※「三つの避譲」の精神
(2)選択の多様化
ニュータウンで何が起きている?
•
まち(施設)の高齢化
– 理想郷であったはずが...
– まちの至る所に不備や欠陥(段差、勾配、案内標識など)
•
社会的疎外
– 運転免許返納
– 徒歩や公共交通サービスの低い質
•
コミュニティの崩壊
– 一斉高齢化による高齢者核家族 – 互助の限界(心理的負荷)
• エキスペリエンス
– まち中に経験者、知識者が溢れる
38
エキスペリエンツ7
• 団塊世代7人の町衆
–
銀行員、そば屋、建築家、広告プロ、商社マン、NPO、運転手
• 「高齢者が歩いて暮らせる街」を造る
• 知識・時間・名声をもつ「夢縁の経験者達」
• 少子高齢の閉塞社会のなかで、「まち」の一つの有り様を示 唆
– 地域再生、新たな公、社会ネットワーク – スケルトン・インフィル技術の導入
堺屋太一(日経ビジネス掲載小説、2004〜05年)
交通基本法の骨子
1.移動権の保障と支援措置の充実
(成熟社会にふさわしい持続可能な新しい交通体系の構築)
–
移動権保障による活力ある社会の実現
–
地域の協議会を通じた地域公共交通の維持、再生、活性化
2.交通体系、まちづくり及び乗り物
(三位一体の低炭素化の推進)
–
世界の一歩先を行く環境負荷の少ない交通体系、まちなみの形成
–電気自動車の大量普及と周辺環境の整備
3.地域の活力を引き出す交通網の充実
(賑わいのあるまちなみと幹線交通網の連携)
〜人々が交わり、心の通う社会をめざして〜
40
いつか来た道
英国“Old New Town”論争
(The Times, 1996)•
ニュータウン法(1946)施行50年
•
大ロンドン計画(ブラックネル、コービー、クローリー、ハーロウ、ニュート ンアイクリフなど)の現在
•
アーバンビレッジ、ショップモビリティ、Housing Action Trust、PPP
超高齢NTの問題解決に向けた対応策
圧力(P)
若齢人口の減少
圧力(P)
若齢人口の減少
影響(I)
社会的疎外
影響(I)
社会的疎外
状態(S)
コミュニティ崩壊
状態(S)
コミュニティ崩壊
原因(D)
一斉高齢化
原因(D)
一斉高齢化
DPSIRフレーム by OECD (1999)
バリアフリー施策
子育て支援策
対応(R) 対応(R)
PMの普及促進策
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パーソナル・モビリティ
• 空間的・時間的な制限
– 航続距離50km -> 生活圏域内だけの移動 – 充電施設不足 -> 病院や商店の営業時間
だけ充電
通勤・通学者や一般車両との錯綜が少ない時空 間
• 都市周辺の住宅団地
– 交通静穏化の概念:歩車分離(共存)道路、近 隣住区
– 同質(高齢者)の需要集積 施設の条件が整っている地区
電動アシスト自転車 電動車いす 電動アシスト四輪車 電動ミニカー
資料:香川大学土井健司教授
44 造成完了:1987年
計画人口:約25,000人 計画世帯:約7,000戸 全体面積:約268.2ha
A住区(亀崎、真亀)
C住区(倉掛)
B住区(金平)
翠光台団地、はすが丘団地
44
全国都市視察 全国都市視察
SP調査の 設計・実施 SP調査の 設計・実施
世界先行事例視察 世界先行事例視察
住民ワークショップ(コミュニケーショングッズの配布)
住民ワークショップ(コミュニケーショングッズの配布)
地区内交通手段選択 モデル
地区内交通手段選択 モデル
集団意 思決定 集団意 思決定
PMタ イプ選
択 PMタ イプ選
択
空間独立成分分析 空間独立成分分析
PMモニター実験 PMモニター実験
交通日誌パネル調査(事後)の設計・
実施
交通日誌パネル調査(事後)の設計・
実施
時空間プリズム制約・互助の 心理的負担時点比較 時空間プリズム制約・互助の
心理的負担時点比較 地区内経路の
リスク評価モデル 地区内経路の リスク評価モデル
経路選択マル チレベルモデ
ル 経路選択マル チレベルモデ
ル
空間相 関分析 空間相 関分析
