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市場規模推計結果(パターン 1 )

ドキュメント内 【確定】平成27年度市場規模最終報告書 (ページ 190-200)

第4章 海外の市場規模等の推計手法検討

II. 海外市場規模推計結果

1. 市場規模推計結果(パターン 1 )

パターン

1

とパターン

2

の手法を用いて、2000年から

2050

年までの全世界の市場規模の推計 を行った。両推計手法による推計結果を比較することで、手法の妥当性について検討を行った。

なお、推計結果についてはあくまでも手法の妥当性を検証するための参考であり、経済動向や 政策を予測したものではない。今後、手法を高度化していくことにより、計算結果は変更しうる ものであることに留意する必要がある。

1.1

全体市場規模(パターン

1)

全世界における環境産業全体の市場規模は、2000年には

600

兆円、2013年には

1,000

兆円を

突破し、

2014

年には

1,079

兆円という結果になった。

2000

年から

2007

年までは成長を続け、

2009

年以降は低迷したものの

2013

年に再び大きく成長した。2015年で一旦市場規模が縮小するもの の、それ以降は徐々に成長率を減少させながらも成長を続け、2050年には

2,451

兆円に達する。

大分類別では、「C.廃棄物処理・資源有効利用分野」が最も大きく、市場規模の

5

割以上を占 める。次いで、「D.自然環境保全分野」、「A.環境汚染防止分野」、「B.地球温暖化対策分野」とな る。個別分野の成長性については、2000 年時点でほぼ同程度の市場規模だった「A.環境汚染防 止分野」と「D自然環境保全分野」が、

2050

年時点では

2

倍以上の開きを見せると計算された。

一方、「B.地球温暖化対策分野」は

2000

年には市場規模がほぼゼロであったが、2014 年には約

90

兆円まで急成長した。しかし、その後は成長がゆるやかになり、2050年には

208

兆円まで成 長すると計算された。

190

図77 海外市場規模の計算結果(全体、パターン

1

.

.

地域別の市場規模(パターン

1

地域別では、

2050

年にかけてアジア・欧州・北米が市場の大半を占め、その他の地域の市場 規模は極めて小さい。ただし、アフリカは

2040

年頃から市場が大きくなり始める。

2000

年には欧州と北米がほぼ同規模であったが、

2003

年頃から欧州が大きく伸びており、欧 州の環境意識の高まりを反映している。

一方、アジアは成長率が最も高く、

2017

年頃に北米を超え、

2029

年頃には欧州も抜いて世界 最大の市場となる。

3,006,307 2,080,733 12,974,044 6,453,355

0 5,000,000 10,000,000 15,000,000 20,000,000 25,000,000 30,000,000

自然環境保全

廃棄物処理・資源有効利用 地球温暖化対策

環境汚染防止

191

図78 海外市場規模の計算結果(地域別、パターン

1)

6,935,972 8,769,811

5,905,965

1,307,266

0 1,000,000 2,000,000 3,000,000 4,000,000 5,000,000 6,000,000 7,000,000 8,000,000 9,000,000 10,000,000

2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050

Europe

Asia

OCEANIA

North America

Central America

South America

Africa

192 (1)

国別の市場規模(アジア)

上述のように、地域別とみるとアジアの成長率が最も高く、

2030

年以降は世界最大の市 場となる。その中でも、中国がアジアの成長をけん引しており、2030 年以降の成長率は小 さくなるものの、

2050

年まで成長を続ける。中国の

2050

年の市場規模は、アジア全体の約

40%を占めるまで拡大する。

次いで、

2030

年以降はインドの成長も目立っており、

2050

年にはアジアで

2

番目となる 市場規模まで拡大する。一方で、日本と韓国の市場規模は、アジアでは大きいものの成長 率はあまり高くはなく、微増した後に横ばい傾向で推移する。

なお、日本の市場規模については、海外推計では国内にしか存在しない分類を対象外とし ている等の理由から、将来推計結果と海外推計結果の数値が異なることに留意が必要であ る。

図79 海外市場規模の計算結果(国別、アジア)

中国

インド 日本 韓国

0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 3,500,000 4,000,000

2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 2024 2026 2028 2030 2032 2034 2036 2038 2040 2042 2044 2046 2048 2050

193

.

