1. ポニーで競技に出場するポニーライダーのための障害馬術競技会としては、次 の種類がある:国際競技会(CSIP)、公式国際競技会(CSIOP)、選手権大会。
2. CSIP あるいは CSIOP を、大陸選手権大会の開催週に行うことはできない。
3. CSIP は主催 NF の個人選手、および参加 NF 数に制限を設けず諸外国からの個 人選手を対象とする国際競技会である。
3.1.CSIP 競技会はポニーを貸与する形式の競技会として行うことができ、その場合 は CSIP(貸与ポニー形式)などのように明示しなければならない。
3.2.「ネーションズカップ」と表記できない、完全な非公式団体競技を行うことが出 来る。
3.3.外国人選手も参加できる障害馬術競技を3競技以上設け、FEI 規程に従って開催 しなければならない。
4. CSIOP はチームを派遣する3NF 以上を対象とする国際競技会である。
4.1.該当する競技種目規程に定める通り、公式団体競技と公式個人競技を含めなけ ればならない。
4.2.同一国で1暦年の間に開催できる CSIOP は屋内で1回、屋外で1回の合計2回ま でとする。
4.3.CSIOP は、既に競技カレンダーに組み込まれているポニー国際競技会の開催を 妨げない場合に限り、FEI 事務総長の判断によってその年のカレンダーへ組み 込みを認められることがある。
4.4.このような競技会へは主催国から1チーム、外国からは各 NF につき1チームが 参加できる。
4.5.どの競技種目でもポニー・チームは選手4名とポニー4頭で構成し、このうち上 位3選手の成績をカウントする。3名構成のチームも認められる。
4.6.CSIOP と CSIP を一緒に開催することができる。
5. 国際団体競技会
障害馬術規程(障害馬術規程第265条2を参照)に則って開催することができる。
6. 貸与ポニー形式の国際競技会(一般規程第111条を参照)
6.1.FEI 障害馬術部門ディレクターの同意があれば、組織委員会が提供するポニー を使用して CSIP と CSIOP を開催することができる。大陸選手権大会では認め られない。
6.2.チルドレン規程第4条3に記載されている貸与馬形式での競技会規則を適用しな ければならない。
7. 選手権大会を含め、本規程を適用する競技会の参加申込では、申し込みを行う ポニーを特定しなければならず、どの選手も自分が参加申込したポニー以外の ポニーに騎乗することはできない。
第6条 大陸選手権大会
1.毎年、各大陸にて障害馬術の大陸選手権大会を開催することができる。ポニーラ イダー対象の障害馬術大陸選手権、馬場馬術大陸選手権、総合馬術大陸選手権は できる限り同一競技会で行うべきである。
2.大陸選手権大会はできるだけ学校の長期休暇中に開催する(7月中旬から8月 末)。
3.大陸選手権大会は屋外で開催する。
4.ノンオープン大陸選手権大会への参加は、該当する大陸にあるすべての NF に限 定される。ヨーロッパ域外からの NF 参加申込を障害馬術委員会が受諾するかは、
当該選手権大会に受け入れできる人数的な余裕があるか否かによる。ノンオープ ン FEI ヨーロッパ選手権大会にヨーロッパ域外の NF から参加が認められた選手 については、タイトルやメダルを受賞する権利はない。
5.FEI が CSIOP と選手権大会の開催を承認する。選手権大会の開催を希望する NF は、一般規程に定める要領で申請しなければならない。
6.選手権大会は一般規程、該当種目の競技会規程及び本規程を厳格に遵守して開催 しなければならない。
7.大陸選手権大会は、主催 NF を含めて4NF 以上の参加があって初めて開催できる。
ただしヨーロッパ域外では、主催 NF を含めて2NF 以上からの地域チームの参加 があれば開催できる。選手権大会開催前であっても、参加申込の締切り後に出場 を取り止めた NF については、出場とみなされる。
8.所属 NF から公式に参加申込のあったチームと/あるいは個人選手だけが出場で きる。
9.ポニーライダーと/あるいはポニーは、1暦年内の同じ大会では同じ種目にのみ出 場することができる。
第7条 国際競技会と選手権大会への出場資格
1.ポニーライダーは、該当する年齢に達していれば、ポニーライダーとしての資格 を失わずにヤングライダー、ジュニアと/あるいはチルドレン対象の競技に出場 することができる。
2.ポニーライダー、ジュニアあるいはチルドレンは、同一競技会において各々のカ テゴリー競技とシニア競技の両方に参加することはできない(障害馬術規程第 255条を参照)。
