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場所とメディア

ドキュメント内 OGAKI BIENNALE 2008 (ページ 76-85)

おおがきサウンドマップ

ロカティブ・メディア・プロジェクト 体験型サウンド・インスタレーション, 2008 OGAKI SOUND MAP

Locative Media Project Experiential sound installation

おおがき歴史=時間層

関口敦仁

位置情報コンテンツ, 2008

Ogaki History – Time layer in Ogaki Atsuhito Sekiguchi

Positioning information contents

CCCity Game

平林真実+DSPプロジェクト 地域体験型ワークショップ, 2008 CCCity Game

Masami Hirabayashi + DSP Project Experiential community workshop

サイトシーイングバスカメラ

佐藤時啓+Ray Projects(三友周太)

Sightseeing Bus Camera

Tokihiro Sato+Ray Projects (SYUTA)

車内のスクリーンに映る外の風景

佐藤時啓+Ray Projects(三友周太)/2004年 10月、秋田県大潟村でバスカメラは生まれた。

身近な物をカメラにするプロジェクトは、村の中 にある箱をカメラにすることについての話し合い から生まれている。バスカメラはその後、佐藤時 啓を中心にRay Projectsの活動として、国内各地 で運行。路線バスやスクールバスなど身近なバ スが、普段の街の景色を取り込み、人と人とのつ ながりを作れればと考えている。

Tokihiro Sato + Ray Projects (SYUTA) / Bus Camera was created in Ogata Village, Akita Prefecture in October 2004. This project, which would turn familiar objects into cameras, was born from a discussion about making cameras out of boxes in the village. Later, Bus Camera circulated around the country as part of Ray Projects work, spearheaded by Tokihiro Sato. The project members hope that these everyday route and school buses help to make connections between people by incorporating the common local scenery.

パネリスト:太田エマ インディペンデント・キュレーター 関口敦仁 IAMAS(大学院)教授 平林真実 IAMAS(アカデミー)准教授 司会: 前林明次 IAMAS(大学院)准教授

前林明次

以下、前林

) 入り口の方にある3 作品、関口敦仁さんの『おおがき歴 史=時間層』、平林真実さんの『CCCity Game』、僕が関わっているロカティブ・

メディア・プロジェクトの『おおがきサウンドマップ』、この3つのプロジェクトで はGPS などの位置取得ツールを使いながら、マッピングされた情報と体験者が デバイスを通して関わっていくというシステムをベースにしています。技術的な インフラとしては似通ったものを使いつつ、作品的な展開としてはいろいろな方 向を向いている、その共通性と差異に焦点を当て、話を進めていければと思っ ています。さらに情報のレイヤーを実際の場所に重ねるという二重の構造を前 提に作品を作っていくということは、メディアとかテクノロジーに誘発されて出て くるようなアプローチとも思えますが、そこから各自の作品の方向性の違いがど のように現れてくるか興味のあるところでもあります。それではまず各作家の方 から作品の概要をお願いしたいと思います。

関口敦仁

以下、関口

) 関口です。今回出しているのは『おおがき歴史=時間

層』という作品で基本的にはGPSを利用したワークショップを前提に作った作

品です。もともと12年前からGPSを利用した作品を作り続けていますが、リア

ルタイムでリアルスペースでリアルスケールでどのような展示ができるかという

ものがテーマです。『おおがき歴史=時間層』に関しては、この大垣周辺地域

が縄文時代に氷河が溶けて海だったという事実であったり、それが地層のデー

タからどれだけ取得できて、表示できるかテストしてみようというのと、以前か

らやっている歴史情報の表示とをうまく合わせながら展示できないかなと思っ

て始めたものです。システムとしてはMSAS GPSという昨年度から新しく始まっ

たGPSシステムを利用して、アンダーメーターの精度で位置情報を取得してい

ます。(

情報表示装置の画面上で

)今は現代ということでちょうどここの向こう側に

Kixビルと大垣共立銀行が表示されています。じゃあこの場所がかつてはどう

いう場所であったかというのを表示すると、たとえば大垣城で言えばちょうど内

堀にあたる位置であり、西側に北の丸がある、という場所になるわけです。そし

て東側を見ると天守閣が上に聳

そび

えているというふうになるわけですね。で、こ

れを実際に現地に行ってその場所で直接見るということが重要視されます。今

回は、もともと公共施設として建物を建てる際にボーリングデータといって、地

盤がしっかりしてるかどうか調査するために穴を掘るわけですが、その穴を掘っ

た際に出てきたデータを元に地層面を作りました。大垣は、大垣城がどこから

見えるかっていうのが駅を降りても全く見えない場所ですので、そういうことも

あってまず大垣城を表示しました。

ドキュメント内 OGAKI BIENNALE 2008 (ページ 76-85)