• 検索結果がありません。

土木工学的除塩技術

ドキュメント内 untitled (ページ 36-42)

(2) 水資源が乏しい場合

① 塩クラストや塩分濃度が高い部位 の土を土木機械的に除去する(

表 面剥離法,スクレイピング法),

② 水で湿らせた捕集シートを地表面 に敷き,塩を十分吸着捕獲してか ら系外に塩を除去する(

塩吸着捕 獲除去法,デハイドレイション法),

③ 白い集積塩をピンポイントで節水 吸引によって塩を除去する(

表層 吸引溶脱法)

④ 地下水からの毛管上昇を遮断す るためにキャピラリーバリアを敷き,

塩 を 含 ま な い 作 土 層 を 客 土 す る

(毛管遮断土層改良法)

などがある。

家庭から廃棄された飲料用ガラスをリサイクルした浸透抑制土壌改良材 と,廃タイヤのリサイクルから生まれたゴム製多孔質浸潤型地中灌漑

チューブを再資源化資材として用い,将来の環境にやさしい生態保全型の 持続的農業のために,砂質土壌における節水型野菜栽培技術の開発を試 みた。

廃棄されたタイヤ

ゴム製多孔質浸潤型地中灌漑チューブ 飲料用ガラス瓶

浸透抑制 土壌改良材 ガラスカレット 発泡ガラス

アフリカの実験

リサイクル資材の節水灌漑への利用

地中灌漑システム

(写真提供:井上光弘)

耐久資材で、農地の保全を行い、持続可能か農業を行うことがポイント

究極の節水灌漑は,作物の消費水量だけを供給し,しかも,省エ ネルギー・リアルタイムシステムで,簡単な水管理が特徴である。

鳥取砂丘で生まれた先端環境技術で砂漠を緑に

− 廃ガラス瓶と廃タイヤを用いた節水栽培技術が砂漠を救う − 低水頭(25cm水頭)の状態で作物根による吸

引力と土壌の吸引力に応じて,自動的に供給 する灌漑方式が,より節水灌漑になるし,水 管理を容易にでき,しかも,収量も多い。

水位一定低水頭灌漑法

雨季の水を根群域に集め,余分な水は地下 水を涵養し,適切な土壌水分環境を保つ土壌

浸透抑制層が重要な役割を果たしている。 地下水

根群域 古代クーゼの知恵

古代古墳の知恵

砂質土壌

土壌浸透抑制層 野菜栽培

礫やリサイクル資材な どをキャピラリーバリア として、一面に敷く。

6 . おわりに

広範囲の塩類集積地を農地として回復する除塩技術として,

種々の方法を組み合わせて,経済的で持続的に実現可能な方 法を模索する必要がある。

例えば,

①土木工学的に表面剥離法で地表面に析出した塩を除去して からリーチングを行い,ファイトレメデーションによって土層を改 良する。ここで,除去した塩の問題や二次的塩類化の問題を解 決する必要がある。

②塩類集積地の上に礫やリサイクル資材などのキャピラリーバ リアを一面に敷いて上部に塩を含まない新しい作土層を客土す る。ここで,キャピラリーバリア資材や新しい土の入手の問題を 解決する必要がある。

いずれにしても,塩類化の状況を非破壊センサーでモニターして

土を診断すること,塩類化リスク評価法を確立すること,長期間

の農地の塩収支を考慮し,それぞれの立地条件に適した除塩

技術を採用することが肝要である。

乾燥地の農業形態と開発上の対策(課題)

乾燥地の農地で,不適切な灌漑による塩類集積地がみられる。そ こで,塩類集積地の除塩技術について,有効と思われる具体的な 方法を3つ列挙しなさい。

平成24年10月26日

(1)

---(2)

---(3)

地球環境 緑化保全

乾地緑化保全学概論

(4) 学籍番号( )

氏 名 ( )

ドキュメント内 untitled (ページ 36-42)

関連したドキュメント