120 ⇒ Microsoft Excelの仕様により108(ピクセル)が行の高さ、または列幅に設定されます。

・ 1つのグリッド間隔の縦幅が4,090(dt)より大きい場合は、4,090(dt)間隔で区切られた行が作成されます。1つのグリッド間隔の横幅

が14,025(dt)より大きい場合は、14,025(dt)間隔で区切られた列が作成されます。

・ 同じグリッド内に複数の項目を定義しないでください。複数の項目を定義した場合、項目が上書きされ、最後に出力された項目だ け出力されます。この場合、項目が上書きされたことを示すメッセージが通知されます。

・ グリッドの縦幅とフォントサイズ(文字の高さ)を同じ大きさにした場合、実際にExcelファイルに出力すると文字が欠けて表示される 場合があります。そのため、グリッドの縦幅は、フォントサイズより、1.23倍~1.5倍程度大きく設定する必要があります。前述の【行の 高さ、および列幅の算出】を利用し、手適切な行の高さを計算し、指定してください。

・ 任意間隔グリッドの257列以降に項目を定義しないでください。257列以降に項目を定義した場合、項目は出力されず、列数の上 限を超えた位置に項目が出力されたことを示すメッセージが通知されます。

・ 任意間隔グリッドで帳票設計を行う場合、設計完了時に、セルとして出力する必要のないグリッドを削除してください。削除しない 場合、不要な空セルが出力される場合があります。

・ 明細の出力方法で「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」の指定は、帳票形式が集計表形式の場合のみサポートしてい ます。「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定した場合、無効となる指定があります。

無効となる指定については、以下を参照してください。

⇒“3.4.2.5 無効となる指定”

【固定間隔グリッドを指定して設計する時の留意事項】

・ 項目位置が揃っていない場合、出力されるExcelファイルに予期しない行や列が挿入される場合があります。また、項目位置(横)

が揃っていない場合、幅の細いセルが多数生成され、項目がシート内の257列目以降に出力される場合があります。257列以降に 項目が出力された場合、その項目は出力されず、列数の上限を超えた位置に項目が出力されたことを示すメッセージが通知され ます。2次利用データに適したExcelファイルを出力したい場合は、List Creator デザイナのグリッド強制機能や整列機能を利用し て項目の定義位置を揃えてください。

・ 複数の項目を同じような位置に配置した場合、Excelファイルに出力すると、同じセルに複数の項目が出力される場合があります。

この場合、最後に出力された項目だけ出力され、項目が上書きされたことを示すメッセージが通知されます。

・ フレームを定義したフリーフレーム形式の帳票定義情報を出力した場合、等間隔の細かなセルのExcelファイルが出力されます。

出力例については、以下を参照してください。

⇒“図A.4 フリーフレーム形式の帳票定義情報のExcelファイルへの出力結果”

ポイント

・ 通知されるメッセージの詳細については、オンラインマニュアル“メッセージ集”を参照してください。

・ Excelファイルに出力する帳票様式定義の設計については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。

ドキュメント内 Excelファイル出力機能編 (ページ 61-64)

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