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地質・土質モデルの構成

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地質・土質調査業務実施時又は設計・施工中に作成される地質・土質モデルの標準的なデータ構成例 について記載する。

3.3.1 データ構成

地質・土質モデルのデータ構成は、次表のように管理情報、形状情報、属性情報に構成されること が望ましい。

表 26  地質・土質モデルのデータ構成

名称 概  要

管理情報

ž 地盤情報データベースを構築する場合の検索に利用する。

ž 使用した地質情報やモデル作成方法(地質・土質モデル作成ソフトウ ェアの種類や地層補間方法のアルゴリズムなど)等を記録する。

ž 後続の事業段階に発生が懸念される地質リスク等を記録する。

形状情報

・  地質・土質モデルの3次元空間情報(3次元座標値)を記載したデータ である(オブジェクトデータ)。

・  共通IDを付与することによって、属性情報と形状情報を関連づけて、

個別管理やモデルの統合や継承・更新などに活用する。

属性情報

ž 地質情報などを付加したデータであり、個別に管理する。

ž 共通IDを付与することによって、属性情報と形状情報を関連づけて、

個別管理やモデルの統合や継承・更新などに活用する。

次図にサーフェスモデルと属性情報の例(イメージ)を示す。

3.3.2 属性情報

属性情報の取扱い

地質・土質モデルは、ボーリング調査結果から得られた各地層に対する土質試験結果等による物理 特性や圧縮強度等の力学特性のような様々な属性情報を扱う必要がある。そのため、地質・土質モデ ルは、形状情報(オブジェクト)と属性情報等で構成され、各段階へモデルを更新していく場合は、

形状情報と属性情報を一体化するよりも、形状情報と属性情報を分離し、「共通 ID」を使用して、

各々を個別に管理するのが有効である。

図 60  3次元地盤モデルの属性情報

出典:CIMにおける3Dモデルの属性利用について  (情報地質学会シンポジウム2013講演論文集)

属性情報の作成(例)

地質・土質モデルにおける属性情報の作成例を次表に、1)〜4)に作成手順を示す。

各分野及び施工段階における個別の属性情報は、必要に応じて追加するものとする。ファイル形式 は、データの流通が容易になるようオリジナルデータやCSV形式とする。

表 27  属性情報の作成例 作成 

対象 

  属性 

概略設計 のための 調査 

予備設計 のための 調査 

詳細設計 のための 調査 

  施工中 

  維持管理 

備考 

ボーリング モデル

1次元地 盤モデル)

IDコード   ○  ○  ○  ○  必須 

深度   ○  ○  ○  ○  必須 

地質情報名

   

○ 

 

○ 

 

○ 

 

○ 

地層・岩体区分名、風化帯 区分、変質帯区分、地山等 級、地下水位、湧水状況や 地質学的留意点(リスク情 報)等 

堆積(優先)

情報

  ○  ○  ○  ○   

特記情報等   ○  ○  ○  ○   

テクスチャ モデル

(準3次元 地 質 平 面 図)

IDコード ○  ○  ○      必須 

地質情報名

 

○ 

 

○ 

 

○ 

    地層・岩体区分名、地質構 造、風化帯区分、変質帯区 分及び地質学的属性など 

カラーコード ○  ○  ○       

特記情報等 ○  ○  ○       

3次元地 質断面図モ デル

IDコード   ○  ○  ○  ○  必須 

地質情報名

   

○ 

 

○ 

 

○ 

 

○ 

地層・岩体区分名、地質構 造、風化帯区分、変質帯区 分、地山等級、地山弾性波 速度層区分、地下水位、湧 水状況や地質学的留意点

(リスク情報)等  堆積(優先)

情報

  ○  ○  ○  ○   

特記情報等   ○  ○  ○  ○   

3次元地盤 モデル 

IDコード   ○  ○  ○  ○  必須 

地質情報名   ○  ○  ○  ○  地層・岩体区分名、地質構 造、風化帯区分、変質帯区 分、地山等級、地山弾性波 速度層区分、地下水位、湧 水状況や地質学的留意点(リ スク情報)等 

堆積(優先)

情報

  ○  ○  ○  ○   

1)IDコード

地質・土質モデルの属性情報では、行を形状情報(オブジェクト)、列を複数からなる属性情報

(属性項目)とするテーブル形式で作成する。IDコードは形状情報と属性情報が一対になるよう 設定する。

2)深度

ボーリングモデルにおける深度は、『ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要 領(案)・同解説』に準拠し、孔口から測った地質情報(地層・岩体区分など)の境界までの距離

を1/100m単位まで記載する。

3)カラーコード

地質情報を描画する際の色をRGBカラーモデル等で指定する。JIS A 0206:2013によるもの を標準とする。また、使用した定義コードを明記する。次表にカラーコードを付与した属性情報

(テーブル)のイメージを示す。

表 28  テクスチャモデル(準3次元地質平面図)の属性情報イメージ

4)地質情報名

各地質・土質モデルを作成する際に使用した地質情報のことである。基本的に地層・岩体区分 名、土質区分名等を記載し、調査目的に応じて計測値や試験結果等を記載する。表 27 の備考に 各モデルに対する『地質・土質調査成果電子納品要領 第4編 3-3-6 地質情報』の「地質情報」

地質情報名等について示す。

5)堆積(優先)情報

堆積(優先)情報は、地層・岩体区分で最も下位層からの堆積順位を示す番号などのことであ る。次図に参考として、地質論理モデルによる堆積順位のイメージを示す。

図 61  地質論理モデルによる堆積順位のイメージ(参考) 

出典:JACIC研究助成「CIMに対応するための地盤情報共有基盤ならびに3次元地盤データモデル標準の検討 研究報告書  平成288月」((一財)全国地質調査業協会連合会)

6)特記情報等

そのほか必要に応じて記載する情報等のことである。

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