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1 設立の経過

年 月 日 内      容

S63. 5.30 尾瀬を守る懇話会「尾瀬を守るための提言」を発表

S63. 9.16 第1回日光国立公園尾瀬地区保全対策推進連絡協議会(以下「協議会」)を開催 H 1. 4.25 第2回協議会開催

H 1. 7.12 第3回協議会開催

 ・入山料徴取報道の混乱整理 H 2. 1.14 「入山料徴取断念」マスコミ報道

H 2. 5.24 第4回協議会において「尾瀬の管理団体について検討を進める」ことが決定される。

H 4. 8. 4 群馬、福島、新潟の三県知事による「尾瀬サミット」が尾瀬沼畔において開催され「尾瀬保護財団の設立について検討を進める」ことが合 意される。

H 4.12.16 三県知事名により「尾瀬保護財団(仮称)の設立に関する要望書」が環境庁長官に対し提出される。

H 6. 5.20 三県知事名により「尾瀬保護財団(仮称)の設立に関する要望書」が大蔵大臣、環境庁長官に対し提出される。

H 7. 1.19 第5回協議会において「尾瀬保護財団の設立」について基本合意がされる。

H 7. 5.26 尾瀬保護財団設立準備会が開催される。

H 7. 6. 7 自然保護団体に対し、協議会の主催による「尾瀬保護財団の設立」の説明会が開催される。

H 7. 6.13 尾瀬保護財団設立発起人会が開催される。

H 7. 8. 3 内閣総理大臣により「尾瀬保護財団の設立」が許可される。

財団法人尾瀬保護財団第1回理事会が開催される。

H25. 4. 1 内閣総理大臣により、尾瀬保護財団の「公益財団法人」への移行が認定される。

2 設立趣意書

尾瀬は、四季折々それぞれの美しい姿を私たちに見せてくれます。雪解けとともに咲き 始める可憐なミズバショウ、夏の湿原を一面に彩るニッコウキスゲ、山々や湿原が紅葉に 染まる秋、雪に閉ざされ静寂に包まれた冬。訪れた人は、その美しさと自然のすばらしさ に感動します。

尾瀬は、福島、群馬、新潟の三県にまたがり、湿原及び湖沼と周囲の森林、山岳がひと つのまとまりをもち、多様で原生的な自然が保たれている地域であり、学術的にも貴重な 価値を有しています。このことから、日光国立公園の特別保護地区及び国の特別天然記念 物に指定されています。

しかしながら、年間50万人を超える人々が訪れ、しかも特定の時期に利用が集中する ため、登山道や湿原の荒廃、水質の悪化、マイカー利用による混雑などいろいろな問題が 生じており、自然への影響が懸念されています。尾瀬の湿原を中心とする生態系は、微妙 なバランスの上に成り立っており、人からの影響を受けやすい自然です。このため、尾瀬 の自然にふさわしい利用のあり方が求められています。

私たちは、ここに尾瀬保護財団を設立し、尾瀬地区において、利用者に対する自然への 理解を深めるための解説活動及び適正利用に関する普及啓発を実施することにより、利用 者自らの適切な行動を促しその自然の活用を図るとともに、各種環境保全対策、公園利用 施設の管理運営、調査研究及び顕彰活動等を推進し、国、地方公共団体及び民間団体等が 行う施策と協調しながら、尾瀬のすぐれた自然環境の保全を図ることとしました。

尾瀬の貴重な自然は、祖先から受け継ぎ、子孫へと引き継いでいくべき尊い遺産です。

今まで様々な保護活動により守られてきた尾瀬は、自然保護の原点と言われてきました。

今後も国民の宝として大切に保護することが私たちに課せられた責務であり、本財団が尾 瀬の豊かな自然と人との共生を図るための礎となることを願うものです。

平成7年8月3日

財団法人 尾瀬保護財団 理事長 小寺弘之

10-1 尾瀬保護財団設立10周年記念シンポジウム ~尾瀬の“これまで”と“これから”を考える~

■日 時 平成17年12月17日(土)午後1~5時

■会 場 有楽町朝日ホール(東京)