.

経済レベル別の市場規模(パターン

1

経済レベル別では、先進国、中進国・新興国、後発途上国の順に市場規模が大きい。先進国と 中進国・新興国の成長率は小さくなっていくものの、後発途上国については徐々に成長率が大き くなっている。

図80 海外市場規模の計算結果(経済レベル別、パターン

1)

13,386,568

7,895,047

3,232,824

0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 10,000,000 12,000,000 14,000,000 16,000,000 18,000,000

2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050

(億

先進国

中進国・新興国

後発途上国

194

.

.

大分類別市場規模(パターン

1

(1) A.

環境汚染防止分野

環境汚染防止分野では、国内市場と同様に「化学物質汚染防止」と「下水・排水処理」市 場が占める割合が大きい。

2025

年ごろまで急激に成長し、その後成長速度を緩めながらも、

2050

年には

300

兆程度になる。中でも水ビジネスである「下水・排水処理」は、国内では 減少傾向にあるものの、世界では

2

倍以上成長すると計算された。

図81 海外市場規模の計算結果(環境汚染防止分野)

0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 3,500,000

20 00 20 02 20 04 20 06 20 08 20 10 20 12 20 14 20 16 20 18 20 20 20 22 20 24 20 26 20 28 20 30 20 32 20 34 20 36 20 38 20 40 20 42 20 44 20 46 20 48 20 50

(億 化学物質汚染防止

環境経営支援 騒音、振動防止 土壌、水質浄化 下水、排水処理 大気汚染防止

195

(2) B.

地球温暖化対策分野

地球温暖化対策分野では、

2005

年頃まではユーティリティー省エネルギー化のわずかな 市場規模しかなかったが、その後、「省エネルギー建築」や「クリーンエネルギー利用」が 急成長し、市場規模が一気に拡大した。今後も拡大傾向が継続し、

2050

年には

200

兆円を 超えると計算された。

図82 海外市場規模の計算結果(地球温暖化対策分野)

0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000

20 00 20 02 20 04 20 06 20 08 20 10 20 12 20 14 20 16 20 18 20 20 20 22 20 24 20 26 20 28 20 30 20 32 20 34 20 36 20 38 20 40 20 42 20 44 20 46 20 48 20 50

(億 排出権取引

自動車の低燃費化

省エネルギー輸送機関・輸送サービス ユーティリティ省エネルギー化 省エネルギー電化製品 省エネルギー建築 クリーンエネルギー利用

196

(3) C.

廃棄物処理・資源有効利用分野

廃棄物処理・資源有効利用分野では、リーマン・ショックの影響を受け

2009

年に市場規 模が急激に縮小した。

2012

年までは市場規模が落ち込んでいたが、

2013

年になり「リフォー ム、リペア」市場を中心に急回復し、

2050

年にかけて市場規模が

1,300

兆円まで成長する と計算された。

図83 海外市場規模の計算結果(廃棄物処理・資源有効利用分野)

0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 10,000,000 12,000,000 14,000,000

長寿命建築

リース、レンタル リフォーム、リペア 資源有効利用製品 リサイクル素材 廃棄物処理、リサイクル

197 (4) D.

