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小林 まるでインスタレーションみたいですね。カフェとか喫茶店というのは、

ドキュメント内 OGAKI BIENNALE 2008 (ページ 70-76)

おしゃべりや時間つぶしなどの、いわば無目的の目的というものを満足させる空 間です。今は漫画が置いてあったり、24時間営業していたり、あるいは出会い を目的としている場合もありますが。また80 年代のフランスだと哲学カフェなど と称して、学校といった構造を超えた語り合うスペースを提供するものとして機 能しているということになりました。どうやら、このカフェというのが都市におい て重要な場所ではないかという気がしてくるのですが。

入江 ロンドンに有名なAA スクールという建築大学があります。100 年以上 の伝統のある学校で、当時の学長のアルビン・ボヤースキーとも交流があった のですが、この学校のつくりが非常におもしろかったですね。玄関を入るとい きなり天井の高い広いカフェなんですよ。そこにすぐ階段があって下りていく と、アルビンがセレクトした本屋があります。その左側にはベジタリアン専用の メニューもあるレストランがあります。AAスクールを卒業して、今は著名になっ た建築家たちもランチを食べに来ます。そこで学生たちと議論していたりして不 思議な雰囲気をつくっています。カフェとかレストランがすごく重要なコミュニ ケーションの場になっているという素晴らしい実例です。よい喫茶店が少ない 街というのは、なんだか豊かな感じがしませんね。

今ここでみなさんが座ってらっしゃる場所は、元銀行の店舗を大垣の公共の スペースにしたものです。IAMASもここで出前教室という出張レクチャーを小 林さんが中心になってやってますが、これは1つのカフェ的な場だと思います。

いろんな出来事や出会いが発生する場所、そういう場所が生まれることは街の 活性化に大事な要因であると思いますね。

9月26日(金)大垣市多目的交流イベントハウス アルビン・ボヤースキー(Alvin Boyarsky)

1971–1990にAAスクール(Architectural Association School of Architecture)の 学 長を務めるが、1991年に亡くなった。ア メリカから渡ったアーキグラム世代(ヒッ ピー世代)の建築教育者は、大胆な若 手教員を採用した。レム・コールハース、

ベルナール・チュミ、ダニエル・リベスキ ンドら、ひとつも実作のない建築家たち である。さらにこれらの出版を通じて、

AAを世界中から学生を集める国際前衛 建築運動の拠点とした。

大英図書館

大英図書館ホワイエのWiFi環境と稀覯 本書庫「キングス・ライブラリー:Library of King George III」

記憶の場の再生へ大垣美化委員会

大垣の写真の中から貴重な都市の記憶や無意識のランドマークを

記憶の場の再生へ大垣美化委員会

記憶の場の再生へ 大垣美化委員会 Reawakening Local Memories Ogaki BICA Committee

都市は人にとって世界の雛形であり、そこには 無意識ともいえるような力が潜んでいる。現在 の大垣の中に、そんな都市の夢とカタストロフ から生まれ人々に働きかけるような力を発見し て、あるべき都市の形を想像した。

大垣中心市街地のリサーチ

大垣中心部から周辺部までの領域をめぐって、

農村の衰亡、宅地の急増、大型商業、地場 商店街の衰退、歴史的市街の消失など、大垣 が抱える多くの問題をリサーチ。こうした大垣 の生と死の中から消えてはいけない記憶やネ

ガティブ(死)と思われる部分の重要性を見つ け出し、ポジティブな意味を探った。

現代の大垣と大垣城のお堀(上)

1000分の1でつくられた大垣市街の模型。そ の下には、かつての大垣城のお堀が埋まって いる。隠れた都市の記憶であるお堀を現代の 大垣に重ね合わせた。

Typogaki(下)

大垣の文字デザイン。忘れられた看板、消え かかった文字、古臭いレタリング、そんな文字 たちが、実は楽しい時代を語り、デザインの自 由を教えてくれる大変貴重な大垣の宝物であ ると、イギリスから来たデザイナーのジェーム ズが教えてくれる。大垣にはこんな豊かなアー カイブも存在する。

ドキュメント内 OGAKI BIENNALE 2008 (ページ 70-76)