• 検索結果がありません。

第4章 介護保険サービス量の推計と介護保険料

4. 地域支援事業の事業量の見込み

(1) 介護予防・日常生活支援総合事業

① 介護予防・生活支援サービス事業

第8期計画における各サービスの必要量(供給量)は以下のとおりとなります。

なお、いずれのサービスについても、供給量は必要量の 100%と見込んでいます。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度 訪問型 予防訪問事業 延人数 23,570 24,748 25,985

生活援助訪問事業 延人数 7,083 7,437 7,808 通所型 予防通所事業 延人数 21,878 22,971 24,119

教室型通所事業 教室数 3 3 3

その他

リハ職訪問通所指導事業 拠点数 2 2 2

リハ職行為評価事業 延人数 700 710 720

栄養士派遣指導事業 延人数 60 65 70

適切なケアマネジメントによりサービスの利用率を上げ、サービスの必要量を確 保するため、生活支援員養成研修の実施及びフォローアップ研修の開催等により、

サービス拡充に取り組んでいきます。

② 一般介護予防事業

すべての高齢者を対象として、地域において自主的な介護予防に資する活動が広 く実施され、地域の高齢者が自ら活動に参加し、介護予防に向けた取組みを実施で きる仕組みをつくります。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度 ひらかた元気くらわんか体操

マスター教室 教室数 24 24 24

ひらかた元気くらわんか体操 実施グループ数 300 310 320

① 地域包括支援センター事業

(ア) 介護予防ケアマネジメント業務

高齢者が要介護状態になることを予防するため、介護予防ケアプランのアセスメ ントを実施します。また、生活機能の改善や自立支援に向けて、必要なサービス事 業の利用につなげるなどの支援を行います。

(イ) 総合相談支援業務

高齢者が住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を継続していくことができ るよう、関係者とのネットワークを構築するとともに、高齢者の心身の状況や生活 の実態を把握した上で、適切な保健・医療・福祉・介護保険サービスの利用につな げる等の支援を行います。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度

総合相談支援 支援件数 28,500 28,500 28,500

(ウ) 権利擁護業務

高齢者に対する虐待の防止や早期発見とその対応、成年後見制度についての情報 提供・活用等、高齢者の権利擁護のための支援を行います。

(エ) 包括的・継続的マネジメント業務

介護支援専門員等に対し、困難事例への指導助言等を行うとともに、関係機関や ボランティア等地域の社会資源との連携・協力体制の整備等包括的・継続的なケア 体制を構築します。

② 在宅医療・介護連携推進事業

医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で自己決定によ り自らが望む暮らしを続けることができるよう、在宅医療と介護サービスを一体的 に提供するため、在宅に関する医療機関と介護サービス事業者などの関係者の連携 を推進します。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度 地域ケア推進実務者連絡協議会等

開催回数 27 27 27

③ 生活支援体制整備事業

小学校区を単位とする、「元気づくり・地域づくりプロジェクト」(第2層生活支 援コーディネーター・第2層協議体の取組み)の支援と、第1層協議体の運営を行 います。また、多様なサービスにおける担い手の養成など、サービス提供体制の整 備に取り組みます。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度

第1層協議体による会議 開催回数 3 3 3

④ 認知症総合支援事業

「認知症初期集中支援チーム」の設置により、認知症初期の段階から適切な支援 が実施できるよう取り組みます。

また、医療機関・介護サービス事業所や地域の支援機関をつなぐ連携支援等を行 う「認知症地域支援推進員」の配置、認知症ケアパスの更新などにより、支援の充 実に取り組みます。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度

認知症地域支援推進員 配置数(人) 17 17 17

認知症ケアパス 配布数(部) 10,000 10,000 10,000 認知症サポーター養成講座 養成数(人) 1,500 1,500 1,500

(3) 任意事業

① 介護給付等費用適正化事業

高齢者の自立を支援するという観点に立って、介護給付を必要とする方を適切に 認定し、真に必要とするサービスを事業者が適切に提供するよう、介護給付の適正

② その他の事業

(ア) 福祉用具・住宅改修支援事業

福祉用具や住宅改修に関する相談、情報提供、助言及び住宅改修理由書作成費の 助成を行います。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度

福祉用具・住宅改修研修 開催回数 2 2 2

(イ) 在宅介護用品支給事業

寝たきりや認知症等により自宅で介護を必要とする高齢者に対して、紙おむつや 介護用品を支給し、在宅生活を支援します。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度 在宅介護用品支給事業 利用者数(人) 5,989 6,472 6,801

(ウ) 傾聴ボランティアの養成

ひとり暮らしに強い不安感を抱いている高齢者等の話し相手となり、孤独感や不 安感を軽減する「傾聴ボランティア」の養成を行います。

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度

傾聴ボランティア 養成者数(人) 30 30 30

第1号 被保険者

23.0%

大阪府 19.25%

枚方市 19.25%

包括・任意 事業費

5. 介護保険財政について

(1) 介護保険特別会計の構造

① 介護保険給付にかかる財政の構造

介護保険給付の財源となる介護保険給付費の財源構成は、下図のとおりとなって います。

なお、第7期介護保険事業計画期間と第8期介護保険事業計画期間との変更点は、

以下のとおりです。

介護給付費財政調整交付金(以下「調整交付金」とします。)は、各市町村の後期 高齢者(75 歳以上)人口の比率及び所得区分分布の状況に基づき、全国平均で5%

となるように国から交付されるもので、本市においては、全国平均と比較して後期 高齢者の割合が低く、所得水準が高いことから、調整交付金の交付率は、第7期計 画期間の実績及び交付基準の見直しを踏まえ、3.13%と見込みます。