3.該当する年齢に達している選手は、2つ以上のカテゴリーで競技や選手権大会に出 場できるが、各競技種目につき、大陸選手権大会に出場できるのは一暦年で1カ テゴリーのみとする(一般規程第124条1を参照)。
第8条 経費と特典 1. 競技会
ポニーライダーを対象とする競技会の組織委員会は、ホテルかユースホステル、
あるいは個人家庭への宿泊と資金援助について招待選手の所属 NF と交渉する こと、およびこれを提供することは自由である。
2. 選手権大会と CSIOP
2.1.NF は自国のチーム監督、選手、グルーム、ポニーについて、選手権大会と CSIOP 開催地への往復旅費を負担する。
2.2.組織委員会については上記1. に同じであるが、以下に最低限の必要項目を示す:
― ポニーの厩舎と飼料を無償で提供しなければならない。
― グルームはできるだけ厩舎近くに滞在できるようにする。
2.3.役員については、一般規程を適用する。
3. 特典はすべて、競技会あるいは選手権大会の開催前日から終了の翌日まで供与 される。
4. 適正な金額であれば参加申込料を徴収してもよいが、FEI の承認が必要である。
ヨーロッパ選手権大会については、ポニー1頭につき参加申込料の上限を500 ユーロとする。
5. チーム監督は競技会開催期間を通して、そのチームと/あるいは個人選手の行 動に責任を負う。損害が生じた場合は、チーム監督とその所属 NF が責任を負う。
選手が個人家庭に宿泊しない場合は、チーム監督がそのチームと/あるいは個 人選手と同泊しなければならない。
上訴委員会は損害額を査定する権限を有する。競技場審判団と/あるいは上訴 委員会は、容認しがたい行為については競技会期間中を通してどの時点であっ ても、FEI 司法制度に従って罰金を科し、またそのチームと/あるいは個人選 手を失格とすることができる。
第9条 褒 賞
1. CSIP では賞金を授与することができるが、選手権大会では認められない。
2. ジュニア規程第9条を適用する。
第10条 ポニーの調教
1. 競技会の第1競技が行われる前日の18:00から、競技会全体が終了するまで、参 加ポニーは競技会あるいは選手権大会の開催地内外で選手以外の者が騎乗して 調教してはならない。これに違反した場合は失権となる。しかし選手以外の人 物が FEI スチュワードの監視下で調馬索運動や引き運動などを行うことは認め られる。
2.馬の健康とウェルフェアを第一に考え、働いている公式 FEI 役員、あるいは獣医 師による許可がない限り、いかなる目的でもポニーを厩舎、競技エリアあるいは スチュワード管轄区域から退出させることはできない。
3.各ポニーは、到着時に主催者から提供される個体識別番号を、競技会期間中を通 して使用する。スチュワードを含むどの役員でもポニーの個体識別ができるよう、
厩舎から出る時にはいつでもこの番号を付けていることが義務づけられる。この 番号の提示を怠った場合は先ず警告カードが渡され、再犯の場合は競技場審判団 あるいは上訴委員会から当該選手に罰金が科せられる。
第11条 役 員
1.CSIP 競技会における審判員の任命は、CSI2* について定めた障害馬術規程第259 条に従わなければならない。
2.ポニー競技会に経験のある役員を競技場審判団と上訴委員会に加えるよう、組織 委員会へは強く進言するものである。
3.障害馬術の大陸選手権大会では、FEI が審判長と技術代表、外国人獣医師代表を 任命しなければならない(本付則第22条9と第22条11を参照)。
障害馬術の大陸選手権大会については、競技場審判団メンバーの2名以上をレベ ル3かレベル4の障害馬術審判員リストから選ばなければならない。その他の審判 員については、レベル2以上の障害馬術審判員リストから選ばなければならない。
4.障害馬術競技で水濠障害が設けられている場合は、競技場審判団メンバーとして 審判員を1名追加しなければならない。
選手権大会、および CSIOP での団体競技とグランプリでは、水濠障害審判員は少 なくとも国内審判員でなければならない(障害馬術規程第259条1を参照)。
第12条 パスポート
1.一般規程第137条と獣医規程第1010条2を参照のこと。
第13条 ポニーの体高測定
1.獣医規程の付則 XVIII と一般規程第137条を適用する。
2.CH-EU-P に出場するポニーはすべて、競技開始前に現場で測定する。諸々の CSIP では無作為に体高測定を行うこともできる。
3.ポニーの FEI 定義は本付則第4条に従う。しかしながら FEI のポニー体高測 定は競技環境の中で行われることに鑑み、競技の現場で体高測定が行われた ポニーについては、競技への出場許可条件として蹄鉄なしで150cm 以下、あるいは