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日時:平成30年12月11日(火)

13:30~15:00 会場:新潟県新発田市

新発田市カルチャーセンター

出席者:新潟県内の自治体、観光協会、

DMO

出席者数 29名

内容

①「平成30年度観光地域動向調査事業」調査結果の報告

②講演「観光地域づくりのためのマーケティングとコンテンツづくり」

関東観光広域連携事業推進協議会より実務担当者を招き、「観光地域づくり」をテー マに日頃の経験を交えながら説明。

出席者からは、「非常に有意義なデータが取得できた。今後の戦略に活かしたい。」との 声があった他、マスコミの取材もあり、注目度は非常に高いものとなった。

阿賀北広域観光圏づくり推進協議会では、直行便利用者の属性やニーズが一定程 度把握できたとして、今後の誘客戦略等の検討が開始された。

主な成果

5. まとめ

(1)利用者の属性

利用者全体の傾向は、北陸信越地域の新潟県在住の方が全体の50.2%を占め、近畿 地域が41.4%を占めている。

利用目的別には、「観光」が48.7%であり、「帰省・知人訪問」も31.6%を占め、プライ ベートでの利用が多く、新潟県を観光した来訪者は全体の19.8%(観光目的の40.6%)で あった。

新潟県を観光した来訪者のうち、初めて新潟県を訪れた方が54.0%を占めており、直 行便の就航が新潟県を観光するきっかけになっていることがうかがえる。

宿泊地では利用者の大半が新潟市(74.9%)に宿泊している状況であった。

年齢や性別では偏りは大きくなく、「20歳未満」及び「20歳代」の若年層の利用が比較的 多いが、若者から高齢者まで男女とも幅広い層に利用されていた。

直行便利用者の属性から、一定数の観光利用者は見込めると思われるため、近畿地 域をターゲットとし、阿賀北地域への誘客につなげる対応について検討の必要性がある と考えられる。

なお、この地域で宿泊した方は少ないため、検討に際しては、滞在コンテンツづくりや宿 泊客の多い新潟市と連携した戦略的な誘客が重要になってくると考える。

5. まとめ

(2)観光情報の入手方法

〇旅行前の観光情報入手方法

旅行の行き先を決める際に参考にする媒体では、インターネットが80.1%と多くの方に 利用されているのに対し、フリーペーパー(18.5%)や旅行雑誌(0.9%)はあまり利用され ていないことがわかった。

インターネットの内訳を見ると、じゃらん・楽天トラベル等の宿泊サイトが70.4%と多く、

著名人のブログ(3.6%)等はほとんど利用されていない状況であった。

〇旅行中の観光情報入手方法

旅行中に入手した観光情報では、観光パンフレットが35.5%と多く、次いでフリーペー パーが22.3%であった。ブログ(19.4%)や検索サイト(16.6%)の利用者はあまり多くない ことがわかった。

旅行前と旅行中の情報入手方法に明確な違いがあることがわかった。旅行先に選んで もらえるような地域の魅力等はインターネットで発信し、実際に訪れた旅行者へは地域で の消費を促すような情報は観光パンフレットで発信すると、効果的な情報発信になると考 える。

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