対 1 の対応的な狭い視野から、複合的な効果をいか にして表現していくかを意識し、経年的変化を確認した事業評価をして、改善

In document 令和元年度分教育委員会事務の点検 評価報告書 令和 2 年 9 月 安芸高田市教育委員会 (Page 50-55)

(2)複合的効果や経年的変化を意識した事業評価と改善の取組

教育評価をしていく際、難しいのは、一般行政の事業評価シートをそのまま 活用しているため、費用対効果や効率、参加人数、活動回数のみで評価しがち な点です。教育の成果に関する評価は、特定の数値指標だけで評価を行うので はなく、多面的観点から行われるべきであり、定量的な評価(数値で表せるデ ータ) 、定性的評価(数値で表せないデータ)を組み合わせ、分析していくこ とにより、経年的変化を確認した事業評価をして改善の取組につなげなければ なりません。

所管事務事業としての 1 対 1 の対応的な狭い視野から、複合的な効果をいか

れています。その連携・協力体制を整えていくプロセスが、やがては地域住民

の絆につながっていくことを期待します。その際、コロナ禍にある学校教育で

言えば、「学校に通学することの意義は何か」などの教育の原点を今一度確か

めつつ、今後とも着実な取組を展開されることを祈念します。

参考資料

安芸高田市教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する 実施要綱

(趣旨)

第 1 条 この要綱は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和 31 年法律第 162 号) 第 26 条の規定に基づき、効果的な教育行政の推進に資するとともに、市民への説明責任を 果たしていくため、教育委員会が事務の管理及び執行の状況について組織内で実施する点 検及び評価(以下「点検・評価」という。)に関し、必要な事項を定める。

(点検・評価の基本的なあり方)

第 2 条 教育委員会は、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について、的確にその 施策効果を把握するため、その目的又は目標に照らして、必要性、有効性、効率性、公平 性の観点及びその他当該施策の特性に応じて必要な観点から点検及び評価を行うものとす る。

2 教育委員会は、前項の規定に基づく点検及び評価の実施にあたっては、客観的な実施を確 保するため、教育に関し学識経験を有する者の知見を活用する。

3 教育委員会は、前項に規定する学識経験を有する者の知見を活用するため、教育行政評価 委員会を設置し、必要な事項は別に定める。

(点検及び評価の基本的な事項)

第 3 条 教育委員会は、点検及び評価の実施にあたり、次に掲げる事項を協議し決定する。

(1) 点検及び評価の対象に関すること。

(2) 点検及び評価の実施方法に関すること。

(3) 点検及び評価の報告書に関すること。

(4) 点検及び評価結果の施策への反映に関すること。

(5) 点検及び評価の公表に関すること。

(6) その他点検及び評価の実施に関し必要なこと。

(報告書の作成及び公表)

第 4 条 教育委員会は、点検及び評価を実施したときは、その結果に関する報告書を作成す るものとする。

2 教育委員会は、前項の規定により作成した報告書を市議会へ提出するとともに、市民へ公 表するものとする。

(委任)

第 5 条 この要綱に規定するもののほか、点検及び評価の実施に関し必要な事項は、教育委 員会が別に定める。

参考資料 2

安芸高田市教育行政評価委員会設置及び運営要綱

(平成 21 年 3 月 1 日教育委員会告示第 7 号)

改正 平成 21 年 8 月 1 日教育委員会告示第 19 号 改正 平成 30 年 6 月 29 日教育委員会告示第 6 号 改正 令和 2 年 8 月 27 日教育委員会告示第 2 号

(目的)

第 1 条 この要綱は、安芸高田市教育行政評価委員会(以下「評価委員会」という。)の設置 及び運営に関し、必要な事項を定めるものとする。

(所掌事務)

第 2 条 評価委員会は、教育委員会の求めに応じて、教育委員会が実施した教育行政に関す る点検及び評価に関することについて意見を述べるものとする。

(組織)

第 3 条 評価委員会は、5 人以内の委員をもって組織する。

2 委員は、次の各号に掲げる者のうちから、教育委員会が委嘱する。

(1) 保護者代表

(2) 学校運営協議会委員 (3) 民間有識者

(4) 学識経験等を有する者

3 委員の任期は 2 年以内とし、委員が欠けた場合における補欠の委員の任期は、前任者の残 任期間とする。ただし、再任を妨げない。

(委員長及び副委員長)

第 4 条 評価委員会に委員長及び副委員長を置き、委員の互選により選出する。

2 委員長は評価委員会を代表し、議事その他の会務を総理する。

3 副委員長は委員長が指名した者をもってあて、委員長に事故あるとき又は委員長が欠けた とき、その職務を代行する。

(評価委員会の招集)

第 5 条 評価委員会は必要に応じて委員長が召集し、委員長が議長となる。

(関係者の出席)

第 6 条 評価委員会において必要があると認めるときは、関係者の出席を求めて意見又は説 明を聞くことができる。

(庶務)

第 7 条 評価委員会の庶務は、教育総務課において処理する。

(その他)

第 8 条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、委員長が評価委員会に諮って定める ものとする。

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