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第3章  製品・技術に関する紹介や試用、または各種試験を含む現地 適合性検証活動(実証・パイロット調査等)

3.1  製品・技術の紹介や試用、または各種試験を含む現地適合性検証活動(実証・パイロ ット調査)の概要

3.2.2.3 土地利用状況・設備設置位置の検討

3-4 参照)。予測していた水量より大幅に温泉量が少なく、Mini-DTEC を適用して発電でき る電力量は、わずか4.7kWと算出された。

図3-4 チソロック地区における Mini-DTEC 適用概算出力検討結果

図3-5 チソロック地区の Mini-DTEC 設置候補検討

3.2.2.4 村落・サイトへのアクセス状況

プラブハンラトゥからチソロックまでのアクセスは、舗装路のため比較的良好であり、

Mini-DTEC を設置する場合の本体輸送に関しては、温泉保養施設入口までは問題ないが、

入口から源泉へアクセスするには、河川幅25m程度の河川を跨ぐ吊り橋を使用する必要が ある。この河川横断箇所については、現状のユニット重量を許容する仮道工事が必要と判 断される。あるいは、対岸にMini-DTECユニットを運ばないとした場合、ユニットは温泉 施設から川を挟んで手前側の橋の脇(現在バイクなどの駐車場になっている部分か、その 脇の公園部分)が候補地としては有力である(図3-5参照:ポイントC1)。

しかしながら、当該サイト候補地については、現時点では利用可能な湯量が少ないため、

5kW 程度の発電量での提案となってしまいプロジェクトとしては現実的な提案は困難と判 断せざるを得ない。

ただし、将来的に温泉熱源の開発が進み湯量が確保できるのであれば、温度的には問題 なく、かつ発電した電力で温泉施設の小規模お土産工場などへの電力供給、夜間街灯など の電力供給に利用し、「イ」国におけるMini-DTECの実証施設として観光客、その他関係機 関への視察、再生エネルギー教育機器としての効果など、大きな期待が持てるサイトであ ると考える。

3.2.3 候補地の選定

スカラメ地区及びチソロック地区の2カ所の対象地区を調査した結果から、Mini-DTEC適 用サイト候補地の選定評価表を各種条件から下記の通り作成して、その評価上の優先順位 を検討した。チソロック地区については既に説明したとおり、十分な発電を行うには熱源 となる温泉水の流量が不足しているため、表3-1の通り候補地はスカラメ地区の3カ所を評価 の対象として検討した。

表3-1 Mini-DTEC設置候補地選定評価表

(設置の難易度 易(○:+1)普通(△:0)難(×:-1) スカラメ(S1/S2/S3) チソロック(C1)

スカラメ地区の3カ所の候補地のうち、S2に関しては地権者が外国籍(カナダ)のため、

土地買収の交渉が困難であるとの情報を得たため、マイナス評価とした。残るS1とS3に関 しては、施工時の配管の長さを考慮した場合、熱源に近いS1の方が有利であり、村落道か らサイトまでのアクセス道の問題はあるものの、カウンターパート機関による所掌範囲で あることから、現段階ではS1を第1候補、S3を第2候補とした。

対象サイト 設置 場所

熱源 温度

熱源 流量

冷水 温度

冷水 流量

アクセス 地権 配管 長さ

保守 管理

難 易 度

特記 事項

スカラメ地区 スカラメ村

S1 ○1 ○1 ○1 ○1 ×-1 △0 ○1 △0 4 第一候補

S2 ○1 ○1 ○1 ○1 △0 ×-1 △0 △0 3 地権交渉

S3 ○1 ○1 ○1 ○1 △0 △0 ×-1 △0 3 第二候補

チソロック地区 ワグンサリ村

C1 ○1 ×-1 ○1 ○1 ○1 △0 ○1 ○1 5 熱源流量

不足

S1

S2

スカラメ地区 MiniDTEC 設置候補地

S3

Heat Source

Sukarame Village

National Park