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基盤系業務、連携システムでの導入事例

ドキュメント内 自治体調査報告書 (ページ 72-75)

第 5 章   オープンソース・ベストプラクティス

5.3   基盤系業務、連携システムでの導入事例

アンケート回答者に対して、電話、電子メール等で個別に確認を行なったところ、基盤系業務システムへ の OSS 採用はほとんど進んでいないことが明らかになった。大手ベンダや中堅ベンダが提供する基盤系 業務パッケージでは、Windows Server および Oracle が指定されていることが多く、オープン系システム と混同されているのが現状のようである。

一方で、都道府県のように大規模な自治体になるほど、SOA(Service Oriented Architecture)の考 え方を用いてシステムを実現することを念頭においており、システム間連携を考慮している。そのため、シス テム間で連携させるためにメッセージの仕様を検討しているものの、大規模な自治体では基盤系システム は汎用機で稼動しているものが多いため、まだ対応できていないケースが多いと考えられる。

5.3.1 北海道

電子申請のサーバには Linux、Apache、Tomcat、PostgreSQL を利用している。コントローラに ついては、.Net, Java, PHP の複数の言語が使えるようになっている。 公的個人認証を必要としな い簡易申請機能 については、PHP で動いている。

道が道内の自治体153団体と協議会を作って、仕様を決めて、株式会社 HARP に発注している。

ASP として、120 団体に機能を提供している。

開発・運用プロジェクトマネジメントは HARP 社が行い、個々の機能の開発については、道内のベ

5.3 基盤系業務、連携システムでの導入事例 ンダ 23 社が行なっている。OSS にすることで HARP 社仕様を明確にして、小分けにした開発とし たため、道内の中小のベンダでも参入する機会ができた。

PostgreSQL のアクセス時間についてパフォーマンスの問題があったが、それ以外は特に問題は なかった。

5.3.2 浦添市(沖縄県)

ウェブサイトにはパッケージを使っているが、その内部では Linux, PHP, PostgreSQL を使っ ている県内ベンダが構築したものである。運用は職員が行なっている。

実 証 実 験 の 端 末 と し て Solaris の SunRay を 使 っ て お り 、 一 部 の 文 書 を 除 け ば OpenOffice.org で問題ない。窓口端末としては、切り替えられるシンクライアントは使い勝手 がいいので、今後増やす予定である。

基幹系システムの基盤部分を Java を使って Web アプリケーションとして開発することを研究 として公募を出した。地元ベンダでも保守できるようにソースは全部公開してもらう予定になっ ている。

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