2.3 生態系・環境
2.3.6 大気環境
長谷川(2010)によれば、我が国の漁業種類ごとの単位漁獲量あたり排出量t-CO2/t)は下
記の通りである。
小型底びき網旋びきその他 1.407 沖合底曳き網1そうびき 0.924
船びき網 2.130
中小型1そうまき巾着網 0.553 大中型その他の1そうまき網 0.648 大中型かつおまぐろ1そうまき網 1.632
さんま棒うけ網 0.714
沿岸まぐろはえ縄 4.835
近海まぐろはえ縄 3.872
遠洋まぐろはえ縄 8.744
沿岸かつお一本釣り 1.448
近海かつお一本釣り 1.541
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遠洋かつお一本釣り 1.686
沿岸いか釣り 7.144
近海いか釣り 2.373
遠洋いか釣り 1.510
小型底びき網は 1.407、沖合底びき網1そうびきは 0.924 と我が国漁業の中では比較的 低いCO2排出量となっている。従って、対象漁業からの排出ガスは適切に管理され、大 気環境への負荷が低度であると判断されることから、4点とした。
1点 2点 3点 4点 5点
評価を実施 できない
多くの物質に関 して対象漁業か らの排出ガスに よる大気環境へ の悪影響が懸念 される
一部物質に関し て対象漁業から の排出ガスによ る大気環境への 悪影響が懸念さ れる
対象漁業からの排 出ガスは適切に管 理されており、大 気環境への負荷は 軽微であると判断 される
対象漁業による大気環境 への負荷を軽減するため の取り組みが実施されて おり、大気環境に悪影響 が及んでいないことが確 認されている
引用文献
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パブリックコメント版
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3 .漁業の管理
概要
管理施策の内容(3.1)
アカガレイを漁獲する沖合底びき網、小型底びき網漁業は大臣、知事許可漁業であ る。TAE対象種であり、漁獲努力可能量(隻日)が適用されている(3.1.1 5点)。沖 合底びき網漁業には操業期間等、小型底びき網漁業には操業期間、網目等制限等につ いて規制がある。また、保護区、保護礁の設定、小型魚の再放流がなされている
(3.1.2 4点)。沖合底びき網漁業では沖底禁止ラインの陸側では操業は禁止され、ま
た網口開口板の使用は禁止されている。小型底びき網漁業には小底禁止ライン、漁具 の制限がある。分離漁獲型底曳網の導入がなされてきた(3.1.4.1 4点)。海底清掃、
海底耕耘を実施する県もある。生態系の保全・再生活動が活発に行われ、あるいはこ れらや陸上の人間活動が対象資源の持続性に影響しないと考えた(3.1.4.2 5点)。
執行の体制(3.2)
管理の執行については、国、県の行政、関係漁業者団体によって生息域をカバーする 管理体制が確立して機能している(3.2.1.1 5点)。沖合底びき網漁業は国、小型底びき 網漁業は県が主体に取締りを実施しており(3.2.1.2 5点)、法令違反に対する罰則規定 は有効である(3.2.1.3 5点)。アカガレイはTAE対象種であり、毎年1度は更新される 海洋生物資源の保存及び管理に関する基本計画において資源の動向が記述され、減船、
休漁、保護区域の設定などの漁獲努力量削減措置による効果の阻害となる漁獲努力量の 増加を抑制させるため、資源管理指針により漁獲努力可能量が関係水域の沖合底びき網 漁業と小型底びき網漁業に設定され、TAC 等対象種に続いて、順応的管理の仕組みが 相当程度導入されてきている(3.2.2 4点)。
共同管理の取り組み(3.3)
許可漁業で操業しており、全ての漁業者は特定でき(3.3.1.1 5点)、漁業者組織へ所 属している(3.3.1.2 5点)。沖合底びき網、小型底びき網漁業では漁業協同組合等の単 位で休業等を内容とする資源管理計画を実施し、関係漁業者団体は日本海西部あかがれ い・ずわいがに広域資源管理検討協議会に参画している(3.3.1.3 4点)。漁業協同組合 やその連合会は地域プロジェクト改革計画を主導し、ブランド化や直販店運営で販売促 進がなされている(3.3.1.4 5点)。自主的および公的管理への関係者の関与は高く評価
できる(3.3.2.1 4点、3.3.2.2 5点)。利害関係者の参画についても、遊漁者、公益代表
者等が県国レベルでの協議会、審議会へ関与している(3.3.2.3 5点)。管理施策の意思
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決定については、資源回復計画以来の広域漁業調整委員会を含めた特定の関係者で施策 決定等しており高く評価できる(3.3.2.4 3点)。
評価範囲
① 評価対象漁業の特定
アカガレイ日本海系群を対象とする主な漁業種類は沖合底びき網漁業と小型底びき 網漁業であり(藤原ほか 2019)、これらを評価対象とする。
② 評価対象都道府県の特定
アカガレイ日本海系群の漁獲量は沖合底びき網漁業では福井県、兵庫県、鳥取県で、
小型底びき網漁業では石川県、福井県で多い。以上を漁業種類毎の評価対象県として特 定する。以上の漁業、県で2017年にはアカガレイ日本海系群(青森~島根県)漁獲量 の78%を漁獲している。
③ 評価対象漁業に関する情報の集約と記述
評価対象県の評価対象漁業について、以下の情報を集約する。1)許可および各種管 理施策の内容、2)監視体制や罰則、順応的管理の取り組みなどの執行体制、3)関係者 の特定や組織化、意思決定への参画など共同管理の取り組み、4)関係者による生態系 保全活動
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