自然環境保全

自然環境保全分野の市場規模は

2050

年まで直線的に成長を続ける。日本では減少傾向に ある「水資源利用」が成長することに加え、国内市場では規模が小さい「環境保護意識向 上」が大きく成長すると計算された。

図84 海外市場規模の計算結果(自然環境保全分野)

0 1,000,000 2,000,000 3,000,000 4,000,000 5,000,000 6,000,000 7,000,000

環境保護意識向上 持続可能な農林水産業 水資源利用 緑化、水辺再生工事

198

表109 海外市場規模計算結果(大分類別、億円、パターン

1)

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019

a 環境汚染防止 1,179,021 1,275,335 1,290,540 1,250,179 1,281,443 1,371,473 1,447,137 1,498,794 1,481,201 1,444,673 1,448,570 1,447,659 1,489,318 1,533,518 1,563,106 1,456,585 1,511,598 1,580,880 1,654,839 1,733,687 b 地球温暖化対 策 144,882 153,648 166,348 184,785 228,500 292,256 330,052 391,654 432,231 552,566 610,005 665,494 777,042 878,167 898,891 881,442 926,454 977,263 1,031,590 1,087,487 c 廃棄物処理・ 資源有効利用 3,297,033 3,589,951 3,865,001 4,001,274 4,155,112 4,542,963 5,208,880 5,939,713 5,723,166 4,513,911 4,588,790 4,618,364 4,728,025 5,840,379 5,999,093 5,794,698 6,056,144 6,365,109 6,695,122 7,039,791 d 自然環境保全 1,327,003 1,409,335 1,435,657 1,502,120 1,598,112 1,750,088 1,887,350 2,017,498 2,108,469 2,223,260 2,063,867 2,062,063 2,224,922 2,320,844 2,329,434 2,184,159 2,283,509 2,404,397 2,537,626 2,677,421

2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 2032 2033 2034 2035 2036 2037 2038 2039

a 環境汚染防止 1,814,197 1,890,485 1,963,704 2,033,534 2,100,041 2,163,298 2,221,843 2,277,339 2,329,816 2,379,466 2,426,474 2,469,286 2,509,807 2,548,245 2,584,816 2,619,744 2,651,405 2,681,732 2,710,936 2,739,226 b 地球温暖化対 策 1,147,419 1,205,987 1,264,319 1,320,567 1,374,645 1,426,490 1,474,525 1,520,230 1,563,662 1,604,912 1,644,096 1,679,820 1,713,648 1,745,730 1,776,200 1,805,215 1,831,598 1,856,723 1,880,739 1,903,797 c 廃棄物処理・ 資源有効利用 7,400,888 7,751,063 8,097,640 8,431,173 8,751,470 9,058,361 9,343,110 9,614,228 9,872,096 10,117,344 10,350,739 10,563,962 10,766,286 10,958,525 11,141,444 11,315,963 11,474,311 11,625,228 11,769,577 11,908,211 d 自然環境保全 2,822,658 2,963,607 3,104,016 3,242,746 3,379,966 3,515,824 3,646,305 3,775,339 3,902,861 4,029,132 4,154,624 4,275,652 4,396,292 4,516,806 4,637,406 4,758,620 4,875,728 4,992,963 5,110,795 5,229,735

2040 2041 2042 2043 2044 2045 2046 2047 2048 2049 2050

a 環境汚染防止 2,766,799 2,792,224 2,817,147 2,841,755 2,866,163 2,890,511 2,913,343 2,936,234 2,959,322 2,982,664 3,006,307 b 地球温暖化対 策 1,925,991 1,946,290 1,965,487 1,983,653 2,000,856 2,017,126 2,031,466 2,044,946 2,057,612 2,069,525 2,080,733 c 廃棄物処理・ 資源有効利用 12,041,676 12,162,777 12,277,545 12,386,434 12,489,842 12,587,991 12,674,074 12,755,396 12,832,266 12,905,049 12,974,044 d 自然環境保全 5,349,763 5,466,854 5,582,926 5,698,231 5,812,876 5,926,752 6,034,586 6,141,146 6,246,459 6,350,645 6,453,355

ドキュメント内 【確定】平成27年度市場規模最終報告書 (ページ 190-200)