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安定性評価

ドキュメント内 PowerPoint プレゼンテーション (ページ 57-70)

6th JBF Symposium, DG2014-12

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目次

• 背景

• 議論した内容

4-1)

バリデーション試験において評価すべき項目

分析目的(

PK, Biomarker

)に応じた安定性試料

評価する安定性条件・期間

個体別マトリックスを用いた安定性評価方法

標準物質添加試料を用いた安定性評価方法

 PK

Biomarker

の基準の違い

安定性が偶発的に満たさなかった場合の対応方法

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背景

LBA

の安定性評価は,

PK

についてはガイドライン

*

に従い,

Biomarker

についてはガイドラインを参照しながらも,

fit-for-purpose**

で対応している.ただし,投与に用いる薬物が内

因性物質と同一の場合の

PK

Biomarker

においては,具体的な 対応方法に関してガイドラインでカバーされていない部分もある.

そこで今回は,種々の状況下での安定性評価の実施方法につい て議論を行った.

*: 「医薬品開発における生体試料中薬物濃度分析法(リガンド結合法)のバリデーションに関するガイドライン」(薬食審査発07111)

**: Fit-for-Purpose Method Development and Validation for Successful Biomarker Measurement(米国AAPS誌のResearch paper, 2005)

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分析目的(PK, Biomarker)に応じた安定性試料 各分析対象物質

/

分析目的(

PK, Biomarker

)によって用いるべき安 定性試料がどのように変わるのか?について意見交換した.

PK

標準物質をブランク試料に添加し,

LQC*

及び

HQC**

を調製する.

実試料を想定した高濃度の

Extra QC

を用いる所もあった(海外・臨床に多い).

各試料の調製は

n=3/

試料で実施する.

Biomarker

個体別マトリックスを安定性試料として用いるのが第一選択との意見が多かった.

個体別マトリックスの濃度が低く安定性試料として不適当な場合は,通常の

PK

同様,

標準物質を添加した

LQC

及び

HQC

を調製するという意見が多かった.

海外

CRO

の経験で,

5

7

例の個体別マトリックスをランダムピックアップした試料を分 析することがあるとの意見もあった.

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評価する安定性条件・期間

各分析対象物質

/

分析目的(

PK, Biomarker

)によって評価する安定 性条件・期間がどのように変わるのか?について議論した.

基本的に

PK

Biomarker

で同様の対応となるとの意見であった.

標準的な項目として,室温保存安定性(

4

時間,

24

時間),凍結 融解安定性(

3

5

回),凍結保存安定性(

1

3

6

ヵ月など)を実 施する場合が多く,場合によっては,冷蔵保存安定性(

4

時間,

24

時間)を取得する場合もあった.

長期保存安定性については標準的な保存期間は設けられてい るものの,実際には実試料の保存期間を考慮したケースバイ ケースの設定期間となるとの意見であった.

臨床での

PK

Biomarker

を想定した場合,試験施設に

Deep

Freezer

-80 ℃設定)が無いことが多いため, -20 ℃及び -80 ℃に

おける凍結融解,凍結保存安定性を取得する意見が多かった.

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個体別マトリックスを用いた安定性評価方法

個体別マトリックスを用いた安定性評価方法はどうするのか?に ついて意見交換した.

低濃度及び高濃度を示す個体別マトリックスを確保し,バリ デーションでそれらを分析する(2点校正).

異なる濃度を示す個体別マトリックスが無ければ,

1

濃度で評 価する場合もある.

 5-7

例の個体別マトリックスを用意し,安定性試料として用いる 場合がある.その場合,過半数が適合基準を満たしていれば よいとする考え方もあった(例:

7

例中の

4

例以上) .

初回分析濃度及び保存後の分析濃度から変化率を百分率で

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標準物質添加試料を用いた安定性評価方法

試料 真度の基準

LQC ±20%以内

HQC ±20%以内

Extra QC* ±20%以内

*: 国内BMVガイドラインには組み入れられてないが,

海外では入れているところが多く,また,臨床でも多い傾向.

PK

の場合

LQC, HQC, Extra QC

の濃度を分析し,真度が±

20%

以内であることを確認する.

投与に用いる薬物が内因性物質と同一の場合の

PK

または

Biomarker

の場合

LQC, HQC, Extra QC

及びその調製に用いたブランク試料の濃度を分析する.

LQC, HQC

及び

Extra QC

の理論濃度にブランク試料の濃度を加算

/

減算することで,内因性物質の影響を

除いた真の理論濃度を設定し,それに対する真度が±

20%

以内であることを確認する.

