第 6 章 ハードウェア説明 32
8.6 外部配線時の注意事項
PCI-360116
3)ツイストペアケーブルの使用
使用するケーブルは、なるべくツイストペアケーブルをご使用ください。
ツイストペアケーブルは下図のように2本の線をよりあわせたもので誘導結合によるノイズを 低減する効果があります。
下図のように↑の方向への磁束による誘導電圧がAとBで打ち消されるため、外部誘導によるノ イズを低減できます。
A
B
ツイストペアケーブル
4)シールドケーブルの使用
商用電源を使用した機器等との接続時、静電気結合等のノイズ対策のために使用するケーブル はシールドされたものをご使用ください。
ノイズ対策のシールドの接地方法については、その環境, ノイズの種類により異なります。
5)接地
外部信号源(機器)と接続する場合、機器によってはリーク電流等で感電する恐れがあります。
コンピュータおよび、外部機器を確実に接地するか、両機器のフレームグランドを太い電線で 接続し接地してください。
太い線で接続
コンピュータ 信号発生源
接地 + -FG
+ FG
+
コンピュータ 信号発生源
接地
+ -FG
+ FG
+ 接地
ノイズ対策等の参考文献として 以下のものがあります。
・アナログ回路のトラブル対策 CQ出版社 蒲生 良治著 ・電子機器のノイズ対策法 オーム社 仁田 周一著
Interface Corporation - 80 -
PCI-360116
6)出力インピーダンスの影響
アナログ信号源の出力インピーダンスはなるべく低いものをご使用ください。出力インピーダ ンスが高い場合、本製品の入力インピーダンスとの関係から精度が悪くなります。
例:下図の回路において、信号源をVo, 信号源インピーダンス(出力インピーダンス)をRs, 入力 インピーダンスをRinとすると、測定信号Vinは、Vin Vo Rin
Rs Rin
= + となり、RsとRinで分 圧されます。ここで、例として入力インピーダンスRin=300kΩと出力インピーダンス
Rs=1kΩの信号源を接続し、信号源Voが5Vを出力した場合は、
Vin=5V×
1×103×103Ω+3×105Ω 5Ω =4.98339Vとなり約17mVの誤差となります。
信号源 Rs
Vo
AIN
COM
Vin Rin
外部回路 <CN1> 内部回路
各分解能における、出力インピーダンスの値は下表を目安としてください。
なお、目安は、AD変換器分解能の1/2としています。
ただし、製品によっては、入力インピーダンスが10MΩ以下のものもありますので、ご使用にな られる製品の入力インピーダンスをご確認の上、出力インピーダンスの値を考慮してください。
分解能 出力インピーダンス 精度の目安
20kΩ以下
8ビット 0.2%以下
5kΩ以下
10ビット 0.05%以下
1.2kΩ以下
12ビット 0.012%以下
75Ω以下
16ビット 0.00075%以下