5%を占める調整交付金のうち、交付率 3.13%を差し引いた 1.87%は第1号被保 険者が負担することになるため、第1号被保険者の保険料負担割合は《23.0%+

(5.0%-3.13%)=24.87%》となります。

【第8期介護保険事業計画期間の介護保険給付費及び地域支援事業費の財源構成】

○ 介護給付費財政調整交付金の交付率が 3.23%⇒3.13%(第8期の見込値)

地域支援事業費

第1号 被保険者

24.87%

大阪府 12.5%

枚方市 12.5%

介護給付費 財政調整交付金

3.13%

介護保険 給付費

第1号 被保険者

24.87%

大阪府 12.5%

枚方市 12.5%

総合事業 調整交付金

3.13%

介護予防・

総合事業費

(2) 保険料段階の設定

第8期計画期間における保険料段階は、負担能力に応じた負担割合とする考え方 を基本として、第7期と同様に全 15 段階とします。

【第8期の保険料段階】

保険料

段階 対象者

基準額 に対する

割合

1

・生活保護受給者

・市民税非課税世帯の老齢福祉年金受給者

・世帯全員が市民税非課税で、前年合計所得金額+※1 公的年金収入額が 80 万円以下の人

0.30

(0.50)

※2

2 世帯全員が市民税非課税で、前年合計所得金額+※1 公的年金収入額が 120 万円以下の人

0.45 (0.70)

※2

3 世帯全員が市民税非課税で、第1・第2段階に該当しない人

0.70 (0.75)

※2

4 本人が市民税非課税(世帯は課税)で、前年合計所得金額+※1 公的年金収入額が 80 万円以

下の人 0.90

5

(基準) 本人が市民税非課税(世帯は課税)で、第4段階に該当しない人 1.00

6 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 100 万円未満の人 1.15

7 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 100 万円以上 120 万円未満の人 1.20

8 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 120 万円以上 200 万円未満の人 1.25

9 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 200 万円以上 300 万円未満の人 1.50

10 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 300 万円以上 400 万円未満の人 1.55

11 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 400 万円以上 600 万円未満の人 1.75

12 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 600 万円以上 800 万円未満の人 1.85

13 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 800 万円以上 1,000 万円未満の人 2.10

14 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 1,000 万円以上 1,500 万円未満の人 2.30

15 本人が市民税課税で、前年合計所得金額が 1,500 万円以上の人 2.50

(3) 第8期計画期間の介護保険標準給付費の見込額

第8期計画期間における本市の介護保険給付費の見込額は以下のとおりです。

【介護保険標準給付見込額】 (単位:千円)

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度

①介護給付

居宅サービス 地域密着型サービス 施設サービス 居宅介護支援

②予防給付

介護予防サービス

介護予防地域密着型サービス 介護予防支援

③総給付費 =①+②

④特定入所者介護サービス費等給付額

⑤高額介護サービス費等給付額

⑥高額医療合算介護サービス費等給付額

⑦保険給付費 =③+④+⑤+⑥

⑧審査支払手数料

⑨給付費総合計(標準給付費)=⑦+⑧ 3か年総合計

※千円未満四捨五入。端数処理の関係で、合計が記載の金額と一致しない場合がある。

(4) 地域支援事業費の見込額

第8期計画期間における本市の地域支援事業費の見込額は以下のとおりです。

【地域支援事業費見込額】 (単位:千円)

令和 3 年度 令和 4 年度 令和 5 年度 介護予防・日常生活支援総合事業費

包括的支援事業・任意事業費 地域支援事業費合計

【精査中】

【精査中】

保険料のできる限りの軽減と今後の介護保険財政の安定した運営を考慮し、介護 給付費準備基金●億●万●円を3年間にわたって取り崩すこととします。

(7) 第1号被保険者にかかる介護保険料の算定

第8期(令和3年度~令和5年度)の介護保険料は、計画期間における要支援・

要介護認定者数の見込み等により算出した3年間の介護保険サービス及び地域支援 事業の費用と 65 歳以上の高齢者(第 1 号被保険者)の人数をもとに算定されます。

前述の検討を踏まえ、以下の手順で保険料の算定を行っています。

【第8期介護保険料算定の流れ】

A 標準給付費見込額

B 地域支援事業費見込額

C 第1号被保険者負担分((A+B)×23%)

D 介護保険料の軽減にかかる経費

E 調整交付金5%相当額との差額

F 介護給付費準備基金取り崩し額

G 保険料収納必要額(C+D+E-F)

H 保険料収納率

I 所得段階別加入割合補正後被保険者数

J 保険料・年額(G/H/I)

K 保険料基準月額(J/12)

(8) 第8期計画の保険料基準月額

「(7)第1号被保険者にかかる介護保険料の算定」の結果により、第8期計画の 第1号被保険者の保険料基準月額を 0000 円とします。なお、介護給付費準備基金取 り崩しによる保険料基準月額の軽減額は 000 円となっています。

「介護給付費準備基金」の取り崩し前の保険料基準月額

0000 円

「介護給付費準備基金」の取り崩し後の保険料基準月額

0000 円

保険料基準月額の軽減(-000 円)

【精査中】

【精査中】

第 8 期計画期間中の第 1 号被保険者の保険料 基準月額 5,800 円~6,200 円程度(暫定)

※最終的には、介護給付費準備基金の取り崩し額や介護報酬の改定等の要素を踏 まえて算定します。