第3節 基礎工・躯体工・目次
5 足 場
下表機労材は、当該施工パッケージで使用されている機労材の代表的な規格である。
表4―2 型枠 代表機労材規格一覧
項目 代表機労材規格 備考
機械
K1 −
K2 −
K3 −
労務
R1
型わく工 一般型枠・化粧型枠の場合
特殊作業員 撤去しない埋設型枠の場合
R2 普通作業員
R3 土木一般世話役
R4 −
材料
Z1 −
Z2 −
Z3 −
Z4 −
市場単価 S −
5 足 場
(1) 適用範囲
本資料は一般土木工事の構造物施工にかかる平均設置高30m以下の足場工に適用する。
ただし、高さ2m未満の構造物及び鋼橋床版、砂防、ダム、トンネル等で標準歩掛の設定されている工種には適用 しない。
また、橋台・橋脚、擁壁、函渠、共同溝等の構造物については、別途考慮すること。
(2) 施工概要
施工フローは、下記を標準とする。
備考 本歩掛で対応しているのは、実線部分のみである。
図5−1 施工フロー
2−3−16
機材搬入
足場設置
供用中
足場撤去
機材搬出
(3) 工法の選定
工法の選定は、図5−2による。
構造物面勾配 (1:n)n<0.1
YES
足場設置面が 平坦
YES
図5−2 工法の選定
(4) 設置・撤去歩掛
手摺先行型枠組足場・単管足場・単管傾斜足場
手摺先行型枠組足場・単管足場・単管傾斜足場の設置・撤去歩掛は、次表を標準とする。
表5−1 手摺先行型枠組足場、単管足場、単管傾斜足場の設置・撤去歩掛 (100 掛㎡当り)
名 称 規 格 単位 手摺先行型
枠組足場 単 管 足 場 単管傾斜足場 土木一般世話役 人 1.4 1.7 1.4 と び 工 〃 6.3(7.7) 6.3(7.7) 4.1(5.6) 普 通 作 業 員 〃 1.2 1.6 2.5
ラ フ テ レ ‑ ン ク レ ‑ ン 運 転
油圧伸縮ジブ型・排出 ガス対策型(第2次基
準値)25t吊
日 1.4 0.8 0.8
諸 雑 費 率 % 34(31) 32(29) 35(30) 備考1.安全ネットが必要な場合は、( )内の数値を計上する。
2.諸雑費は、足場工仮設材等の費用であり、労務費、機械賃料の合計額に上表の率を乗じた金額を上 限として計上する。
なお、諸雑費には供用中の足場材損料を含むものとする。
・手摺先行型枠組足場における仮設材内訳は、壁つなぎ、敷板、建枠、筋違、板付布枠、連結ピン、
アームロック、ジャッキベース、手摺柱、手摺、手摺枠(二段手摺の機能を有する)、幅木、階段、
養生ネット(メッシュシート)等である。また、安全ネットを設置した場合の安全ネットである。
・単管足場における仮設材内訳は、丸パイプ、直交クランプ、自在クランプ、直線ジョイント、固定ベ ース、足場板、敷板、壁つなぎ、階段、養生ネット等である。また、安全ネットを設置した場合の安
全ネットである。
・単管傾斜足場における仮設材内訳は、丸パイプ、直交クランプ、自在クランプ、直線ジョイント、固 定ベース、足場板、養生ネット等である。また、安全ネットを設置した場合の安全ネットである。
3.ラフテレーンクレーンは、賃料とする。
2−3−17 NO
NO NO
NO ス タ ー ト
単 管 足 場 単 管 傾 斜 足 場 手摺先 行 型 枠 組 足 場
(5) 単 価 表
単−1 手摺先行型枠組足場・単管足場・単管傾斜足場100掛㎡当り単価表 名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要
土 木 一 般 世 話 役 人 表5−1
と び 工 〃 〃
普 通 作 業 員 〃 〃
ラ フ テ レ ー ン ク レ ー ン 賃 料
排出ガス対策型
(第2次基準値)
油圧伸縮ジブ型 25t吊
日 〃
諸 雑 費 式 1 〃
計
(6) 所要数量の算出基準
2−3−18
6 型枠支保
(1) 適用範囲
本資料は一般土木工事の構造物施工にかかる平均設置高 30m以下の支保工に適用する。ただし、鋼橋床版、砂防、
ダム、トンネル等で標準歩掛の設定されている工種には適用しない。
