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基本目標Ⅲ 異性に対する暴力の根絶と人権の尊重

第4章 計画の内容

第3節 基本目標Ⅲ 異性に対する暴力の根絶と人権の尊重

推 進 方 針

配偶者等からの暴力(DV)やデートDV等の暴力を絶対に許さないという意識づくりを 推進します。DV相談窓口を広く周知し、被害の早期発見に努めるとともに関係機関との連 携を強化し、被害者の実情に応じた切れ目のない支援を行います。

推進施策 施策の内容 担当課

a 暴力防止に関する啓 発・情報提供の推進

・リーフレットや広報、町ホームページに よる相談窓口等の情報提供

企画課

b 相談支援体制の周知 と 関 係 機 関 と の 連 携強化

・庁内における被害者の相談支援体制の連 携強化

・県、NPO等の関係機関との連携強化

企画課、 健康福祉課 総務防災課

企画課

〇女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク

〇パープルリボン運動

県配偶者暴力相談支援センター 女性のための相談窓口 ℡ 0466-26-5550/5551 相談時間:年末年始、祝日を除く 月~金 9:00~21:00 土・日 9:00~17:00 夫・パートナーからの暴力、性犯罪、売買春、セクシュア

ル・ハラスメント、ストーカー行為等女性に対する暴力は、

女性の人権を著しく侵害するものであり、 男女共同参画社会 を形成していくうえで克服すべき重要な課題です。

内閣府男女共同参画局では、 これら女性に対する暴力の問 題 に 対 す る 社 会 に お け る 認 識 を 更 に 深 め て い た だ く た め 、

「女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク」 を制定し ています。

子どもや暴力の被害者にとって世界を安全なものとすることを目 的として、平成6年(1994 年) 、アメリカで近親姦やレイプの被害者 によって生まれたものです。現在 40 か国以上の国際的なネットワー クに発展し、 「女性に対する暴力をなくす運動」のシンボルとして使 われています。

配偶者やパートナー等からの暴力に悩んでいる方へ

神奈川県では配偶者暴力相談支援センターに相談窓口を設置しています。

一人で悩まず、まずお電話でご相談ください。

〇DV 相談窓口

2 異性に対する暴力の根絶

現状と課題

女性に対する暴力は、配偶者や交際相手など身近な人からの暴力(DV)だけでなく、セ クシャル・ハラスメントやパワー・ハラスメント、ストーカー行為等、時には生命に関わる 重大な社会問題となっており、 男女がお互いを尊重し対等な関係づくりを進める男女共同参 画社会の形成に多大な支障をきたしています。

全国のセクシャル・ハラスメントの相談件数(図表 33)は、女性労働者からの件数が半数 以上を占めており、その被害は企業や学校などさまざまな場所で見られ、また、最近ではパ ワー・ハラスメントによる被害も深刻で上司から部下に行われるものだけでなく、人間関係 のさまざまな優位性を背景に行われるものを含むとしています。さらに、ストーカー行為の 推移は増加傾向にあり、近年、高い伸びが見られます(図表 34) 。

このように、暴力は力の落差が発生するあらゆる場面においてそれを利用し、人を支配し ようとするもので、特に体力、経済力、社会的影響において不利な立場におかれやすい女性 に対する暴力は、絶対に許されるものではありません。男女が共に対等な構成員として、安 心して暮すことができる男女共同参画社会をつくるためには、 啓発の推進と被害者への適切 な支援体制の確立に努める必要があります。

図表 33 セクシャル・ハラスメントの相談件数

図表 34 ストーカー事案に関する認知件数

12,024 11,923 13,403

12,220 12,501

13,463 14,657 14,823 16,176

14,618 19,920

21,089

10,00015,00020,00025,000

平成14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年 資料:内閣府「平成26 年度男女共同参画白書」

4,163

2,378 1,648 1,698 1,963 1,812 1,385

8,169

8,140

7,587 7,361 7,517

5,838 5,700

517

621

488 551 544

549 483

2,950

2,390

2,175 2,139 2,204

1,782

1,662

04,0008,00012,00016,000

平成19 20 21 22 23 24 25

事業主から 女性労働者から 男性労働者から その他

資料:内閣府「平成26 年度男女共同参画白書」

推 進 方 針

ストーカーやセクシャル・ハラスメントなど人権を侵害する暴力を未然に防止するため、

相談支援体制の充実を図るとともに、 このような暴力は絶対に許さないという意識づくりを 推進します。

推進施策 施策の内容 担当課

a 人権尊重意識の醸成 ・あらゆる暴力根絶への啓発

・事業所向けセクシャル・ハラスメント等 の防止の啓発

企画課 観光課

b 相談体制の充実 ・人権擁護委員等による身近な相談窓口や 専門家による相談の実施

・研修への参加による職員の相談技能、意 識の向上

健康福祉課

企画課

基本目標Ⅲの目標値

指 標

平成 25 年度 実績値

平成 31 年度 目標値

女性に対する暴力防止の働きかけの回数 1回 2回

セ ク シ ャ ル ・ ハ ラ ス メ ン ト 防 止 に 向 け た 啓 発 活動と相談窓口の周知の回数

1回 2回

有害環境浄化活動

※4

(訪問活動実施回数) 1回 1回

被 害 者 に も 暴 力 を 振 る わ れ る 原 因 が あ る と 思う割合

女性 45.8%

男性 40.8%

女性・男性ともに 30%以下

DV等の相談担当職員の研修受講回数

1回 2回

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※4

有害図書浄化活動

青少年を取り巻く有害な環境を取り除くために、環境実態調査や有害図書類自販機撤去申し入れなどを 行う活動。