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変換手順

ドキュメント内 JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/ (ページ 43-46)

ブジェクトの種類ごとに拡張時間オートマトンのテンプレート(オートマトンテンプレー トと呼ぶ)を用意しておき,プロセスに含まれるオブジェクトや構造に応じて,系統的な 手順で変換できるようにする.フローオブジェクト同士の接続関係や具体的な制約値など,

ビジネスプロセスの構成内容によって異なるチャネルや定数はパラメータとして定義して おき,変換時に具体的な値を設定できるようにする.

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図 6.1: 拡張BPMNから拡張時間オートマトンへの変換

含まれるフローオブジェクトに対応するオートマトンテンプレートは,SAの同時実行数×

SBの同時実行数だけ準備する(図6.2).

手順(2)

次に,ビジネスプロセスモデルの構成に基づき,手順(1)で準備したオートマトンテン プレートのパラメータに,具体的なチャネルや値を割り当てる.オートマトンテンプレー トにおけるパラメータは,チャネルと,不変式,ガード条件および代入式に出現する定数 であり,次の方法で具体的な値を割りあてる.

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図 6.2: サブプロセス(マルチインスタンス)の内包プロセスに含まれるフローオブジェク トの変換方法

1. チャネル

変換方針で示したように,フローオブジェクト間の実行順序を制御するものであり,

シーケンスフローによる接続関係,サブプロセス要素による内包プロセスの呼出/

復帰関係,タイムアウトの割込関係に基づいて,チャネル名を決定する.例えば,フ ローオブジェクトXとフローオブジェクトY がシーケンスフローで接続されている 場合,Xに対応する拡張時間オートマトンの最後の遷移に指定されているチャネル パラメータと,Y に対応する拡張時間オートマトンの最初の遷移に指定されている チャネルパラメータには,同一のチャネルを割り当てる.

2. 定数

フローオブジェクトの振る舞いを決定する属性値から定数値を決定する.例えば,タ

スク要素に対応するオートマトンテンプレートの最小実行時間には,タスク要素の

属性M inT imeの値を割り当てる.各オートマトンテンプレートのパラメータと,拡

張BPMN要素の属性の対応関係は,次節で説明する.

手順(3)

手順(1)と(2)を実施すると,ビジネスプロセスの一番最初の開始イベントと一番最後の 終了イベント以外のフローオブジェクトは,具体的なチャネルや値が割り当てられて完全 な拡張時間オートマトンとなる.ただし,ビジネスプロセスの一番最初の開始イベントに 対応するオートマトンテンプレートは,最初の遷移を行うためのチャネルパラメータが決 定されていない.さらに,一番最後の終了イベントに対応するオートマトンテンプレート は,最後の遷移を行うためのチャネルパラメータが決定されていない.よって,最後に上 記のチャネルと同期するための起動用オートマトンを追加して,開始イベント,終了イベ ントのチャネルと同期できるようにして,完全な拡張時間オートマトンモデルを得る(図 6.3).

さらに,起動用オートマトンではビジネスプロセス全体の資源の初期化を行う.ビジネ スプロセス全体の属性Resourcesの指定に従って,ロケーションStartからReadyへの遷 移に設定された資源数を表す変数の初期化を行う代入式に具体的な値(資源の総数)を割 り当てる.

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