また、橋台・橋脚、擁壁、函渠、共同溝等の構造物については、別途考慮すること。
(2) 施工概要 ア 施工フロー
施工フローは、下記を標準とする。
備考 本歩掛で対応しているのは、実線部分のみである。
図6−1 施工フロー
(3) 工法の選定
工法の選定は、図6−2による。
平均設置高 NO H<4m
YES
NO
支保耐力
YES t≦80kN/㎡ NO (8.2t/㎡)かつ 最大設置高さ H≦30m
YES
図6−2 工法の選定
2−3−19 ス タ ー ト
パイプサポート支 保 工 く さ び 結 合 支 保 別 途 検 討 支保耐力
t≦60kN/㎡
(6.1t/㎡)
機材搬入
支保設置
供用中
支保撤去
機材搬出
(4) 設置・撤去歩掛
支保材の設置・撤去歩掛は、表6−1を標準とする。ただし、総設置数量 40 空m3以下の小規模工事では、表6−
2を適用できる。
表6−1 支保材設置・撤去歩掛 (100空m3当り)
名 称
規 格 単位
支保耐力(f)kN/㎡ (t/㎡)
パイプサポート支保 くさび結合支保
f≦40(4.1) 40(4.1)<f≦60(6.1) f≦40(4.1) 40(4.1)<f≦80(8.2) コンクリート厚(t)(参考) cm t≦120 120<t≦190 t≦120 120<t≦250
土 木 一 般 世 話 役 人 2.6 4.2 1.4 2.1
型 わ く 工 〃 4.7 8.7 1.3 2.7
と び 工 〃 2.2 2.4 3.3 4.2
普 通 作 業 員 〃 5.1 11.1 3.3 6.0
ラフテレーンクレーン運転
油圧伸縮ジブ型・排出 ガス対策型(第2次基
準値)25t吊
日
0.5 1.2
諸 雑 費 率 % 15 33
備考 1.諸雑費は、仮設材等の費用であり、労務費及び機械賃料の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計 上する。
・パイプサポート支保における仮設材内訳は、パイプサポート、型枠受台、根がらみ、水平つなぎ、根がら みクランプ、直交クランプ、頭つなぎ等である。
・くさび結合支保における仮設材内訳は、ジャッキベース、大引受ジャッキ、建地材、つなぎ材、斜材等で ある。
2.参考値のコンクリート厚について、張出し部等で断面の変化する場合のコンクリート厚は、平均とする。
3.ラフテレーンクレーンは、賃料とする。
表6−2 支保材設置・撤去歩掛(小規模) (10空m3当り)
名 称
規 格 単位
支保耐力(f)kN/㎡ (t/㎡)
パイプサポート支保
f≦40(4.1)
コンクリート厚(t)(参考) cm t≦120
土 木 一 般 世 話 役 人 0.29
型 わ く 工 〃 0.53
と び 工 〃 0.25
普 通 作 業 員 〃 0.57
諸 雑 費 率 % 13
備考 1.パイプサポート支保の機械未使用とする。
2.総設置数量 40 空m3以下とする。
2−3−20
(5) パイプサポート支保工及びくさび結合支保の使用区分について
原則として、構造物種別により使い分けするが現場条件によっては、許容荷重等で判断してよいものとする。
(6) 単 価 表
単−1 パイプサポート・くさび結合支保100空m3当り単価表
名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要
土木一般世話役 人 表6−1
型 わ く 工 〃 〃
と び 工 〃 〃
普 通 作 業 員 〃 〃
ラフテレーンクレーン運転
油圧伸縮ジブ型・排出 ガス対策型(第2次基
準値)25t吊
日 〃
諸 雑 費 式 1 〃
計
単−2 パイプサポート支保(小規模) 10空m3当り単価表
名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要
土木一般世話役 人 表6−2
型 わ く 工 〃 〃
と び 工 〃 〃
普 通 作 業 員 〃 〃
諸 雑 費 式 1 〃
計
2−3−21
(7) 型枠支保工所要数量の算出
所要数量の算出は原則として次の図を標準とする。
2−3−22