50%

50%

Extra QCの経験者(8名中4名)

経験あり 経験なし

標準物質添加試料を用いた安定性評価方法はどうするのか?

について意見交換した.

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PKとBiomarkerの基準の違い

PK

Biomarker

における安定性評価の基準はどうするか?

について意見交換した.

 PK

の場合,各極ガイドラインに従い,真度±

20%

以内であるこ とを確認する.

 Biomarker

や内因性物質と同じ薬物の

PK

の場合において,個

体別試料(真度不明の試料)を用いる場合は初期値の±

20%

以内であることを確認するとの意見で一致した.

 Biomarker

の場合は,事前の予備検討において,用途・目的等

を考慮し,真度や精度の基準を緩めること(例:

20%→25%

)は 許容できるとの意見が多かった.ただし,評価する

Biomarker

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安定性試料が偶発的に基準を満たさなかった場合の対応方法

安定性試料が偶発的に基準を満たさなかった事例共有及びそれ にどのように対応したか?について意見交換した.

(具体例は次頁参照)

基準を満たさなかったことが偶発的(安定性以外の要因)であ るという判断が,科学的に妥当であり,第三者的にも許容でき るものであれば,最初に分析したデータを不採用とし再分析を 行うことは問題ないという意見が多かった.

上記の対応は,基準がプラスに外れた場合においては,比較 的取りやすいが,マイナス側に外れた場合は同様の対応を取 るのに注意が必要との意見が多かった.

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安定性試料が偶発的に基準を満たさなかった場合の対応方法

過去の経験 対応方法

室温保存(24時間)が不適合 期間を短縮した室温保存安定性(4時間)を追加 して実施した

凍結融解(5回)が不適合 凍結融解(3回)を追加して実施した

3濃度(LQC, HQC, Extra QC)で検証した際,

HQCのみ基準を不適合

LQC及びExtra QCが基準を満たしており,HQC み基準を満たさなかったのは科学的に妥当では ないと考えられたことから初回分析データを不採 用とし,再分析を実施した

n=3/試料で分析した安定性試料の中で真度の 基準を満たさない試料があった

安定性試料のうち,n=1だけが異常値(n=3CV 20%を超えていた)であったため,初回分析 データを不採用とし,再分析を実施した

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安定性試料が偶発的に基準を満たさなかった場合の対応方法

過去の経験 対応方法

凍結融解1回,2回は基準を満たしたが,3回で 基準を外した

実試料分析においては凍結融解を2回までにとど めることにし,サンプル採取時に多めに分注した

凍結保存1,3,6ヵ月は基準を満たしたが,

2ヵ月は基準を満たさなかった

より長い期間の安定性データが得られているた め,6ヵ月間安定とした

凍結保存1,3,6ヵ月の安定性を検証する予定で

あったが,3ヵ月保存安定性においてHQCが基 準を満たさなかった

別途3ヵ月保存安定性試料を2回分析し,ともに問 題なく基準を満たすことを確認した上で6ヵ月安定 性分析を実施した

安定性試料の初期値が真度±15%を超えた 真度±15%を満たさなかった場合は,安定性試 料を再調製して再分析を実施するよう予め試験 計画書に明記していた

凍結保存安定性の初期値が真度±20%をギリ ギリ満たしたが,保存期間中の分析において 上記の基準を満たさないポイントが確認された

初期値に対する比で評価した場合に

は,%Initial±20%以内となったため,コメントを報 告書に記載した

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4.2 ISSの意義

PK

Biomarker

ISS*

をどう考えるか?について意見交換した.

 PK

の場合,添加したモノの安定性はバリデーションにおいて確 認できているため,

ISR**

を実施していれば,

ISS

は不要という意 見が多かった.

 Biomarker

の場合,標準物質と内因性物質が同一であるとは限

らないため,実試料を用いた

ISS

を実施する意義があるとの意 見が多かった.

臨床の

PK

において,安定性試験で担保した濃度を大幅に超え る濃度を検出した経験があり,実試料を用いた

ISS

を実施したこ とがあるとの意見もあった.

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バイオシミラーの血中濃度分析法バリデーションを考えた場合,

安定性は先行品と開発品とで別々に取得するべきか?について 意見交換した.

安定性は別々に取得すべきとする意見が多かった.以下,理由と して挙がったものを紹介する.

安定性が同等であることもバイオシミラーとしての特性を示す データの一つであると解釈できる.

溶媒等も含めた安定性を評価すべきである.

先行品と開発品は別のモノなので,別々に評価すべきである.

臨床の

PK

においては,二重盲検試験があり,バイオシミラーは 先行品と全く同一ではないことを考えると,特性評価の

1

項目と して必要である.

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