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ビジネスプロセスの実行エラーが発生すると、プロセスが停止し、直近の安定した状態 (直近の安全な ポイント) に戻り、実行を継続します。プロセスでエラーが何も処理されていない場合には、トランザ クション全体がロールバックされ、プロセスインスタンスを 1 つ前の待機状態のままにします。この過 程はログにのみ表示され、通常プロセスエンジンに要求を送信する呼び出し元に表示されます。

プロセスの管理者 (process-admin)、または管理者 (admin) ロールが割り当てられているユーザーが、

Business Central のエラーメッセージにアクセスできます。実行エラーメッセージ機能では、主に以下

の利点があります。

より優れたトレーサビリティー 重大なプロセスの表示

エラー状態に基づいたレポートおよび解析 外部システムエラー処理および補正

設定可能なエラー処理は、プロセスエンジンの実行 (タスクサービスを含む) 時に発生した技術エラーに 対応します。以下の技術例外が適用されます。

java.lang.Throwable を拡張するすべてのもの

プロセスレベルのエラー処理およびその他の例外が事前に処理されていない

エラー処理メカニズムを構成し、その機能を拡張するプラグ可能なアプローチが可能なコンポーネント が複数あります。

エラー処理を行うプロセスエンジンのエントリーポイントは ExecutionErrorManager です。これ は、RuntimeManager と統合され、基盤となる KieSession および TaskService に渡します。

API の観点からすると、ExecutionErrorManager で次のコンポーネントにアクセスできます。

ExecutionErrorHandler: エラー処理の主なメカニズム

ExecutionErrorStorage: 実行エラー情報のための、プラグ可能なストレージ

5.1. BUSINESS CENTRAL でのプロセスの実行エラー表示

Business Central では、2 つの場所でプロセスエラーを表示できます。

Menu → Manage → Process Instances Menu → Manage → Execution Errors

現在のプロセスインスタンスにエラーが存在する場合は、Manage Process Instances ページの Errors 列に、エラーの数が表示されます。

前提条件 前提条件

Business Central でのプロセスの実行時にエラーが発生している。

手順 手順

1. Business Cnetral で Menu → Manage → Process Instances に移動し、Errors で表示されてい 第

第5章章実行エラー管理実行エラー管理

1. Business Cnetral で Menu → Manage → Process Instances に移動し、Errors で表示されてい る数の上にマウスをかざします。

2. Errors 列に表示されるエラーの数をクリックして、Manage Execution Errors ページに移動し ます。

Manage Execution Errors ページには、すべてのプロセスインスタンスのエラー一覧が表示さ れます。

5.2. 実行エラーの管理

定義上、検出および保存されたプロセスエラーは何も確認されておらず、何らかの形 (エラーからの自 動回復の場合) で処理する必要がありますに。確認済みかどうかで、エラーをフィルタリングできま す。エラーを確認すると、今後追跡可能にするため、ユーザー情報とタイムスタンプが保存されま す。Error Management ビューにはいつでもアクセスできます。

手順 手順

1. Business Central で、Menu → Manage → Execution Errors の順に移動します。

2. 一覧からエラーを選択し、Details タブを開いて、エラーの情報を表示します。

3. Acknowledge ボタンをクリックして、エラーを確認して削除します。Manage Execution Errors ページの Acknowledged フィルターで Yes を選択すれば、後からそのエラーを表示で きます。

エラーがタスクに関連する場合は、Go to Taskボタンが表示されます。

4. 該当する場合には、Go to Taskボタンをクリックして、Manage Tasks ページに、関連する ジョブ情報を表示します。

Manage Tasks ページでは、対応するタスクの再起動、再スケジュール、または再試行を行う

ことができます。

5.3. エラーのフィルタリング

Menu → Manage → Execution Errors の実行エラーについては、必要に応じて、Filters と Advanced

Filters パネルを使用してエラーを分類できます。

図5.1 エラーのフィルタリングエラーのフィルタリング: デフォルト表示デフォルト表示

図5.1 エラーのフィルタリングエラーのフィルタリング: デフォルト表示デフォルト表示

Filters パネルの以下の属性別に、実行エラーをフィルタリングできます。

タイプ タイプ

エラーの種類でフィルタリングします。フィルタリングの種類は複数選択できます。ステータス フィルターを削除すると、ステータスにかかわらずすべてのプロセスが表示されます。

以下のフィルターステータスを利用できます。

DB Task Process

第5章章実行エラー管理実行エラー管理

Job Process Instance Id

プロセスインスタンス ID でフィルタリングします。

入力値: Numeric Job Id

ジョブ ID でフィルタリングします。ジョブ ID は、ジョブの作成時に自動的に作成されます。

入力値: Numeric ID

プロセスインスタンス ID でフィルタリングします。

入力値: Numeric Acknowledged

エラーを承認したかどうかでフィルタリングします。

Error Date

イベントが発生した日付または時間でフィルタリングします。

このフィルターには、以下のような、フィルターのクイックオプションがあります。

Last Hour Today

Last 24 Hours Last 7 Days Last 30 Days Custom

Custom の日時フィルタリングを選択すると、カレンダーツールが開いて日時の範囲を選択

できます。

図5.2 日付で検索日付で検索

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