第 2 章 分譲マンション管理等実態調査結果
9. 居住者の高齢化の状況
(1) 65
歳以上の高齢者のみが居住する世帯数【問
25】65歳以上の高齢者のみが居住する世帯は、「概ね1割~3割程度」が27.3%と最も多く、
次いで「1割未満」が24.6%となっている。建築時期別に見ると、建築時期が古くなるほ ど高齢者の割合は高くなっている。
図表 2-99 65歳以上の高齢者のみが居住する世帯数(建築時期別)
65歳以上の高齢者のみが居住する世帯は、「概ね1割~3割程度」が27.3%。建築 時期が古くなるほど高齢者の割合は高い。
区分所有者の高齢化における問題は、「管理組合における役員のなり手不足」が 59.0%。
共用部分で整備されているバリアフリー対策等は、「廊下等の段差の解消、手すり の設置」が41.6%。
共用部分で整備が必要と思われるバリアフリー対策等では、「廊下等の段差の解 消、手すりの設置」が26.0%、「緊急通報ボタン・機器の設置」が19.1%。
61
59.0%
37.5%
31.7%
30.4%
6.3%
0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%
管理組合における役員のなり手不足 建物の修繕や建替えにおける資金負担困難者の増加 単身高齢者の孤独死 マンション内コミュニティの衰退 その他
(各項目の1行目はサンプル数、2行目は%)
合計
廊下等の 段差の解 消、手す りの設置
廊下・通 路等の拡
幅
エレベー ターの設
置
緊急通報 ボタン・機 器の設置
千葉県福 祉のまち づくり条例 に適合し
ている
バリアフ リー新法・
旧ハート ビル法に 適合して
いる
その他 とくにない
2,250 936 248 887 405 31 56 54 575
100.0% 41.6% 11.0% 39.4% 18.0% 1.4% 2.5% 2.4% 25.6%
145 24 8 31 21 1 1 3 80
100.0% 16.6% 5.5% 21.4% 14.5% 0.7% 0.7% 2.1% 55.2%
250 70 15 91 39 4 3 3 84
100.0% 28.0% 6.0% 36.4% 15.6% 1.6% 1.2% 1.2% 33.6%
559 199 52 239 81 2 10 12 147
100.0% 35.6% 9.3% 42.8% 14.5% 0.4% 1.8% 2.1% 26.3%
415 174 50 202 81 8 15 15 79
100.0% 41.9% 12.0% 48.7% 19.5% 1.9% 3.6% 3.6% 19.0%
250 120 31 102 56 5 5 8 49
100.0% 48.0% 12.4% 40.8% 22.4% 2.0% 2.0% 3.2% 19.6%
236 128 35 87 50 4 7 6 50
100.0% 54.2% 14.8% 36.9% 21.2% 1.7% 3.0% 2.5% 21.2%
119 62 16 50 17 2 2 1 32
100.0% 52.1% 13.4% 42.0% 14.3% 1.7% 1.7% 0.8% 26.9%
123 69 24 40 32 4 7 3 24
100.0% 56.1% 19.5% 32.5% 26.0% 3.3% 5.7% 2.4% 19.5%
82 49 8 25 16 0 3 3 17
100.0% 59.8% 9.8% 30.5% 19.5% 0.0% 3.7% 3.7% 20.7%
71 41 9 20 12 1 3 0 13
100.0% 57.7% 12.7% 28.2% 16.9% 1.4% 4.2% 0.0% 18.3%
全体 20戸以下 21~30戸 31~50戸 51~75戸 76~100戸 101~150戸 151~200戸 201~300戸 301~500戸 501戸以上
(2)
区分所有者の高齢化による問題【問
26】区分所有者の高齢化における問題は、「管理組合における役員のなり手不足」が 59.0%
と最も多く、次いで「建物の修繕や建替えにおける資金負担困難者の増加」が 37.5%と なっている。また、「単身高齢者の孤独死」「マンション内コミュニティの衰退」も約 3 割の回答が見られる。
図表 2-100 区分所有者の高齢化による問題
(3)
共用部分で整備されているバリアフリー対策【問
27(1)】共用部分で整備されているバリアフリー対策等は、「廊下等の段差の解消、手すりの設
置」が 41.6%と最も多く、次いで「エレベーターの設置」が 39.4%となっている。戸数
規模別に見ると、76 戸以上のマンションでは「廊下等の段差の解消、手すりの設置」の 割合が高い傾向にある。
図表 2-101 共用部分で整備されているバリアフリー対策(戸数規模別)
62 合計
廊下等の 段差の解 消、手す りの設置
廊下・通 路等の拡
幅
エレベー ターの設
置
緊急通報 ボタン・機 器の設置
その他 とくにない
2,250 584 69 115 430 69 868
100.0% 26.0% 3.1% 5.1% 19.1% 3.1% 38.6%
145 34 3 15 20 2 68
100.0% 23.4% 2.1% 10.3% 13.8% 1.4% 46.9%
250 61 4 11 47 6 100
100.0% 24.4% 1.6% 4.4% 18.8% 2.4% 40.0%
559 145 23 27 98 9 227
100.0% 25.9% 4.1% 4.8% 17.5% 1.6% 40.6%
415 109 7 9 76 12 151
100.0% 26.3% 1.7% 2.2% 18.3% 2.9% 36.4%
250 70 5 8 53 7 94
100.0% 28.0% 2.0% 3.2% 21.2% 2.8% 37.6%
236 48 11 12 43 11 96
100.0% 20.3% 4.7% 5.1% 18.2% 4.7% 40.7%
119 32 3 5 27 5 44
100.0% 26.9% 2.5% 4.2% 22.7% 4.2% 37.0%
123 37 7 10 34 7 38
100.0% 30.1% 5.7% 8.1% 27.6% 5.7% 30.9%
82 23 2 8 17 5 28
100.0% 28.0% 2.4% 9.8% 20.7% 6.1% 34.1%
71 25 4 10 15 5 22
100.0% 35.2% 5.6% 14.1% 21.1% 7.0% 31.0%
全体 20戸以下 21~30戸 31~50戸 51~75戸 76~100戸 101~150戸 151~200戸 201~300戸 301~500戸 501戸以上
(4)
今後、共用部分で整備が必要と思われるバリアフリー対策【問
27(2)】共用部分で整備が必要と思われるバリアフリー対策等では、「廊下等の段差の解消、手 すりの設置」が 26.0%と最も多く、次いで「緊急通報ボタン・機器の設置」が 19.1%と なっている。
図表 2-102 今後、共用部分で整備が必要と思われるバリアフリー対策(戸数規模別)
63 61.7%
46.9%
48.8%
55.1%
55.4%
66.4%
72.0%
79.0%
82.1%
84.1%
84.5%
33.3%
50.3%
43.6%
38.6%
38.8%
30.0%
23.7%
17.6%
17.1%
13.4%
9.9%
5.0%
2.8%
7.6%
6.3%
5.8%
3.6%
4.2%
3.4%
0.8%
2.4%
5.6%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体 20戸以下 21~30戸 31~50戸 51~75戸 76~100戸 101~150戸 151~200戸 201~300戸 301~500戸 501戸以上
トラブルがあった 特にトラブルはない 無回答