GPS移動軌跡調査 GPS移動軌跡調査 社会的同調行動を反
映したPM普及モデ ル
社会的同調行動を反 映したPM普及モデ
世帯保有 ル
モデル 世帯保有
モデル
車種選択 モデル 車種選択
モデル
①社会的同調行動を反映 したPMの普及過程の予 測
①社会的同調行動を反映 したPMの普及過程の予 測
②地区内経路のリスク評 価
②地区内経路のリスク評 価
③適正な地区内交通手段 分担関係
③適正な地区内交通手段 分担関係
④効率的な生活関連施設 の再配置
④効率的な生活関連施設 の再配置
自動車 送迎 自動車
送迎
交通日誌パネル調査(事前)の設計・実施 交通日誌パネル調査(事前)の設計・実施
①PMの普及過程の予測
(1)普及予測モデルシステムの開発
– 集団(世帯)意思決定のPM保有モデル×車種選択モデル
(2)社会的同調行動の概念
–
死の谷間から普及へとPMの 市場が変化する時点、すなわ ち普及離陸期の発見(ロジャ ーズ普及理論)
46
②地区内道路のリスク評価
(1)GPS移動軌跡調査
– 50世帯員×2週間×毎1秒(位置、加減速度、ヨーレート他)
– 道路線形等の空間情報と のマッチング
– 地区内道路の利用状況に 関する詳細データの収集 – 経路選択マルチレベルモ デルによる時間的変動・
空間的変動・個人間変動の計測
(2)運転ミスの発生要因分析
地区内道路の設計指針の再考
• 道路空間の再配分
–
車道、側道、PM通行帯、歩道
–幅員、位置、交差点、バス停など
–駐車スペース
– リスク最小、交通量最大、速度最適?
48
R/W CL R/W
歩道 車道 車道 車道 車道 歩道
PM 通 行 帯
PM 通 行 帯 中央帯
③適正な地区内交通手段の分担関係
(1)地区内交通手段選択モデル
–
効用= f (コスト、リスク、社会的ネットワーク)
–
階層的選択構造
(2)PMタイプ選択 モデル
–
普及モデルへFB
(3)ベストミックス
–
私的交通(従来)
+私的交通(PM)
+公共交通
PMの利用と タイプ別選択 PMの利用と タイプ別選択
互助による 心理的負担 互助による 心理的負担 地区内交通手段選択
自動車(運
転) その他
自動車(同
乗) その他
公共交通 その他
徒歩・自転車 その他
PM 外出しな い 電動アシス
ト 四輪車
電動車いす 電動アシス
ト 自転車
電動ミニ カー
地区内交通手段の連携
• 輸送密度×移動距離
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移動距離
近 中 遠
高
中
低
輸送密度 新交通
システム 徒 バス
歩
自転車
自動車 鉄道
デマンド 交通 パーソナル
モビリティ
地区内交通手段の連携
• 輸送密度×移動距離
移動距離
近 中 遠
高
中
低
輸送密度
×社会ネットワーク
バス 徒
歩 自転車
自動車 デマンド
交通 パーソナル
モビリティ
社会ネットワーク (補完性の原理)
•
個人でできることは個人で解決する(自助)。
•
個人でできないときは、まず家庭がサポートする(互助)。
•
家庭で解決できないときは、地域あるいはNPOがサポートする(共助)。
•
①〜③で、どうしても解決できない問題について、はじめて政府が問題解決
に乗り出す(公助)。昇 秀樹「『補完性の原理』と地方自治制度」(都市問 題研究(平成15年7月号))に基づき作成
自助 互助 共助 公助
個人
政府・自治体 地域・NPO 家族・親族
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⑤効率的な生活関連施設の再配置
(1) PM利用者が集積する施設の統合・再配置
–移動経路の統合→通行帯の整備、高リスク経路の回避 –高齢者の活動機会最大化
–移動コスト(距離×頻度)最小化
(2) 販売所、図書館、診療所の移動サービス
–公園、オープン・スペースの活用
超高齢社会を見据えた近隣住区の設計原則へ
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