■後 援 環境省、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞東京本社、産経新聞社、

東京新聞、日本経済新聞社、共同通信社、時事通信社、NHK、

福島民報社、福島民友新聞社、上毛新聞社、新潟日報社(順不同)

■出席者 財団関係者、ボランティア、自然保護関係者、一般参加者等 約600人

第1部 記念式典

(1)主催者あいさつ 尾瀬保護財団理事長 小寺 弘之(群馬県知事)

(2)来賓祝辞 環境省自然環境局長 南川 秀樹氏 (3)財団設立10周年特別表彰(5人1団体)

菊地慶四郎氏 樋口利雄氏 須田敏男氏 橘 京一氏 萩原一二氏

片品村婦人会(会長 笠原晴美氏)

お祝いの言葉 尾瀬保護財団副理事長 勝俣 恒久(東京電力㈱取締役社長)

(4)ラムサール条約登録認定証交付(地元3県、3市村)

お礼の言葉・今後の抱負

尾瀬保護財団副理事長 佐藤 栄佐久(福島県知事)

第2部 基調講演等

(1)基調講演 「尾瀬の魅力を科学する ~その美しさの背景を探る~」

東京学芸大学教授 小泉 武栄氏 (2)スライドトーク 「もうひとつの尾瀬」

写真家 新井 幸人氏

(3)パネルディスカッション 「尾瀬の“これまで”と“これから”」

パネラー/ 加藤 峰夫氏(横浜国立大学教授)

斎藤 晋氏(群馬県立女子大学名誉教授)

竹内 純子氏(東京電力㈱尾瀬保護活動担当)

萩原 澄夫氏(龍宮小屋三代目主人)

宝珠山恭子氏(国立赤城青年の家専門職員)

星 勝夫氏(前檜枝岐村長)

コーディネーター/瀬田 信哉氏((財)国立公園協会理事長)

10-2 尾瀬保護財団設立20周年記念シンポジウム

~これからもみんなの尾瀬であるために~

■日 時 平成27年12月19日(土)午後1~5時

■会 場 日本消防会館ニッショーホール(東京)

■後 援 環境省関東地方環境事務所、文化庁、林野庁関東森林管理局、朝日新聞前橋 総局、毎日新聞前橋支局、読売新聞前橋支局、東京新聞前橋支局、産経新聞 社前橋支局、日本経済新聞社前橋支局、共同通信社前橋支局、時事通信社前 橋支局、福島民報社、福島民友新聞社、上毛新聞社、新潟日報社、NHK福 島放送局・前橋放送局・新潟放送局(順不同)

■出席者 財団関係者、ボランティア、友の会、財団への寄付者、一般参加者等 約430人

■プログラム

1 主催者あいさつ 尾瀬保護財団理事長 大澤 正明(群馬県知事)

2 来賓祝辞 環境省大臣官房審議官 亀澤 玲治 氏

3 特別表彰

・表彰状

樫村 利道氏 須藤志成幸氏 阪口 豊 氏 松浦 和男氏 角田 勇 氏

奥只見郷ネイチャーガイド

・感謝状

尾瀬ボランティア

3 スライドトーク 「尾瀬に魅せられて」

写真家 新井 幸人 氏(尾瀬保護財団理事)

4 基調講演 「日本を代表する自然・尾瀬の魅力」

ガイド 橋谷 晃 氏(ネイチュアリング・スクール木風舎代表)

5 パネルディスカッション

・コーディネーター

竹内 純子氏(NPO法人国際環境経済研究所理事・主席研究員)

・パネリスト

神谷 有二氏(山と溪谷社Yamakei Online部長、日本自然保護協会理事)

桑原 幸子氏(魚沼市観光協会事務局長)

関根 進氏(尾瀬山小屋組合長、尾瀬保護財団評議員)

松浦 和男氏(片品山岳ガイド協会長)

芳見 弘一氏(福島民報社編集局長 尾瀬保護財団評議員)

6 同時開催 第20回NHK「わたしの尾瀬」写真展

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